ひきこもり

怠け者になりなさいの思想

水木しげる先生の思想を誤解していました。「怠け者になりなさい」という先生の言葉を私は、がんばらなくてもいいんだよ、自分のペースで生きていけばいいんだよ、そんなありがちなメッセージのひとつと解釈していたのです。が、水木先生のエッセイを読んで、それが全然ちがうということに気付かされました、こうなのです。 「99%の人間は無能なんです。いくら努力したって始まらないです。無駄な努力というものです」 by 水木しげる  我々しもじもの人間をバッサリと切っておるではないですか。おやおや、では水木先生自身はどうなんですか? というと「水木さんはアタマが良かったから」とおっしゃるのです。先生は我々の仲間ではな...
ひきこもり

ひきこもりニューノーマル

5ヶ月ぶりにJRの電車に乗りました。けっこうな数の民衆が、マスクをし、座席にすわってスマホをしております。民衆は自粛なんてしていないのですかな。  ながらく民衆から遠ざかっていたので、車内では圧迫感を感じました。少しでも民衆から距離をとろうと(無理なことですが)、出入り口のわきに立ち、自分が降りる駅までじっと耐えていたのです。  常々民衆と共に生きようと思っていながら、コロナさわぎ以降は、民衆の集う場にはいっさい行かずにいました。コロナもしばらくすれば収まるだろう、無理に外出するには及ばない、そう考えて、6畳間に寝そべって天井を眺めながら自粛を満喫しておったのです。  でもそれも私にひきこもり...
よもやま話

なまけ神の安楽死論

安楽死の法制化の議論というのは、人を殺しても殺人罪に問われないようにするためにやる政治的手続きのことです。今話題になっている「ALS患者の嘱託殺人」を例にとれば、患者に致死薬を投与して殺した2人の医師を、殺人罪にしないための法律をつくることです。  法制化の議論において、安楽死の当事者というのは、殺されたALS患者の女性ではない、殺した二人の医師です。死んだ人の罪は問えないので、殺された側は関係がない(死体を裁く法律はない)。  安楽死の法制化というが、具体的にはどういうことか。それは誰なら殺しても殺人罪にならないか、人間の命に優劣をつけて、「例外リスト」をつくることです。私個人としては、こん...
ひきこもり

特別給付金10万円を世帯主が渡してくれるか心配問題について

なまけ神の結論。部屋で素振りをすれば、何も言わなくても世帯主が10万円渡すようになります。  もらえるはずなのに「受け取れない」、そんなことでは困ります。国民一人ひとりに給付された10万円をネコババする不逞な輩を許してはなりません。非暴力不服従とはこういうことではない、ガンジーだっていざとなれば飛び蹴りくらいしたと聞いております。  素振りってどうやるのかという人に是非見てもらいたいのが、世界のホームラン王、王貞治の気迫あふれる素振りです。見てエナジーを受け取って欲しい。   さすが王さん。素振りの格が違います。日本刀(真剣)をつかって、天井から吊るされた紙を切るなんて、正気の沙汰ではありま...
よもやま話

書評『自立へ追い立てられる社会』の第15章

『自立へ追い立てられる社会』の15章「教育支配からの逃走、戦略はゾミアが知っていた」伊藤書佳、を読んで語る、よもやま話です。  金井康治。たぶん誰もしならないだろうけれど、金井闘争の当事者です。金井闘争とは、金井くんが養護学校はイヤだ、障害があっても普通学校に通いたいと主張するも、学校に拒否されて通えない、それにもめげず自主登校という形で無理やり学校に行くも、文字通り門前払いをくらい外で立ち尽くすという、そんな40年くらいまえの闘争のことです。金井くんは、当時小学生。  そのあと小学校には行けなかったものの、中学校からは普通学校に行けるようになります。でもそこで待っていたのはクラスメイトからの...
love寂聴

love寂聴 第11号 発売!!

love寂聴 第11号 A7 カラー 32ページ 2020年7月23日発行 お布施 20円 祝・白寿/寂聴名言集/ <寂聴先生関係なしの外伝・米山隆一伝>/ 危険信号・芦田先生が右旋回/生臭い有料アプリ/  *  2009年に第1号を作ってから早11年。2年ぶり11冊目のlove寂聴が完成しました。今回は寂聴先生でも、瀬戸内寂聴2世・芦田愛菜先生でもなく、どういうわけか米山隆一氏にスポットを当ててしまいました。誰も望んでない内容なのに32ページ増量となっております。  本来であれば、模索舎に納品したり、なんかの会に参加した時にどさくさにまぎれて手売りするのですが、コロナさわぎで、それができにく...
ひきこもり

ひきこもり個人事業主は持続化給付金がもらえる説

誰もが10万円もらえるあの特別定額給付金のことではなく、前年と比較して売上げが50%以下の個人事業主がもらえる持続化給付金のお話です。  結論から言うと、俺はもらえたぞ! うひょー。自称・個人事業主の人であれば、ブロガー、ユーチューバー、フリーランス、アフィリエイター、作家、アーティストなんでもいい、言ったもん勝ちの職種であれば、誰でも持続化給付金を申請できる仕組みになっている。  これは私が発見したわけではなく、インターネット上ではそういうことを言っている人は何人もいました。ただ私が「世の中そんな甘いもんじゃない」「汗水流して働きなさい」といった偏見におかされていて、一顧だにせずスルーしてい...
よもやま話

レベルの低い料理の話

ついに料理をおいしくする方法を発見しました。味の素をかけることです。あの化学調味料といわれる、なんだかわからないアレをちょこっと振りかけるだけで、なんでもかんでもおいしくなってしまう。衝撃を受けました。  自然に存在しないものは体に良くないと信じて、避けていた化学調味料が、肉も野菜もおいしくするのです。だしの素、鶏ガラスープの素などいろいろ名前は違えども、結局は同じ「謎の粉」です。  本来であれば、昆布・かつおぶし・にぼしなどから自然のダシをとる。これらを鍋で煮ればうまいダシはとれる。化学調味料なんか、すっこんでろです。  でも現実に1人分の昼飯をつくるのに、いちいち昆布を煮てまでダシをとろう...
よもやま話

気持ちは年をとらない

人間の「気持ち」というのは、15歳~20歳くらいで止まっていて、それ以上は歳をとらない。48歳になっても、この先60歳、70歳になろうとも、気持ちは若いままです。  もう30歳だ、40歳だ、俺ももう若くはないんだと言って、おじさんぶってみても、おじさんの演技をしているだけであって、やはり気持ちは若い頃のままなのです。みんなそうです。  町にいる、おじいさん、おばあさんが円熟もせず、人徳兼ね備えない、我がままな人間なのも、気持ちが若いからです。中身は中学生なのです。そうだとわかれば、みなさんも日々目にしているあれやこれも納得できるのではないでしょうか。年寄りの皮をかぶった中学生が、町中でいきっと...
よもやま話

クソポエム

クソポエムⅠ 野菜不足を 野菜ジュースで補おうとしている時点で 貧乏人です こころがまずしい 野菜不足は 野菜を食べて解消する 野菜を食べなはれ  はよ   はよ クソポエムⅡ 夕方過ぎの 半額シール 油っこいおかずと 冷えたご飯 コカコーラは 砂糖水 貧困と  肥満の   直列配列
よもやま話

書評『三人姉妹』

「モスクワへ、モスクワへ」と三人姉妹がただ言い続ける作品(戯曲)。読んでない人はまさかそんなはずはないと思うかもしれないが、読んだことのある人なら、当たらずといえども遠からずと思っていただけるのではないか。  井伏鱒二や太宰治も大好きだったロシアの文豪チェーホフの四大戯曲のひとつです。アイドルも舞台で演じています。そういうきっかけがなければ、誰も読まない作品だと思う。三人姉妹より、『桜の園』のほうが有名だけど、あえて三人姉妹を取り上げます。  両作ともつまんないけど、桜の園がつまらないのには理由がある。主人公の貴族たちが没落していく一番の理由が、農奴制度(奴隷制度)の廃止だからです。主人公たち...
よもやま話

書評『回想の太宰治』

津島美知子『回想の太宰治』がおもしろい。内容を一言でいうなら、太宰おちょこ伝です。  その前に、読書人たるもの、作家の書いた小説を読むべきです。作家がどういう人だったとか、作品の舞台裏とか、そんなことは関係ないはず。が、作家が故人であると、もう新しいものを読むことはできないわけで、ファンとしてはこういう回想録に手をだしてしまうのもしかたがないこと、と言い訳をしておきます。  太宰の本妻が書いただけあって、しみじみと太宰の器の小ささを後世に伝える、いい逸話がたくさん書いてあります。そのなかで、私の心にいちばん響いたのが、太宰の〝ケチっぷり〟です。  太宰は小説のなかで、自分は吝嗇だ、ケチだという...
よもやま話

Zoomでモアイ像にはなりたくない

ポートレイト(肖像写真、人物写真)において一番やってはいけないことは、下から撮影することだと聞いております。下から撮っていいのは大仏とゴジラだけ。  Zoomを使った、オンライン飲み会、オンライン会議をやるにあたって、私が気になったのもその点でした。  Webカメラというは、たいていノートパソコンの枠の部分についています。つまりノートパソコンを机の上においてZoomをすると、もしくはスマートフォンを机の上においてやると、必然的にカメラは下から見上げる角度で撮ることなります。ポートレイトでタブーとされている、下からの角度です。  Zoomに参加している人の何人かが、イースター島のモアイ像のように...
ひきこもり

告知『いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり』

只今発売中の『いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり』林恭子・斎藤環編に、私もちょろっと書いております。  自分の文章って、書いてからしばらく経つと恥ずかしくなるので、どうしても読めないかったのですが、現実逃避して見本誌を放置しておくのもよくないと思い、先ほど勇気を出して自分の書いたものを読み返してみました。  ちょっと前半、文章がもたもたしているけれども、後半になればちょっとおもしろくなるぞ。よかったら手にとって読んでみてください。生臭いけどアマゾンのアフィリエイトを貼っておきます。
よもやま話

ひきこもり名人の「バリカン選び」

コロナ騒ぎの影響を受け、バリカンが売れているとか、いないとか。ご存知のこととは思いますが、私はコロナとは関係なく20年間、バリカンでセルフカットをしております。そんな私から〝丸刈りセルフカット〟デビューしようと思っている君へ、必須道具バリカンの選びかたについて、ちょっぴり語ってみたい。  結論を言ってしまうと、自分ひとりで、バリカンを使って丸刈りにするというのであれば、バリカンは何でもいい。どこのメーカーのものであっても幸せになれます。これから買おうとするのなら、安いやつでかまいません。  私も安いという理由だけで「IZUMI」という聞いたこともないメーカーのバリカンを長年愛用していました。た...
よもやま話

卵は完全食

人間が生きていくのに必要なものはすべて卵の中につまっている。一日一個食べれば、完全な調和が手に入る。  卵は宇宙である、食べすぎてはいけない、一日どんなに多くても二個までにしたまえ。  朝に卵を食べたのなら、もうその日は卵は食べない。逆に、朝食べていないのなら、お昼には、是非とも卵を食べたい。  卵は完全食である、これだけは必ず覚えておいて欲しい。卵なしにひきこもることは不可能だと思ってもらいたい。それがなまけ神からの教えです。  ゆで卵は沸騰したお湯に7~8分、基本は弱火でことこと茹でつつ、勝負所のラスト1分、中火でぐつぐつ茹であげます。そうすると、とろりとした半熟卵になる。完全な卵が、さら...
よもやま話

ひきこもり個人事業主がやるべき、コロナウイルス対策に関する申請手続き【まとめ】

やあ、自称・個人事業主諸君。アフェリエイトだったり、ユーチューブだったり、ヤフオクやメルカリでコツコツと物を売って、ちょっぴりと稼いでいる個人事業主たちよ。もしくは、作家だ、ライターだ、フリーランスだと言い張って、わずかな原稿料を、年に数回受け取るだけの底辺文豪たちよ。  ひきこもり業界にはこんな個人事業主が数多いるとか、いないとか。そんなひきこもり個人事業主の楽しみというのは、稼ぎが多い少なではなく、書類の手続きはしっかりやって、働いている気分を味わうこだと聞いております。コロナさわぎで、我々も影響を受けているわけですから、個人事業主に対する救済制度があるならば、申請するしかありません。  ...
よもやま話

商品レポ『シャープのマスク』

もうすぐ品不足も解消して、マスクの価格が下がるであろうことは、目に見えているのですが、ないものはない。このご時世、マスクなしに買い物するのは気がひけるので、インターネットで話題の「シャープのマスク」を購入しました。  シャープの通販サイトでのみ買える一品です。が、どういうわけか、名前とメールアドレスと電話番号を入力して応募ボタンを押すと、エラー画面が出るという、鬼のような仕様になっておりまして、まともな人間であれば、すぐに買うのを諦める。ですが、私はまともではありません。エラー画面が出ても挫けず、ブラウザを更新、F5ボタンを連打、連打で、ひたすら応募を繰り返していました。ファミコン仕込みの連打...
ひきこもり

なまけ神の「STAY HOME」

なまけ神にとって、「STAY HOME ウチで過ごそう」なんてものは、袋の中のモノを取り出すのと同じくらい簡単なことで、気にもとめていませんでした。  昨日など、あんまり夜ふかしばかりするのは良くないと思い、早めに寝たのですが、起きる時間はいつもと一緒でした。寝る時間だけが増えたのです。これが、なまけ神(怠惰之神)の力です。  そんな、なまけ神でもステイホームにおいて、しくじったなということがいくつかあります。なまけ神が失敗したのですから、なまけていない、凡庸な民ならなおのことと思い、反省を込めて書き並べておきます。三点、こんなことをしてしまいました。 ・コロナウイルスの情報収集  コロナが流...
よもやま話

商品レポ『ネギカッター』

1回使えば元が取れる、勝ち組料理アイテム、それが『ネギカッター』です。これを使えば、千切りより細かい白髪ネギが簡単につくれます。  カッターの刃が7枚並んだ形状のもので、刃先をネギの表面に差し込み、ゆっくりと引くだけで、細かい千切りができるのです。  アッハッハッなのです。料理人の技が、こうも簡単にできてしまうのですからな。愉快でたまりません。この神の料理器具が、ダイソーで100円+税で手に入ります。  ネギカッターを使うためにネギを買ってしまう、そんな逆転現象が起きてしまうくらいの、すぐれた一品。超お薦めですぞ。
よもやま話

書評『走れメロス』

太宰治が、走れメロスを書くきっかけになったのが、熱海事件といわれるものです。  どういうものかというと(細かいところは省略します)、旅行で借金をつくった太宰が、親友である檀一雄を借金の人質として旅館に残し、東京に金策にでかけました。だけど太宰は行ったっきりで戻ってこない。壇がしびれをきらして東京に行くと、太宰は井伏鱒二と将棋を指していたのです。あまりのことに壇が憤慨すると、太宰は「待つ身がつらいかね、待たせる身がつらいかね」と言ったという。壇は、それ以上、太宰を責めなかった。  メロスは走ったけど、太宰治は友情と信頼のために、一歩も走らなかったのです。ただ、熱海の檀一雄をなかったことにして、放...
よもやま話

書評『お料理一年生』

これ一冊で、すべての料理をつくってきました。そして20年間、ずっと一年生のままです。ネギは茹でて食べるのか、それとも生で食べるのか、それすら分からないレベルの人向けの料理実用書であります。 「塩少々」と言われても、具体的にどれくらいの量なのか分からない。それほどひどい料理音痴に、手取り足取り、お料理一年生〝先生〟はやさしく教えてくれます。  私もこの本のおかげで、もやし、キャベツ、ほうれん草、ネギの食べ方を知ることができました。感謝。先生はお料理のことならなんでも知っています。  私は、『お料理一年生』をひきこもり推薦図書とすることにしました。  ひきこもりに必要な体力・免疫力をつけるのに、バ...
よもやま話

続・コロナとひきこもり

コロナ騒ぎで、もう1ヶ月くらい自主隔離しています。「コロナウイルスなんてただの風邪だ、関係ねえ」なんていう予想は外れに外れてしまい、お恥ずかしい限りです。予想を外したのにもかかわらず、自主隔離をしていたのは、寝たきり老婆ママンに感染させたらまずいなという孝行心からです。今思うと、ママンのおたけびは、コロナウイルスの流行に対する警告だったのですな。  そんなわけで、日々、座布団を枕がわりにして畳に寝転び、天井を眺めながら空想をしております。  空想の種は、たんぽぽの綿毛のように、ふわふわと6畳間へ飛んできます。例えば、アイドル歌手で一番歌がうまいのは誰か? そんな空想の種が春の陽気とともにやって...
よもやま話

メリカリでポイント消化

当たるはずもない懸賞やプレゼントに応募するやつはバカだよ。人一倍運が悪いくせに、人生うまくいってないくせに、せっせと応募ばっかして外しまくって、みっともねえとはそういうことさ。懸賞乞食にだけなりたくない、そう思いつつ、ひそかに懸賞やプレゼントにエントリーしている、48歳のひきこもりおじさんが、いるとか、いないとか。  うひょひょひょー、当たったぞーい、冴えない人生に光が当たったぞー、メルカリの、「パシャシュッピーン」キャンペーンに参加していたら、メルカリポイントが1万円分も当選しました。勝ち組だ、うれぴー。  ただ、もらえたのは「期間限定ポイント」ですので、大急ぎでメルカリで買い物をすることと...
ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー

いまさら質疑応答

人前で話すときに、私が心がけていることはことは早口にならないようにすることです。プレゼンやスピーチの本を読んでみてください、たいてい早口になってはいかん、と書かれております。だから2/2のたんぽぽ子育て講演会のときも、そのことを強く心がけて話をしておりました。その結果、 「すごく、もっさりしていた」 「おじいさんみたいだ」  と終わったあとに、言われてしまいました。話し方が遅すぎたのです。  予定していた話も消化できませんでした。しかたなく質疑応答のコーナーで、ひきこもり生活の極意について話すことになりました。そのせいで質疑応答のコーナーは、質問をもらうだけで、なにも答えないという、そのような...
ひきこもり

だめ人間のTODOリスト

だめ人間はできもしないTODOリストを作成する。優先度が高い順にやることをリスト化して並べていき、上から順番にこなしていく、はずなのだけれど。  いつも、最初だけなのです。TODOリストを作った直後だけ張り切ってやりますが、すぐに飽きてしまい、やらないリスト、放置リストになってしまいます。もうお気づきでしょうが、48年間、私が繰り返してきたことでございます。  そんな嘘TODOリストをつくっては、インチキ自己啓発に失敗してきた私が新たに発明したのが、一本絞りTODOリストです。やることが2つでは多すぎる、1日にやるとは1つまでにする。例えば或日の私のTODOリストはこんな感じです。  ・畳んだ...
よもやま話

コロナとひきこもり

コロナウイルスなんてただの風邪だ、関係ねえ、と思いつつ9日間ほど部屋にこもっていました。  私自身がコロナに感染しようと生き延びる自信はあるのですが、万が一、10万分の1の確率で感染したとして、そのコロナウイルスが私を通じ、ビリヤードの玉のように、コロコロと寝たきり老婆ママンめがけて転がっていったらどうなるでしょう、ママン即死するんじゃないか、そんな怖い空想すると外出しようという気になりません。  でもさすがに9日間もこもっていると、もんもんを通り越して、ノイローゼのようになってきました、朝から寝るまでずっとユーチューブを見ているのですからな。このままユーチューブゾンビとして一生を終えるわけに...
ひきこもり

手続きをしない無職はどんづまる

本日、自立支援医療の更新の手続きをしてきました。面倒ですが、毎年やらなきゃいけないことです。今年は診断書も必要だったので、クリニックにも行ったり来たりして、あれこれと用意し、いつもよりもさらに面倒でした。社会保障というのは、個人ではなく世帯単位の収入が重要となってきます。なので必要書類として、家族の健康保険証が必要。私の場合ですと、寝たきり要介護5の老婆ママンの保険証が必須となります。  アガガガガアァァァァァァーー。毎朝の5時からおたけぶママンの保険証を、なんとかダディーから借りて、いざ区役所へと向かうのです。私はプロですから、すべての書類をひとつも欠けることなく一発で揃えることができます。...
よもやま話

プリンター無抵抗主義

1年に1度、年賀状をつくるとき以外は、地味で静かで目立たないくせに、インクの減りだけは抜群に早い。そんな世界中で、使用者をムカつかせ続けるパソコン周辺機器、それがプリンターであります。  ひきこもりパソコン博士として、「どこのプリンターがいいか?」とIT弱者の方からよく聞かれるのですが、私も20年以上プリンターと付き合ってきました。何台ものプリンターを使用してきました。純正以外の互換インクも試したり、スポイトのようなものを使い、手作業で100均ダイソーインクをタンクに注入したこともあります。維持費を安くするための、あれやこれやの工夫をこらして、プリンターと付き合ってきました。そしてこのような結...
ひきこもり

囚人とひきこもり

懲役刑を科せられている囚人の作業に払われる賃金(報奨金)は、月当たり約4200円だとか。時給にすると、まあせいぜい30円くらいですかね。  一方ひきこもりはというと、クローズアップ現代でも紹介された秋田県藤里町の中間就労支援「お食事処 こみっと」の場合ですと、時給150円~となります。囚人の約5倍も貰えるのです。  でも罪をおかしていない、ひきこもっていない秋田県人の賃金は時給860円~ですから、それと比べるてしまうと、比べてはいけないのでしょうが、ひきこもりは労働者よりは囚人に近い存在なのです。アイツラは、ひきこもりのことをそのように扱っているです、そのことをよく肝に銘じておきましょう。
よもやま話

社会的信用のない人用カード

ファミリーマート、すき家、マツモトキヨシの3店で「デビットカード」というのを使ってみました。初めてなのでおどおどと、びびりながらではありましたが、意外とすんなりと使えた。  なぜ、にわかにこんな怪しげなカードを使い始めたかというと、それは、デビッドカードを3回使うと1000円キャッシュバックされるという乞食キャンペーンに参加するためです。浅ましいとはこういうことですな。  ジャパンネット銀行のキャッシューカードには、おまけのようにVISAデビットカードの機能が付いています。これがどんな機能かというと、「クレジットカードのようなもの」なのです。お店で使うときも、店員に「クレジットカードで」と言っ...
ひきこもり

心の田を耕す農夫

ある村でのこと。すべてを見通す人、目覚めた人ブッダに対し、「なぜ働かずに食うのか」と村のバラモン(司祭者)が尋ねました。ブッダはこう答えました。「バラモンよ、わたしは智慧の鍬で心の田を耕し、悟りの果実をもたらすのです」「バラモンよ、この収穫これが人々を苦悩から解放させるのです」と。そうです、そうですとも。ひきこもりも心の田を耕す農夫であります。毎日毎日、耕してばかりでございます。  目覚めた人、すべてを見通す眼ある人ブッダは働くことを禁止しておりました。正確にいえば、心の田は耕しても、実際の田を耕して収穫を得ることを禁止していたのです。だから心の稲は実れども、空腹を満たす食べ物は手にはいりませ...
ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー

【告知】たんぽぽ子育て講演会『安心! 不登校・ひきこもりライフ』 2020年2月2日(日)

※無事終了しました。ありがとうございました。m(_ _)m  久しぶりの講演会です。たっぷり身の上話をします、ぜひお越しください。お申し込みは、メールかFAXで。しゃるうぃー。 ■ たんぽぽ子育て講演会『安心! 不登校・ひきこもりライフ』 会 場 横浜市鶴見区社会福祉協議会多目的室 (JR鶴見駅東口か7分) 日 時 2020年2月2日(日) 時 間 13:30~16:00 参 上 勝山実(名人) 参加費 500円(資料代) 定 員  主 催 フリースペースたんぽぽ 連絡先
よもやま話

ゲーム禁止条例

ゲームはよくできている。ちゃんとゲーム中毒になるように、うまくつくられている。私も小学生のときに、ゲームウォッチを手にしたとたん、すぐに、その場でゲーム中毒になりました。あんな原始的なもので中毒になるのですから、最新のゲームでは、もう抵抗するすべはありません。  ゲームは序盤はかんたんにさくさく進むけれど、だんだんちょっとずつ難しくなっていく。もうちょっとだけと思ってやると、少しうまくいく、でもまた絶妙なところで死んでしまう(負けてしまう)、リスタート、またいいところで死ぬ、リスタートというのを繰り返していくと、カーーーーッと頭が熱くなってくる、これがゲーム中毒のはじまりなのです。  もうちょ...
ひきこもり

9060問題

高校を中退してから30年近くもぷらぷらして、定職にもつくことなく、ひきこもり生活をしてまいりました。が、ここにきて、8050問題という言葉のせいで、50歳に満たない、年齢の足りてない、若手ひきこもりの扱いを受けるはめになったのです。このベテランの私が、年齢不足なのです。20代、30代のひきこもりなんて、子ども扱いですよ。  でも、こういう状況になることはある程度予想していました。ひきこもり問題というのは月日が経つにつれてうやむやになり、新たなゴールがかっこ"未来"に設定されるという歴史を繰り返しているからです。1990年代、まだひきこもりという言葉もなかったころ、一般的な感覚では25歳までに正...
ひきこもり

空の鳥を見よ

「空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず。それでも天の父はこれを養っている。まして君たちはこれよりも遥かに優れたものじゃないか」と、イエスはおっしゃっています。空の鳥とは、子ども部屋で寝そべり、天井を眺めて空想の羽をはばたかせているひきこもりのことだと聞いております。すでに2000年前に、あのお方は、すべてお見通しだったのですな。もはや我々のような俗物に、付け加えるようなことはなにもありません。  思い煩うな、どーんといけ、くよくよせず葡萄酒でも飲みたまえ、そういうことです。なんで働かないのかと聞かれたら、「空の鳥を見よ」と答えればよいのです。
よもやま話

カルロス・ゴーンはMr.ビーンの真似をしている

年末年始、カルロス・ゴーン氏がずいぶんと調子にのっていました。ゴーン氏がなにをどう言おうと、リストラ首切り男であることに変わりはない。ゴーン氏の、経営者としての成功と言われているもののほとんどは、労働者の犠牲の上に成り立っているのです。  日産の社員はもちろん、日本人にとって、ゴーン氏は有能な経営者なんかじゃない、こんなやつ日本にいらない、なんて思っていたら、レバノンに行ってしまいましたな。ジェンキンス氏以来となる、脱走兵です。テレビも新聞も大賑わいです。  ゴーン氏は脱走に成功しましたから、もう裁判はないし、逮捕されることもありません。ただ泥棒かつ脱走犯という印象の悪さは、いかんともし難いも...
よもやま話

ひきこもりのさえずり

日も短くなり、寒くなってきましたので、そろそろ冬眠しようと思います。ブログもしばらくお休みです。春が待ち遠しいですのう。 *  追伸。2006年くらいから、ブログを書き続けておりまして、その数は千以上になりました。どんなものだろうと、過去の記事を読み返してみたところ、寄せては返す波のように同じような“身の上話”ばかり書いております。自分で自分に驚きました、こんな進歩がない人間っているのですな。ずっと同じ場所で足踏みをしております。  反省しているようで反省していない、後悔しているようで後悔していない、ぐるぐる同じとろこを回り続ける輪廻の男。もしそんな、潮の満ち引きのような、よもやま話に興味があ...
よもやま話

インターネットでつながる、もめる

インターネットを通して人とつながる。一度もあったことない人と友達になって、一度も会ったことのない人ともめて、一度もあったこともない人と絶交する。我々はいったいなにをしているのか。  インターネットの弱点は、情報量なのです。百聞は一見にしかずということわざは、インターネットにこそ当てはまる。直接会えば、ちょっとした言葉のニュアンスや、しぐさ、雰囲気が相手に伝わります。360度見渡せるという、直接あ事の情報量と比較すると、インターネットの、例えばこんなブログの(少ない)文字なんぞは、ないに等しいのです。  インターネットでもめたらそれ以上、なにもしない、メールも、ツイッターもやめて、直接あって話す...
よもやま話

銀河英雄伝説廃人

ワンカップ大関を高々とかかげ、「プロージット」のかけ声とともに、一気に飲み干し、空き瓶を床に叩きつけて割る、そんな銀河英雄伝説ごっこがやりたくなるのも、アニメ本編110話を全部見終わったからです。長かった、1ヶ月かかりました。  銀河英雄伝説がどんなアニメかというと、それはガンダムとスター・ウォーズと宇宙戦艦ヤマトと三国志と信長の野望のおもしろいところをくっつけて、ぐつぐつ煮込んだようなようなものです。見た目はナポレオン率いる宇宙戦艦ヤマトですが、声優陣がガンダムとかぶっているので、ガンダム色が強い。  どっかで見たことあるストーリーが多い、しかし、銀河英雄伝説にしかないオリジナル要素もちゃん...
よもやま話

この星には正義がない

正義とは、悪と戦うことではない、正義と正義がぶつかり合うことでもない、そんなのは物語の中だけの話で、現実の正義とは、どうしても見て見ぬ振りして通り過ぎることができず、やむをやれずにする、わずらわしい行動のことなのです。  正義の剣を抜く時、損得・利害も含めて、その人のもっている精神のすべてが発動する、いいところも悪いところも360度全面展開します。  正義とはその人自身のこと、逆に言えば正義をなくすことは自分を失うことになる。正義は面倒くさいし、ないほうが生活は安泰だけれども、正義のない人というのを私はまったく尊敬できない。
ひきこもり

怠けループ芸

朝起きたら、一瞬で昼になる。昼もまた一瞬のことで、気づけば2時か3時くらいになっている。もう20年間くらい続く、怠けループ芸です。  しかし私は諦めない、怠けを打破しようと、夕方になってから、えいやーと外に出て唯一の居場所である図書館に行き、本を読んたり、雑誌を読んだり、ブログをちょろっと書いたり、書かなかったりしています。  図書館は早い日だと夕方の5時には閉館なってしまう、着いてすぐに閉館というパターンです。そういうときは気持ちを切り替えて、家に帰ってブログを書こうと固く決心するのですが、実際に家に帰ってなにかの作業をしたということは過去に一度もない。  ひきこもり6畳間に帰ってくると、(...
よもやま話

ダムは君主である ~命を守る行動とダムがんばれ~

10月12日土曜日。大型の台風19号があまりにも天気予報の通りに関東地方に近づいてくるので、なんだか意味もなく高揚してしまい、ずっとテレビで台風のニュースを見ていました。  台風が近づくにつれて、雨はつよくなり、河川の水位はじりじりあがる、場所によっては氾濫寸前になる。そんなタイミングで(12日の夕方頃)、満水ちかくなったダムが、緊急放流をすることになりました。  緊急放流とは、ダムに流入する量と同じ量の水を川に放出することです。でも川だって満水です。放流するとどうなるか。それがとどめになって、河川が氾濫し、洪水になるのです。  和歌山県でもこのパターンで(たぶん過去2回くらい)洪水になってい...
よもやま話

いまさら『砂の器』を読んでみた

太宰治と同い年、松本清張先生の代表作と言えば『砂の器』ですよね(あと『点と線』)。みんな名前くらいは聞いたことあるでしょう。映画にもなっているくらいだから、おもしろいはず、名作にちがいないと、ずっと思っておりました。  いつか読もうと思いつつ、今まで読まずにいた一冊、その『砂の器』をついに読みました。以下、ネタバレの感想です。これから読もうと思っている人は読まないでくださいね。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  ハンセン病に対する差別問題に切り込んだ社会派ミステリー、と信じて読み始めたのですが、そんなんじゃない。『砂の器』はトンデモ推理小説です。とくに最後のトリックがひどい。犯人が殺人に使った凶器はな...
よもやま話

使ってわかったプレミアム付商品券7つの習慣

あれだけ酷評していたプレミアム付き商品券を(2万円払って)、2万5千円分購入しました。  8月の段階では使える店が少なかったのですが、利用開始の10月が近づいてくるにつれ、コンビニ、イトーヨーカドーなどの大手スーパー、ヨドバシカメラ、ドン・キホーテと使える店が増えていったので、それならばとドーンとMAX分購入してやったのです。  で、実際に使い始めて10日ほどたち、現在はげしく後悔しているのですが、それ気持ちを自分一人で抱え込むのではなく、皆に分け与えたい。プレミアム商品券を使うさいに感じる、つらい7つの習慣(?)をここに上げておく。参考にしてくださいね。 その① 店員さんを困惑させてしまう ...
よもやま話

ガラホの呪いがとけた

スマホを買ったぞ  iPhoneSEを中古で買いました。早速つかえるように、あれこれと設定をしていじっているうちに、ふとこう思ったのです、「俺はなんで今までガラホなんていう、奇妙なものを使い続けていたんだろう」と。  ガラケー信者でした。電車の中でずっとスマホをいじっている日本人を憂いておりました。そんな47歳のひきこもりおじさんが携帯代の節約のために、スマートフォン(以下スマホ)を買い、少しじってみたところ、スマホの素晴らしさに気付かされ、たちまちガラホの呪いが解けてしまいました。今では、なぜガラホ(ガラケー)を使っていたのか、たぬきに化かされていたのではないか…、ガラホを使っていたその理由...
よもやま話

はじめての国会図書館

いつか行ってみたいと思いつつ、47年間行かなかった国会図書館に行ってきました。普通の図書館では読めない、昔の地方新聞の記事を読むために、永田町まで繰り出したのです。国会図書館には日本で発売されたすべての本があります。  国会図書館と一般の図書館の違いは、本を館外に持ち出せないこと。すべての資料は貸し出し不可なのです。できるのは閲覧とコピーだけ。そんな、国会図書館についてのよもやま話です。  国会図書館には、基本的に書架はなくパソコンがあるだけ。たいていの本はデジタル化されているので、原典の画像をパソコンモニターで見ます。それをコピーするというのが王道の使い方です。それ以外ですと、  その① デ...
不登校

不登校の新名称としての“ゆたぼん”

不登校の子どもが、たまに学校に行くとクラスメイトから"ゆたぼん"と呼ばれ、いじめられているという哀しい記事をネットで見ました。嘘か本当かは分かないけど、なんかありそうな話です。  ゆたぼん、ゆたぼん、ゆたぼんぼん、ゆーたぼんぼん♪ 少年革命家ゆたぼんの、教育を受ける権利に関する理解は基本的に正しい。47歳の私も10歳のゆたぼんと同じ考えです。だからゆたぼんは、ゆたぼんのままでいい。わざわざ沖縄まで行って、ゆたぼんを絶賛する茂木健一郎の存在が、私の心をざわつかせますが、それはそれ、ゆたぼんを支持していくぞ私は。  今さらゆたぼんについてなんで語るのかと言うと、不登校という名称は後ろ向きなので、な...
ひきこもり

ひきこもり悪徳支援の構造

ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。  国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者  ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者 ☓ 税金→ひき...
ひきこもり

ひきこもり馬鹿

馬鹿でなければ、ひきこもりはつとまりません。ここでいう馬鹿とは、野球馬鹿とか、釣りバカとかの、後先のことなぞ考えずに突き進む、あの馬鹿です。  小学生でもないのに、1日中ゲームをしたりユーチューブを見て過ごすなんていうことは馬鹿でなければできるものではありません。ひきこもり馬鹿は筋金入りで、将来どうするんだなんていう脅しは通用しないのです。パソコンでブログを書いたり、図書館でぼっさり読書をしたり、市民プールを満喫というふうに、日々ノーダメージなのです。馬鹿たるゆえです。  ただ、ひきこもり馬鹿が弱まったときには、ハローワークとかに行って就活をするふりをしてみたり、通信制の学校に入学して学生に擬...