すこやかな毎日

よもやま話

老化にあらがうことにした

遠くのものが見えないにプラスして、近くのものも見えなくなってきた、つまりちょうどいい距離のものしかはっきり見えていない。でもこれも歳だからしかたがない、いつまで若くないんだからと全面的に受け入れて、老眼鏡すら買っていません。  小さい文字は部屋にある虫メガネを使って読んでいおります。完全におじいちゃんですな。52歳で虫メガネですぞ。  老いは受け入れるもの。よく見えてなかろうと、お肌が乾燥してスーパーのレジ袋があけられなくても、そのほかあらゆる老いを受け入れて生きてきました。  しかし最近それではいかんのではと思い始めるというか、どうにも受け入れがたいと感じるようになってきました。それは趣味の...
よもやま話

インフレとブックオフ

円安と戦争の影響でガソリンが値上がりした、ことよりも、近所のブックオフの均一本の棚が「390円以下」になったことの方にショックでした。個人的にはこれが一番の物価高です。  以前、「110円」だった棚が、「220円以下」になった時にもアゴが外れそうになるほどの衝撃を受けたが、今回はその比ではない。390円の本なんて全然安くない、どんな本があるか見てやろうなんて気にもならないじゃないか。  ……なんていうのは嘘でありまして、気づけばやっぱり、いつも通り商品棚をチェックし始めるのです。ぐるぐる店内を徘徊し、ひたすら吟味。そしてなにも買わずに店を出るのでした(高いなーなんて文句を言いながらです)。  ...
よもやま話

ひきこもり美術館

本とは読み物であると同時に、見て、並べて、さわって楽しむコレクションでもあります。一台の本棚が、我々の住む六畳間を美術館にしてくれるのです。  なのになぜゴミ屋敷なのか。それは本を畳の上に置きっぱなしにいているからであって、きちんと本棚に並べ、整理さえすれば、本も立派な美術品になり、我々はマイ美術館(六畳間)に本を展示している〝館長〟になるのです。  よい本棚イコールよい展覧会だと思ってもらいたい。なにを並べ、なにを並べないかが重要。うかつに断捨離なんてしてはだめです。ゴッホやルノワールを捨てるのと同じことです。  ミニマリストの書いた本に感化され、図書館で借りられる本は持っていなくてもいいと...
よもやま話

清らかな日

誕生日に名前をつけて自分だけのマイ祝日にしよう、というキャンペーンの一環として、マッスルデーと名付け、毎年本気を出すと虚言ばかり言っていたような気がします。  しかし今年からは心機一転、マッスルデー改め「清らかな日」とします。52回目の清らかな日です。  清らかなひきこもりとして、一味ちがう、けがれない澄みきった本気を出していきます。コロナとともに腐っていたこの数年間は忘れていただきたい。やるぞ、俺は。うっふーい。  清らかな日は、年に一度の物乞いの日。ほしいものリストこと托鉢リストを公開します。どこに出しても恥ずかしい、正々堂々たるネット乞食ですが、もらえるとありえない喜びを感じるので、また...
よもやま話

コミュニケーションはしたくない

コミュ障という言葉は使わないし、使う人は信用していない。ただコミュニケーションは、なるべくしたくないと思っている。  以前から、原付スクーターの調子が悪いような、悪くないような、そんな煮え切らない状態が続いていました。走るときにタイヤの当たりから、キュルシュルと、金属がこすれるような(?)な音がするのです。  壊れている個所がはっきりしない、小さな異音がするだけ。ですがこれを解決するとなると、バイク屋さんにいっていろいろ具体的な症状の説明が必要です。密なコミュニケーションをして、なにが原因か、修理が必要か、いくらかかるのか、いっそ買い替えたほうが安いのかなど、その場でいろいろ決断が求められるわ...
よもやま話

俺はセルフレジ愛好家

スーパーで買物をするたびに、いまは過度期なんだなと思う。普通のレジとセルフレジが混在しているうえに、支払い方法も、現金、カード、スマートフォン。さらに、あれこれ無数のポイントがある、しかも店員も客も、それらに不慣れなのです。  レジでスマホを出したりひっこめたり、カードを抜いたり差し込んだり、もう一回差し込んでください、いやまだ差し込まないでくださいなどと、レジでやっとるのです。  全部現金でいいじゃないか、とも思うのですが、マダムたちときたらデカイ財布から小銭を出したり、出さなかったりで、それはそれで時間がかかります、結局一緒なのです。  実は私も小銭おじさんで、レジでは財布を握りしめ、少し...
よもやま話

ツイッターをやめれば誹謗中傷はなくなる

1ヶ月間ツイッターをやめていましたが、困ることはひとつもありませんでした。ツイッターは生活必需品ではなかったのです。  ツイッターをやらないと、見事なくらい、匿名の悪口というものにふれる機会がなくなる。どういうことか。  ツイッター以外にも、ネットに匿名の悪口は存在するじゃないか、でもね、例えばネトウヨ御用達のヤフーコメント欄にせよ、アマゾンや食べログのクソレビューにせよ、 「よし、いまから誹謗中傷を読むぞ」と、積極的な悪意を持って、クリック&スクロールしないかぎり読むことはできないのです。たかがクリックひとつにせよ、能動的なアクションが必要なのです。  ツイッターだけです、何もしなくても、悪...
よもやま話

ツイッターのメリット・デメリット

ツイッターをやればやるほど、人生の貴重な時間を失っているのでは、そんな危機感から1ヶ月ほどツイッターをやめていました。そしてその間、ツイッターのメリットとはなにか、ツイッターのデメリットとはなにか、を考え続け、次のような結論に達しました。ツイッターをやる メリットは「モノ知りおじさんになれる」 デメリットは「それ以外のすべて」  です。圧倒的にデメリットのほうが多い、やらないほうがいい、しかし、私からモノ知りおじさんを取り除いたらいったいなにが残るだろう(なにも残りません)、そう思うと、ツイッターの役割の大きさを感じますな。  ツイッターの数あるデメリットのなかで、特に問題だなと思うのは、「集...
よもやま話

YouTubeの広告を無料で非表示にする

パソコンでもスマートフォンでも、簡単にYouTubeの広告を無料で非表示にできます。合法です。少しもやましいことはありません。むしろ、テレビ番組などを違法にアップして、逮捕されないYouTubeのほうがおかしいのです。  YouTubeの〝クソ広告〟を見るなんて、人生の貴重な時間をドブに捨てているようなもの、動画を見ているんじゃない、邪悪な広告ばかり見てうつになっておるのです。今すぐやめなはれ。  やり方はかんたん、広告ブロッカーを使うだけ。私が愛用しているのは、ばーん、AdGuard広告ブロッカーです。広告ブロッカーマニアの私が2023年にイチオシするのがこれです。インストールするのに特に難...
よもやま話

ツイッターを1ヶ月間やめる

アカウントを削除してツイッターをやめよう、とまでは思わない、でも利用頻度は下げたいなあと思う。週に2~3回、15分くらいでちょうどいいんじゃないのか。  ツイッター廃人。ちょっと暇だなと感じると、スマートフォンを手に取り、画面を指でなでなでして、ツイッターを見てしまう。どこの誰とも知らぬ人間の、あってもなくてもかまわないつぶやき、そんなものに人生の時間のどれくらいを使ったことか、想像するだけでも怖ろしい。  ツイッターとはアップグレードした2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)である、という結論に達しました。まちがいない。あの匿名掲示板が、スマートフォンに合わせ、SNSに擬態しているのです。ツイッタ...
よもやま話

PSP老後の楽しみ

老後の楽しみとして、中古のPSPを購入しました。動作確認済みというものが、PayPayフリマで1000円で売っていたので、安いと思い落札。でもそこはやはりワケアリな中古なわけで、確かに動くには動くが、かろうじて動いているという程度のシロモノでした。  UMDディスクがなかなか読み込まない。手に持っていてはダメで、本体を机の上に水平に置き、軽く振る、するとコトコトと音を立ててディスクを読み込むようになる。ゲームが始まるたびにこんな儀式をおこなわないといけない。ゲーム中もたびだび読み込まなくなりますから、儀式の時間ばかり増えていきます。  使い物にならんと捨ててやりたい気持ちと、ちょっと工夫すれば...
よもやま話

幻聴ぽこぽこ

天井のあたりから、ぽこぽこと音がするのです。昼間は気にならないけれど、夜になるとかすかに聞こえる程度の小さい音。それが、ずっと鳴っているのですから気になります。  団地という集合集宅なので、上の階の人が日曜大工的な、何かをやっているんだろうと我慢していましたが、しかし夜になっても音は鳴りやまない。ずっと釘を打ち続けていたり、トンカチを叩き続けているとは考えにくい。  さては、原因は上の階の住民ではないて、私なんじゃないのか。ついに幻聴が聞こえてきてしまったんじゃないかと思い、手で両耳をふさいでみたところ何も聞こえなくなりました。幻聴じゃなかった。脳内でミュージックが流れているわけではない。外で...
よもやま話

FOOD

巣ごもり、自粛、どんと来い。毎日をすこやかなに過ごすための、新しい趣味を発掘しています。そのひとつが、FOODです。  FOODとは、料理をつくることではなく、食物の写真を撮ること(外食は除く)。だから味よりも、いろどりが気になります。パセリ、糸唐辛子、ネギ、しその葉といった脇役に凝ることになる。脇役がいるといないとでは、見た目が大違いですからな。  重要なことは、パックに入っている食物をお皿へうつすこと。パックの中に入っている食べ物は死んでいると思ってもらいたい。プラスチックから食べ物を陶器にうつすだけで、スーパーで買ってきた、半額シール付きのパック寿司も、〝倍額〟へと生まれ変わるのです。 ...
ひきこもり

累積で考えれば挫折はない

毎日◯◯回やる、という発想が本来あかるい人類の気持ちを暗くしている。一日ごとに自分のやったことを、リセットして初期状態にするなんて、おかしなことじゃないか。昨日の自分は、今日の自分じゃないとでもいうのか。  生まれてから現在までを累積で物事を考えれば、この星から挫折がなくなると、六畳間であぐらをかきながら悟りました、マイ真理です。  昨日はやったのに、今日はやらなかった、そんな気持ちが、「俺はだめだ」という闇の種になのです、やらなかった日が続けば、「今日もまたやらなかった」と考えてしまい、だめの種が芽を吹き、花を咲かせ、立派なだめの実の収穫となります。  例えばみんなが筋トレに失敗するのはなぜ...
ひきこもり

自粛ニートの旧友再会

疎遠になっている友人と久しぶりに連絡をとるなら今がいい。「今、何しているの?」と相手に聞かれてもへっちゃらだからです。ただ笑って、「自粛しているよ」と言えばそれですんじゃうからです。だって俺もお前も、自粛プーなんでしょ、そうに決まっています。    自粛プー同士の気遣い、いたわりあいには、人間の美徳のすべてがつまっている。下世話な身辺調査はない、今の話なんかはしない、昔話しかしない、旧交を温めあう心の友がいるばかりです。  何年かぶりにもかかわらず、メールのやりとりはおどろくほどスムーズで、すぐにゆるいつながりが復活しますよ。かんたんな近況報告を終えたあとは、また会おう、コロナが収まったらなと...
ひきこもり

怠け者になりなさいの思想

水木しげる先生の思想を誤解していました。「怠け者になりなさい」という先生の言葉を私は、がんばらなくてもいいんだよ、自分のペースで生きていけばいいんだよ、そんなありがちなメッセージのひとつと解釈していたのです。が、水木先生のエッセイを読んで、それが全然ちがうということに気付かされました、こうなのです。 「99%の人間は無能なんです。いくら努力したって始まらないです。無駄な努力というものです」 by 水木しげる  我々しもじもの人間をバッサリと切っておるではないですか。おやおや、では水木先生自身はどうなんですか? というと「水木さんはアタマが良かったから」とおっしゃるのです。先生は我々の仲間ではな...
ひきこもり

ひきこもりニューノーマル

5ヶ月ぶりにJRの電車に乗りました。けっこうな数の民衆が、マスクをし、座席にすわってスマホをしております。民衆は自粛なんてしていないのですかな。  ながらく民衆から遠ざかっていたので、車内では圧迫感を感じました。少しでも民衆から距離をとろうと(無理なことですが)、出入り口のわきに立ち、自分が降りる駅までじっと耐えていたのです。  常々民衆と共に生きようと思っていながら、コロナさわぎ以降は、民衆の集う場にはいっさい行かずにいました。コロナもしばらくすれば収まるだろう、無理に外出するには及ばない、そう考えて、6畳間に寝そべって天井を眺めながら自粛を満喫しておったのです。  でもそれも私にひきこもり...
よもやま話

レベルの低い料理の話

ついに料理をおいしくする方法を発見しました。味の素をかけることです。あの化学調味料といわれる、なんだかわからないアレをちょこっと振りかけるだけで、なんでもかんでもおいしくなってしまう。衝撃を受けました。  自然に存在しないものは体に良くないと信じて、避けていた化学調味料が、肉も野菜もおいしくするのです。だしの素、鶏ガラスープの素などいろいろ名前は違えども、結局は同じ「謎の粉」です。  本来であれば、昆布・かつおぶし・にぼしなどから自然のダシをとる。これらを鍋で煮ればうまいダシはとれる。化学調味料なんか、すっこんでろです。  でも現実に1人分の昼飯をつくるのに、いちいち昆布を煮てまでダシをとろう...
よもやま話

ひきこもり名人の「バリカン選び」

コロナ騒ぎの影響を受け、バリカンが売れているとか、いないとか。ご存知のこととは思いますが、私はコロナとは関係なく20年間、バリカンでセルフカットをしております。そんな私から〝丸刈りセルフカット〟デビューしようと思っている君へ、必須道具バリカンの選びかたについて、ちょっぴり語ってみたい。  結論を言ってしまうと、自分ひとりで、バリカンを使って丸刈りにするというのであれば、バリカンは何でもいい。どこのメーカーのものであっても幸せになれます。これから買おうとするのなら、安いやつでかまいません。  私も安いという理由だけで「IZUMI」という聞いたこともないメーカーのバリカンを長年愛用していました。た...
よもやま話

ひきこもり個人事業主がやるべき、コロナウイルス対策に関する申請手続き【まとめ】

やあ、自称・個人事業主諸君。アフェリエイトだったり、ユーチューブだったり、ヤフオクやメルカリでコツコツと物を売って、ちょっぴりと稼いでいる個人事業主たちよ。もしくは、作家だ、ライターだ、フリーランスだと言い張って、わずかな原稿料を、年に数回受け取るだけの底辺文豪たちよ。  ひきこもり業界にはこんな個人事業主が数多いるとか、いないとか。そんなひきこもり個人事業主の楽しみというのは、稼ぎが多い少なではなく、書類の手続きはしっかりやって、働いている気分を味わうこだと聞いております。コロナさわぎで、我々も影響を受けているわけですから、個人事業主に対する救済制度があるならば、申請するしかありません。  ...
よもやま話

商品レポ『ネギカッター』

1回使えば元が取れる、勝ち組料理アイテム、それが『ネギカッター』です。これを使えば、千切りより細かい白髪ネギが簡単につくれます。  カッターの刃が7枚並んだ形状のもので、刃先をネギの表面に差し込み、ゆっくりと引くだけで、細かい千切りができるのです。  アッハッハッなのです。料理人の技が、こうも簡単にできてしまうのですからな。愉快でたまりません。この神の料理器具が、ダイソーで100円+税で手に入ります。  ネギカッターを使うためにネギを買ってしまう、そんな逆転現象が起きてしまうくらいの、すぐれた一品。超お薦めですぞ。
よもやま話

書評『お料理一年生』

これ一冊で、すべての料理をつくってきました。そして20年間、ずっと一年生のままです。ネギは茹でて食べるのか、それとも生で食べるのか、それすら分からないレベルの人向けの料理実用書であります。 「塩少々」と言われても、具体的にどれくらいの量なのか分からない。それほどひどい料理音痴に、手取り足取り、お料理一年生〝先生〟はやさしく教えてくれます。  私もこの本のおかげで、もやし、キャベツ、ほうれん草、ネギの食べ方を知ることができました。感謝。先生はお料理のことならなんでも知っています。  私は、『お料理一年生』をひきこもり推薦図書とすることにしました。  ひきこもりに必要な体力・免疫力をつけるのに、バ...
よもやま話

続・コロナとひきこもり

コロナ騒ぎで、もう1ヶ月くらい自主隔離しています。「コロナウイルスなんてただの風邪だ、関係ねえ」なんていう予想は外れに外れてしまい、お恥ずかしい限りです。予想を外したのにもかかわらず、自主隔離をしていたのは、寝たきり老婆ママンに感染させたらまずいなという孝行心からです。今思うと、ママンのおたけびは、コロナウイルスの流行に対する警告だったのですな。  そんなわけで、日々、座布団を枕がわりにして畳に寝転び、天井を眺めながら空想をしております。  空想の種は、たんぽぽの綿毛のように、ふわふわと6畳間へ飛んできます。例えば、アイドル歌手で一番歌がうまいのは誰か? そんな空想の種が春の陽気とともにやって...
よもやま話

メリカリでポイント消化

当たるはずもない懸賞やプレゼントに応募するやつはバカだよ。人一倍運が悪いくせに、人生うまくいってないくせに、せっせと応募ばっかして外しまくって、みっともねえとはそういうことさ。懸賞乞食にだけなりたくない、そう思いつつ、ひそかに懸賞やプレゼントにエントリーしている、48歳のひきこもりおじさんが、いるとか、いないとか。  うひょひょひょー、当たったぞーい、冴えない人生に光が当たったぞー、メルカリの、「パシャシュッピーン」キャンペーンに参加していたら、メルカリポイントが1万円分も当選しました。勝ち組だ、うれぴー。  ただ、もらえたのは「期間限定ポイント」ですので、大急ぎでメルカリで買い物をすることと...
ひきこもり

だめ人間のTODOリスト

だめ人間はできもしないTODOリストを作成する。優先度が高い順にやることをリスト化して並べていき、上から順番にこなしていく、はずなのだけれど。  いつも、最初だけなのです。TODOリストを作った直後だけ張り切ってやりますが、すぐに飽きてしまい、やらないリスト、放置リストになってしまいます。もうお気づきでしょうが、48年間、私が繰り返してきたことでございます。  そんな嘘TODOリストをつくっては、インチキ自己啓発に失敗してきた私が新たに発明したのが、一本絞りTODOリストです。やることが2つでは多すぎる、1日にやるとは1つまでにする。例えば或日の私のTODOリストはこんな感じです。  ・畳んだ...
よもやま話

コロナとひきこもり

コロナウイルスなんてただの風邪だ、関係ねえ、と思いつつ9日間ほど部屋にこもっていました。  私自身がコロナに感染しようと生き延びる自信はあるのですが、万が一、10万分の1の確率で感染したとして、そのコロナウイルスが私を通じ、ビリヤードの玉のように、コロコロと寝たきり老婆ママンめがけて転がっていったらどうなるでしょう、ママン即死するんじゃないか、そんな怖い空想すると外出しようという気になりません。  でもさすがに9日間もこもっていると、もんもんを通り越して、ノイローゼのようになってきました、朝から寝るまでずっとユーチューブを見ているのですからな。このままユーチューブゾンビとして一生を終えるわけに...
よもやま話

社会的信用のない人用カード

ファミリーマート、すき家、マツモトキヨシの3店で「デビットカード」というのを使ってみました。初めてなのでおどおどと、びびりながらではありましたが、意外とすんなりと使えた。  なぜ、にわかにこんな怪しげなカードを使い始めたかというと、それは、デビッドカードを3回使うと1000円キャッシュバックされるという乞食キャンペーンに参加するためです。浅ましいとはこういうことですな。  ジャパンネット銀行のキャッシューカードには、おまけのようにVISAデビットカードの機能が付いています。これがどんな機能かというと、「クレジットカードのようなもの」なのです。お店で使うときも、店員に「クレジットカードで」と言っ...
ひきこもり

心の田を耕す農夫

ある村でのこと。すべてを見通す人、目覚めた人ブッダに対し、「なぜ働かずに食うのか」と村のバラモン(司祭者)が尋ねました。ブッダはこう答えました。「バラモンよ、わたしは智慧の鍬で心の田を耕し、悟りの果実をもたらすのです」「バラモンよ、この収穫これが人々を苦悩から解放させるのです」と。そうです、そうですとも。ひきこもりも心の田を耕す農夫であります。毎日毎日、耕してばかりでございます。  目覚めた人、すべてを見通す眼ある人ブッダは働くことを禁止しておりました。正確にいえば、心の田は耕しても、実際の田を耕して収穫を得ることを禁止していたのです。だから心の稲は実れども、空腹を満たす食べ物は手にはいりませ...
ひきこもり

空の鳥を見よ

「空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず。それでも天の父はこれを養っている。まして君たちはこれよりも遥かに優れたものじゃないか」と、イエスはおっしゃっています。空の鳥とは、子ども部屋で寝そべり、天井を眺めて空想の羽をはばたかせているひきこもりのことだと聞いております。すでに2000年前に、あのお方は、すべてお見通しだったのですな。もはや我々のような俗物に、付け加えるようなことはなにもありません。  思い煩うな、どーんといけ、くよくよせず葡萄酒でも飲みたまえ、そういうことです。なんで働かないのかと聞かれたら、「空の鳥を見よ」と答えればよいのです。
よもやま話

インターネットでつながる、もめる

インターネットを通して人とつながる。一度もあったことない人と友達になって、一度も会ったことのない人ともめて、一度もあったこともない人と絶交する。我々はいったいなにをしているのか。  インターネットの弱点は、情報量なのです。百聞は一見にしかずということわざは、インターネットにこそ当てはまる。直接会えば、ちょっとした言葉のニュアンスや、しぐさ、雰囲気が相手に伝わります。360度見渡せるという、直接あ事の情報量と比較すると、インターネットの、例えばこんなブログの(少ない)文字なんぞは、ないに等しいのです。  インターネットでもめたらそれ以上、なにもしない、メールも、ツイッターもやめて、直接あって話す...
よもやま話

銀河英雄伝説廃人

ワンカップ大関を高々とかかげ、「プロージット」のかけ声とともに、一気に飲み干し、空き瓶を床に叩きつけて割る、そんな銀河英雄伝説ごっこがやりたくなるのも、アニメ本編110話を全部見終わったからです。長かった、1ヶ月かかりました。  銀河英雄伝説がどんなアニメかというと、それはガンダムとスター・ウォーズと宇宙戦艦ヤマトと三国志と信長の野望のおもしろいところをくっつけて、ぐつぐつ煮込んだようなようなものです。見た目はナポレオン率いる宇宙戦艦ヤマトですが、声優陣がガンダムとかぶっているので、ガンダム色が強い。  どっかで見たことあるストーリーが多い、しかし、銀河英雄伝説にしかないオリジナル要素もちゃん...
よもやま話

ガラホの呪いがとけた

スマホを買ったぞ  iPhoneSEを中古で買いました。早速つかえるように、あれこれと設定をしていじっているうちに、ふとこう思ったのです、「俺はなんで今までガラホなんていう、奇妙なものを使い続けていたんだろう」と。  ガラケー信者でした。電車の中でずっとスマホをいじっている日本人を憂いておりました。そんな47歳のひきこもりおじさんが携帯代の節約のために、スマートフォン(以下スマホ)を買い、少しじってみたところ、スマホの素晴らしさに気付かされ、たちまちガラホの呪いが解けてしまいました。今では、なぜガラホ(ガラケー)を使っていたのか、たぬきに化かされていたのではないか…、ガラホを使っていたその理由...
よもやま話

はじめての国会図書館

いつか行ってみたいと思いつつ、47年間行かなかった国会図書館に行ってきました。普通の図書館では読めない、昔の地方新聞の記事を読むために、永田町まで繰り出したのです。国会図書館には日本で発売されたすべての本があります。  国会図書館と一般の図書館の違いは、本を館外に持ち出せないこと。すべての資料は貸し出し不可なのです。できるのは閲覧とコピーだけ。そんな、国会図書館についてのよもやま話です。  国会図書館には、基本的に書架はなくパソコンがあるだけ。たいていの本はデジタル化されているので、原典の画像をパソコンモニターで見ます。それをコピーするというのが王道の使い方です。それ以外ですと、  その① デ...
ひきこもり

ひとりでできるマイセルフ自立支援2

〈前回からの続き〉 マイセルフ自立支援プログラム② 部屋の電気をつける  プログラム①のカーテンを開けるが完了した人だけ、プログラム②に進んでくださいね。だってカーテンをしめた部屋で電気をつけても、気持ちが陰にこもるだけだからです。  省エネ、全身エコロジーのひきこもりにとって、昼間っから部屋の電気をつけるのはもったいないと抵抗があるかもしれませんが、日当たりの悪くて湿気の高い部屋で、もんもんと膝をかかえて1日過ごすほうがずっともったいない。電気は朝昼かまわずどーんとつけよう。  生まれつき体が丈夫で、性格が明るい人だけが暗い部屋の中でも普通に生活ができるのです。我々のような陰気で虚弱な人間が...
ひきこもり

ひとりでできるマイセルフ自立支援

よう、だめ人間! 君のためにひとりでできるマイセルフ自立支援プログラムを制作しました、名人直伝ソーシャルスキルトレーニングです。いかがわしい自立支援やら就労支援にだまされて、お金と時間を失ったあげく何一つ仕事に結びついていない、そんなさまよえる子羊に、私が実践してきた、どんづまっただるい時でも継続できるプログラムをお教えしましょう。 マイセルフ自立支援プログラム① 部屋のカーテンを開ける  朝(もしくは昼、または夕方だと思いますが、朝目覚めた時をここでは朝とします)起きたら、部屋のカーテンを開ける。カーテンさえあければ、もう勝ち組だ、君はもう社会人だ。すこやかな毎日の扉を開けることに成功したの...
ひきこもり

ひきこもりのゴールは「すこやかな毎日」

いろいろなひきこもりがいるのだから、ひきこもりのゴールは普遍的なユニバーサルなものが望ましい。お金や能力のある人だけがたどりつきやすいいうのでは、ゴールとして不公平です。  一歩一歩、階段を上がるようにゴールにたどりつくというのでは、遠くにいる人、階段の下にいる人にとって、あまりに救いがない。ゴールが就職? 進学? カアーッぷえっ、そんなゴールはこちらからおことわりです。  働いていてもいなくても、頭が良くても悪くても、丈夫でも虚弱でも、お金持ちでも貧乏でも、すべての人にとってたどりつけるガンダーラでありユートピアは何かと考えてたどりついたのが「すこやかな毎日」であります。  ここを目指す、そ...
ひきこもり

健康法、一十百千万

寄席に行ったとき、落語家がまくらでこんな話をしていていました。健康を保つには、一十百千万が大切、だと。一日一回笑うこと、一日十人の人と会うこと、一日百文字書くこと、一日千文字読むこと、一日一万歩あるくこと。これが、身も心も健康にするコツだそうです。  一日に一回笑うには、TVやユーチューブを見れば簡単に達成できる。文字を書くのも、読むのも、楽勝でしょう。逆にこれは無理というのが、一日10人に会うということ。何人もの人間と町ですれ違いはするが、会ってはいない。毎日誰ともあっていない。人間との会話なんて二週間に一回くらいしかしていない、やばい、これは心の健康に悪そうだ。  一日1万歩あるくというの...
よもやま話

カーッ、ぷえっ

カッーッ、ぷえっ、と痰をはく。そんな病人生活を10日以上続けています。ウイルスというやつは、がんばり屋さんで、この虚弱体質の男からなかなか離れようとしません。しかし一日中寝て過ごす安静生活を続けてきたおかげで、クロレッツのような緑色の痰が、黄色になり、そして透明になりました。やつらは死んだ。  それから2日、もう治ったと思ったのですが、ごほごほと咳が止まりません。風邪は治りかけが大事とも聞きましたので、まだしばらく安静にしていようと思います。なんで風邪が治らないのか、風邪なんて3日、長くても1週間で治るのが普通だろうと自分を責めていましたが、今ふと、これは自分のせいではなく、環境が悪すぎるせい...
よもやま話

インターネットは広告だらけ

インタネットの広告がうざい、ママンと同じくらいうざい、そう感じたならブラウザに「Adblock Plus uBlock Origin」をインストールすることをお薦めします。広告を非表示にしてくれる、アドオンと言われる拡張機能です。最高です。グーグルで検索しても、広告が上の方にずらずら表示されるでしょ、でも「Adblock Plus uBlock Origin」をインストールしておけば、うざいのが消えます、うざいババアがいなくなるのです。  ちなみに私はブラウザーはFireFox一筋です。IT弱者の皆さま、Internet Explorerだけはダメ、ゼッタイ。危険で遅いから使わないほうがいいの...
ひきこもり

ひきこもり疲労困憊

何もしなくても疲れるようになったら、ひきこもり疲労が蓄積している証拠です。体は動かさなくても、精神的に疲れると、体のバッテリーの性能が落ちて、簡単に疲れるようになります。  真人間なら、寝れば充電される体力も、ひきこもり疲労が蓄積していると、放電ばかりでちっとも充電されません。それならばと、だらだら寝続けて、10時間以上寝るようになったら、相当疲れているサインです。働いてもない、たいして行動もしていないのに、何が疲れるんだと思うでしょう、心が疲れるのですよ。  働きもせず、学校にも行かず、年だけは取っていく。尋常でないストレスにさらされているのですから、精神疲労は計り知れないものがあります。ひ...
甥っ子

甥っ子、泣かしました(4)

「おい、おっさん、何やってんだ!」、ばーん甥っ子次男坊の登場です。しかし、なんという憎たらしい口の利き方でしょうか、4歳のお坊っちゃんとは思えない、横柄な態度です。小さくてかわいいという保育園児のイメージが、本人には気に入らないのか、自分のことを「俺」と呼び、小さいくせに「でかい態度」をします。それが愛嬌があっておもしろい。  甥っ子次男坊は今、かまってブームとまねっ子ブームが両方いっぺんに訪れています。誰かのマネをして、すりよってくる。大の被害者が「お兄ちゃん」こと甥っ子長男坊です。長男坊「お兄ちゃん」と、次男坊「俺」で話を進めていきましょう。  お兄ちゃんがやることなすこと何でもまねします...
甥っ子

甥っ子、泣かしました(3)

風邪が治りました。これで甥っ子とも遊べます。年齢差3歳の甥っ子が2人いる、というのは結構困るものです。両方大事な時期じゃないですか。長男は学校でつらい思いをしているのだから遊んでやらなければいけない、次男坊は4歳で遊びたいさかりです。3歳とか4歳の時期に好きなだけ遊んであげないと、なついてもらえません、おじさんの人気が出ないのです。  甥っ子が来たときだけは、家族みんな揃って偽善食卓を囲みます。私が高校1年になってから1回もやっていなかったことが、甥っ子が来訪するたびにおこなわれています。団らんには楽しい会話がつきもの。でも、爺さん、婆さん、ひきこもりおじさん、小学生、保育園児に共通する話題が...
甥っ子

甥っ子、泣かしました(2)

長男坊はもう小学生ですから、今日は風邪ひいているから遊べないと言えばそれですむ。でも4歳の次男坊にはそんなことは通じません。「よし、じゃあ俺も一緒に寝るぞ」と言っておじさんの部屋に飛び込んできます。  おじさんの風邪が伝染るから、だめだと言っても「俺も風邪ひいているから大丈夫」と緑色の鼻水をながし、肺病のような咳をしながら、おじさんの部屋へアタックをかけてきます。こんなインフルエンザ級のバイ菌が、ひきこもり無菌室に入ってこれられては困るので、出てけ、来るなと鬼の形相で次男坊を追い返しました。  またひとつ、甥っ子との間に溝が出来てしまったようで、とても悲しいです。  おじさんがいないと暇だ、や...
甥っ子

甥っ子、泣かしました(1)

子供は寝ている時が一番かわいいといいますが、では一番かわいくない、憎らしい時はいつか。たぶん、ふてくされている時なんじゃないかな。  甥っ子とまわり将棋をしていました。甥っ子は途中で勝ち目がなくなると、ぶんむくれ、ふてくされ、投げやりに将棋の駒を投げるようになります。降参か、やめるか、と聞いても、嫌だという。憎々しげな、性根の腐った小学生阿修羅フェイスでまわり将棋をする。するといっても事実上やっているのは、対戦相手のおじさんだけで、甥っ子は自分の番には、駒をぶん投げてそれでおしまいです。  かわいげのなさも相当なものですな。これはいかん、こんな腐れ根性のひねくれっぷりが続くと将来、ガリ勉経由で...
よもやま話

ベストのカミソリ

カミソリは何枚刃がベストか。永遠のテーマでしょ。枚数が増えるほど、値段が高くなってしまうから、単純に5枚刃がいいということにはならない。安くてよく剃れるのが大切なのです。今までは貝印の3枚刃を使っていたのですが、新製品が出たことにより、替刃が店頭で手に入らなくなりました。これを機会に別の会社のヒゲ剃りにするつもりなのです、どれがよいのか。  5枚刃だとひとつ交換するたびに250円かかる。高い。でも3枚刃にしても、たいして安くならないのです。2枚刃にすればぐんと安くなりますが、剃り味がよくない、なめらかさがなく、ごりっとする。電気カミソリでいいのだが、刃が直接肌に当たっていないのだから、どうした...
ひきこもり

ポエム発掘

中卒を いくら鍛えても 中卒 磨いても 光らない 石 *かつちゃん暗黒ノートより
甥っ子

ひきこもり無菌室

おじさんの部屋は無菌室。人ごみを避けること20年、散らかってはいるが衛生的でウイルスはいません。そんな環境に、甥っ子がやってくるようになりました。手も洗わず、うがいもせず、学校や保育園から、直行でおじさんの「無菌ひきこもり部屋」に入ってくるのです。今流行りの生きのいいウイルスが、甥っ子と一緒に入ってきます。  おじさんは20年にわたるひきこもりライフで、外部のウイルスに対する免疫力がなくなっていますから、甥っ子が運んできたウイルスには必ず感染するというありさまです。世間ではやっている病気には100%の確率で感染してしまいます。防ぐすべがない。今も風邪をひいています。風邪が流行っているらしいです...
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2泊3日 甥っ子合宿 3日目 2010

3日目。  甥っ子の尋問から一日がスタートです。昨日、眠いと言ったくせに、寝てなかったじゃないか。夜にトイレに行ったのを、知っているんだぞ、とおじさんを責めるのです。嘘ジジイめ。松本清張の小説に出てくる刑事のような取調べです。わしは見とるぞ。社会の悪を、差別を、わしは許さんぞ、そんな気迫が感じられました。かなり憤慨しているようです。  そこに、次男坊と、保護者である妹が、長男坊を迎えにやって来ました。今からポケモンの映画を見に行くとのこと、おじさん解放です。自由万歳。おじさんは、次男坊にマイDSを渡して、幻のポケモン、セレビィを捕まえてきなさいと命令しました。勝山家では38歳が、3歳児にこのよ...
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2泊3日 甥っ子合宿 2日目 2010

小学1年生はぴちぴちしている。釣り上げたばかりの魚のように、ぴちぴち動き回っている。  2日目。  「よし、野球」  という掛け声とともに公園に連れていかれました。昨日に引き続きプレイボールです。おじさんが投げ、甥っ子が四方八方に打つ。ボールを追いかける38歳と、東京空想ドームの中を全力疾走する7歳。疲れが腰にたまるというのを初めて体験しました。  家の中では、甥っ子マイブームのUNOです。2人でやっていてもつまらないということで、老婆ママンも誘い、3人でやることになりました。いがみ合う親子が孫をかすがいとして、ひとつにまとまったのです。  「これ、どうやるの?」  と老婆が言ったところから、...
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2泊3日 甥っ子合宿 1日目 2010

「UNOしよう」とささやく少年の声で目を覚ましました。朝7時、甥っ子合宿の始まりです。あとで、とやんわりと断ると「普通の人なら起きている時間だ」と社会性を強調、おじさんを無理やり起こすのです。  ウノ、ポケモン、炎天下での野球とみっちりしごかれました。このままでは死んでしまう。おじさんはお散歩に行くことにしました。甥っ子が何時に帰ってくるのと聞くので、5時か6時と答えると、  「ばかなことを言うな!」  と一喝されてしまいました。  「5時半に帰りなさい」と命令。そのあと甥っ子は、  「暇だ、オレは何をすればいいんだ」  といいながら部屋の中をを転げまわっておりました。おじさんは逃げるように家...