健康法、一十百千万

 寄席に行ったとき、落語家がまくらでこんな話をしていていました。健康を保つには、一十百千万が大切、だと。一日一回笑うこと、一日十人の人と会うこと、一日百文字書くこと、一日千文字読むこと、一日一万歩あるくこと。これが、身も心も健康にするコツだそうです。

 一日に一回笑うには、TVやユーチューブを見れば簡単に達成できる。文字を書くのも、読むのも、楽勝でしょう。逆にこれは無理というのが、一日10人に会うということ。何人もの人間と町ですれ違いはするが、会ってはいない。毎日誰ともあっていない。人間との会話なんて二週間に一回くらいしかしていない、やばい、これは心の健康に悪そうだ。

 一日1万歩あるくというのも、なかなか大変で、一時間歩いても5千歩くらいにしかならない。一万歩あるくには、その倍の、二時間は歩かなくてはいけない。ウォーキングって人生の時間をだいぶ無駄にする運動だよなあ。私は図書館の往復の道を歩くことにより、一日五千歩あるいています。

「わたしは毎日ひとりで、あちこちの通りや脇道を歩き回る。(略)私が英国留学中、慣れない生活の中で病気一つしなかったのも、ひとえに長時間の散歩を日課にしていたおかげである」 by ガンディー

 ガンディーのおっしゃるとおりですな。すべてのひきこもり男子が寒さに震え、だるいだるい病に悩まされているでしょう、そんなとき、死に物狂いで一歩外に出れば、それだけで勝ち組。家から一歩でも外に出られたなら、自分自身を褒めたたえよう。うふーい。

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