インフレとブックオフ

 円安と戦争の影響でガソリンが値上がりした、ことよりも、近所のブックオフの均一本の棚が「390円以下」になったことの方にショックでした。個人的にはこれが一番の物価高です。

 以前、「110円」だった棚が、「220円以下」になった時にもアゴが外れそうになるほどの衝撃を受けたが、今回はその比ではない。390円の本なんて全然安くない、どんな本があるか見てやろうなんて気にもならないじゃないか。

 ……なんていうのは嘘でありまして、気づけばやっぱり、いつも通り商品棚をチェックし始めるのです。ぐるぐる店内を徘徊し、ひたすら吟味。そしてなにも買わずに店を出るのでした(高いなーなんて文句を言いながらです)。

 こんなの客でもなんでもない。インフレに憤慨して店内をうろつくブログおじさんでしかありません。

 文句ばっかり言ってなにも買わなないおじさんを追い払うため、ブックオフは値上げを決行したのでしょう。正しい経営判断です。

 私も最近は、ブックオフで本を買うことが少なくなって、代わりにメルカリでよく本を買っています。300円でお得な本を手に入れて、ほくほく顔をしておるのです。

 ブックオフをうろついていたブログおじさんの目的は、つまるところ本を買うことでも読むことでもない、お得な中古品の探索が目的だったのですな。

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