幻聴ぽこぽこ

よもやま話

 天井のあたりから、ぽこぽこと音がするのです。昼間は気にならないけれど、夜になるとかすかに聞こえる程度の小さい音。それが、ずっと鳴っているのですから気になります。

 団地という集合集宅なので、上の階の人が日曜大工的な、何かをやっているんだろうと我慢していましたが、しかし夜になっても音は鳴りやまない。ずっと釘を打ち続けていたり、トンカチを叩き続けているとは考えにくい。

 さては、原因は上の階の住民ではないて、私なんじゃないのか。ついに幻聴が聞こえてきてしまったんじゃないかと思い、手で両耳をふさいでみたところ何も聞こえなくなりました。幻聴じゃなかった。脳内でミュージックが流れているわけではない。外でなにかの音がしているのです。

 ならばなんなのか。南妙法蓮華経を唱えながら木魚を叩く迷惑な住民思うかべたり、趣味でいきなりドラムを始めた腐れミュージシャンをイメージしたりと、空想はとまりません。

 なんにせよ上の階で何かやっているに違いないと、窓を開けて、ベランダに出てみるのですが、するとどういうわけか、ぴたりと音が止むのです。そして部屋に戻り窓を閉めると、またぽこぽこと音が鳴り出す。これを2回ほど繰り返したところで、もしやと気づいて、窓を開け閉めしてみた、間違いない、窓を開けるとぽこぽこ音はとまり、窓を閉めるとぽこぽこ音が鳴り出すのです。

 これは窓が鳴っている、のではありません。正解はエアコンの音でした。ぽこぽこと音を出していたのは、天井近くに設置してあるエアコンの異音だったのです。しかも、これは有名なエアコンあるあるのひとつらしくて、ちゃんとした対策もあるんですよ。

 「エアコン ポコポコ ドレンホース」で検索すれば答えが出てきます。が、せっかくなので、ネットで知った情報を丸パクリしてお教えしましょう。

 天候の悪い日、台風や嵐の日に、ぽこぽこ現象が起こりやすい。気密性の高い部屋(つまりコンクリートのマンションや団地に)住んでいることが必須条件です。このふたつの条件が重なることで、な、な、な、なんと外は低気圧なのに、部屋の中は高気圧という現象が起こるのです。どしゃぶりの雨の中でひきこもっている我々は高気圧だったんですよ。

 そうなるとどうなるか。空気というのは、気圧の低い方から高い方に移動します。風も低気圧の方から、高気圧のほうに吹く。(←これは間違い(。>﹏<。)、風は高気圧から低気圧に吹きます)これが、ドレンホースの中で起こります。ドレンホースとはエアコン内の水を外に流すためのホースです。よくあるでしょ、エアコンから老人の尿もれのようにちょろちょろ水を流している細いプラスチックホースが、あれがドレンホースです。

 あの細いホースに空気が入ってきて、水をくぐり抜けて、空気が逆流してくる、そのときの音が〝ぽこぽこ〟なのです。

 これを止めるには、窓を少し開けるのがひとつ、こうすることで部屋の中と外との気圧差がなくなり、音は止まります。あとは垂れ下がったドレンホースの向きを変えてみたり、ホースに水が入っていないかチェックしてみる、それで音が止まるときも(運が良ければ)あります。それでもだめならドレンホースから空気が入らないように、装置を取り付けるしかありません。そのためだけの装置「おとめちゃん」というのがあります。

 春の嵐とともに、エアコン周辺でぽこぽこと音がなったのなら、おとめちゃんの購入を検討してみてください。私も現在購入を検討中です。


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