ひきこもり悪徳支援の構造

 ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。

 国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。

○ 税金→事業者
☓ 税金→ひきこもり当事者

 ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、

○ 税金→事業者
☓ 税金→ひきこもり当事者
☓ 税金→ひきこもりの親

 税金の流れだけをみると、ひきこもり親子というのはいがみ合うのではなく、共闘する仲間ということになりますが、そうはなりません。現状を手っ取り早く変える手段として、親はひきこもりを働かそうとするからです。でも働かすことに成功することはまれでして、そうはならない。

 ならば国に直接給付(手当)を要求したい、税金を事業者に流すのではなく当事者に流したい。そうすれば家族の負担も〝少し〟減るし、当事者も助かります。ベーシックインカム、子ども部屋手当、方向性とはそのようなものを目指したいが、そういうことを要求する人もいないし、実現は遥か彼方のようにも思えます。

 現状は、直接給付ゼロ、家族負担100%なのです。家族はつらいですな、たまらんですな。そこでおこるのが、親による家庭からの排除です。いろいろ理由をつけて(家庭内暴力だとか)、子どもを家から追い出そうとします。

 その時に問題になるのが、追い出されたもひきこもりの行く先です。いったいどこに行けばいいのか。ここで家庭からの排除の受け皿として、収容施設としての、ひきこもり悪徳支援業者が誕生するのです。親と業者が、金を仲介にして同盟を組む。悪徳支援業者の真の仕事とは「ひきこもりを家庭から排除する」ことなのです。

 業者はこの排除の構造をよく知っています。さらに「ひきこもりの子どもとは、いっさい関わりたくない」という親のホンネにも気づいています、だからそこにつけ込み悪徳支援業者は、高額な手切れ金としてお金を払えば一生ひきこもりと関わらなくてすむという嘘をついて騙すのです。相手の欲望につけ込むのわけですな。

 親が金を払う、悪徳支援業者にんまり。そのあとはおなじみの流れです。親の持ち金があるうちは施設で預かり、なくなればひきこもり本人が嫌気がさして脱走するまでイビり倒す。だいたい7年くらいで親子ともども一文無しになる例のパターンです。

 税金を当事者にではなく、事業者に流し続けている限り、この排除の構造は維持されるでしょう。いかがなものでしょうか。以上、秋の妄想でございました。

 

コメント

  1. 妄想ではないですよ。ひきこもりは犯罪者予備軍って言う奴もいますが、寧ろ、悪徳支援業者の方が犯罪者予備軍ですよ。悪徳支援業者をぶっ壊す。

  2. ロスジェネを搾取しながらその支援にすら寄生してくる派遣業者顔負けの悪徳っぷりですね。
    こんな盗人猛々しい奴らにカモにされ財産を食い潰され、見当外れのご高説まで喰らわされるひきこもり親子がとても不憫でなりません。
    悪事を働いて人を押しのけながらあぶく銭をかき集め、それでもなお善人面をする厚顔無恥な彼らを税金で養い続けることは税金の無駄使いを通り越して犯罪的ですらあり甚だ有害で邪悪です。
    弱味につけこみ家族の絆と財産を破壊して増長する彼らは、シロアリカルトと呼ぶにふさわしい。
    天高く馬肥ゆる秋。
    私腹を肥やす悪人への怒髪天をつく妄想でした。

  3. こんにちは。
    もう今更再就職しても、こんな経歴では低賃金で長時間こき使われる職にしか付けないだろうし、辞めたくなる、死にたくなる。実際そうでした。
    しかし、それは自己責任、屈強を耐え抜くのが大人なんだと。
    なんかいくらかの支援金でもあればなぁ・・・と思ったこともありましたが、わけのわからん支援施設にはおっしゃる通りに異様に金が流れていますよね。
    直接給付は世間様が許してはくれないでしょうが、業者に流れるのはいいのか・・・。
    支援業者と引きこもり。こんないびつな状態が続く方が、金が勿体なく無駄だと思うのですがね。

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