書評『お料理一年生』

 これ一冊で、すべての料理をつくってきました。そして20年間、ずっと一年生のままです。ネギは茹でて食べるのか、それとも生で食べるのか、それすら分からないレベルの人向けの料理実用書であります。

「塩少々」と言われても、具体的にどれくらいの量なのか分からない。それほどひどい料理音痴に、手取り足取り、お料理一年生〝先生〟はやさしく教えてくれます。

 私もこの本のおかげで、もやし、キャベツ、ほうれん草、ネギの食べ方を知ることができました。感謝。先生はお料理のことならなんでも知っています。

 私は、『お料理一年生』をひきこもり推薦図書とすることにしました。

 ひきこもりに必要な体力・免疫力をつけるのに、バランスのよい食事はかかせません。しかし半額シールのついたスーパーの弁当だけでは、必要な栄養素を手に入れることは不可能なのです。野菜を買って食べよう。

 インターネットで調べたところ、新版が出ているようなので、今から買うならそちらがお薦め。みんなで、お料理一年生になろう。

 

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