ネタバレ注意
すべての映画は予備知識無しで見るのが一番いい。予告編も見ないほうがいい。ネタバレなんてとんでもない。だからこれからシン・エヴァンゲリオンを見ようという人は、これ以上読むな、去れ。すでに見た人だけ、くだを巻く、ひきこもりおじさんの妄言を読みたまえ。
感想
退屈だった。TVアニメ、旧劇場版、新劇場版、全部見てきましたが、その中でナンバーワンの退屈さでした。上映時間そのものが2時間35分と長いというのもありますが、体感的にはもっと長くて、もう終わりだろと思って腕時計を見たら、あと1時間くらいあった。
映画館の様子
客のほとんどがアニメおじさん、30代後半から40代が中心。恋愛シミュレーションゲームのプロといった、さえない風ぼうのおじさんたちが、映画館の良い席、つまり中段の中央付近にずらりと陣取る、自分もそのひとりとなる。おじさん補完計画。スクリーンよりも、観客席を見るほうが、エヴァンゲリオンの本質がよく分かる。
エヴァンゲリオンとは
さえない中年おじさんに最適化された思い出アニメ。新規なし、20年間客層が変わっていない。ガンダム、ヤマト、笑点、水戸黄門、男はつらいよ、などいつもやっていて、いつも同じ人が見ているTVシリーズのひとつ。シンジくんが、寅さんなんだと思えばすべてが納得いく。
庵野秀明
これ以上、苦しむ庵野を見たくない。庵野監督はもうエヴァなんか作りたくないはずだが、世の中そんなに甘くはない。会社経営のため、撮りたい映画撮るために、定期的に新作のエヴァをつくる必要がある。これもみんな俺たちエヴァおじさんの責任だ。
予言
今回で3回目の最終回を迎えたエヴァンゲリオンですが、閉店セールを永遠に続けるお店のように、エヴァもずっと続くはず。ガンダムやスター・ウォーズのように、庵野抜きでこれからは続くと思うよ。いずれは、エヴァの権利も電通にうばいとられ、なんの権利も持たない形だけの原作者トミノのようになる。Ζエヴァ、エヴァSEEDなどの新作がつくられると予言しておく。
まとめ
映画だけに限らず、ゲームもですが、おなじみの作品の続編しか見ない、やらない、という、まさに自分のような人間がいるので、こんなことになってしまったんだと反省しました。新しくて、おもしろいもの、を常に探さないといけんませんな。
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