いつまで待てばいいのか

ブログ運営

ブログのアクセス数が減ったらやるべきこと

ブログのアクセス数(訪問者数)が激減していることに気づきました。ここはひとつ奮起してブログを頻繁に更新しよう、なんてことはこれっぱかしも思わない。不人気ブログにふさわしく、格安サーバーに引っ越し、少しでも経費を下げようと後ろ向きの決心をしたのです。  具体的には、いま使っている「エックスサーバー」というところを解約して、「ロリポップ!」という、いい評判なんぞ一度として聞いたことのない、ずば抜けて安いレンタルサーバーに移転することにしたのです。  ロリポップには、「WordPress簡単引っ越し」というツールがあって、これを使えばワンタッチで簡単移行ができるという。初期費用無料、ドメイン無料、月...
よもやま話

書評『走れメロス』

太宰治が、走れメロスを書くきっかけになったのが、熱海事件といわれるものです。  どういうものかというと(細かいところは省略します)、旅行で借金をつくった太宰が、親友である檀一雄を借金の人質として旅館に残し、東京に金策にでかけました。だけど太宰は行ったっきりで戻ってこない。壇がしびれをきらして東京に行くと、太宰は井伏鱒二と将棋を指していたのです。あまりのことに壇が憤慨すると、太宰は「待つ身がつらいかね、待たせる身がつらいかね」と言ったという。壇は、それ以上、太宰を責めなかった。  メロスは走ったけど、太宰治は友情と信頼のために、一歩も走らなかったのです。ただ、熱海の檀一雄をなかったことにして、放...
ひきこもり

9060問題

高校を中退してから30年近くもぷらぷらして、定職にもつくことなく、ひきこもり生活をしてまいりました。が、ここにきて、8050問題という言葉のせいで、50歳に満たない、年齢の足りてない、若手ひきこもりの扱いを受けるはめになったのです。このベテランの私が、年齢不足なのです。20代、30代のひきこもりなんて、子ども扱いですよ。  でも、こういう状況になることはある程度予想していました。ひきこもり問題というのは月日が経つにつれてうやむやになり、新たなゴールがかっこ"未来"に設定されるという歴史を繰り返しているからです。1990年代、まだひきこもりという言葉もなかったころ、一般的な感覚では25歳までに正...
ひきこもり

ひきこもり悪徳支援の構造

ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。  国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者  ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者 ☓ 税金→ひき...
ひきこもり

田中慎弥さん

田中慎弥さんこそ、ひきこもりの王者と呼ぶのにふさわしい。20年に及ぶ無職ライフを経て、芥川賞作家になったのです。ひきこもりが空想することはできても、実現できなかった、逆転ホームランをかっとばした、我々のプリンス。まだ会見を見てない人がいたなら、動画でご覧ください。  ばーん、どうよ。20年間、太陽の日差しをあびなかった者だけが手に入れられる、もやし色の肌。バニラ色。瞳孔ひらきっぱなしで、キョロキョロする姿は、ある意味、鏡にうつった自分の姿。周りの人から見れば自分も、こんな感じなのかなと心配する男子がたくさんいたと聞いております。これを見て笑ったり、態度が悪いと怒る人は、ひきこもり当事者とは言え...
ひきこもり

待つのは心の毒

待つことが、心の毒だということを知りました。待てば待った分だけ、確実に心がすさんでいく。待ってはいけない。幻の本「安心ひきこもりライフ」が出版中止になったあと、ひきこもりとは思えないくらい精力的に、出版社への原稿の持ち込みをしています。なにより、本が出ないのに出版記念イベント講演会を、5回もやってしまった男です。そしてはっと気付いたのです。  イライラするのも、他人に対してむかつくのも、「待つ」のが原因なのです。原稿を出版社に持ち込んだり、郵送したりする、そのあとじっと待つ、これがよくない。待つの裏には必ず、いい結果を期待している心があるのです。期待しちゃいけない、だめもとだとか言っていても、...
ひきこもり

寸劇で世直しあったかファミリー隊2

俺たちの「寸劇で世直しあったかファミリー隊」の寸劇の動画、一部ですがネットで公開されています。みんなで演じる少年ひきこもり事件、というタイトルにド肝抜かれますが、内容はコメディーです。ひきこもり少年を、立てこもり犯と間違えて、警察が出頭。そこに正義のヒロイン、ママンが登場。うちの息子は本当は優しい子、といわんばかりにひきこもりとのあったかコミュニケーションを始めます。では、動画をご覧ください。  みんなで演じるって楽しいっすね ←クリック  現実なら、うるせーババアオレの部屋から出てけという場面ですよね。寸劇用にマイルドに表現されています。 少年「演劇することで勉強しながら社会の役に立てるって...
ひきこもり

寸劇で世直しあったかファミリー隊

まずは、この動画を見てください。  寸劇で世直しあったかファミリー隊 ←クリック  まーまーまーまー♪ おっほっほっほっほっ♪ おーはなしっ♪ すっるっ♪ ですよ。完敗です、すぐに兜を脱ぎました。ひきこもる気力をうばい取る、新しいママンズ社会運動です。うちのママンは特別にうざいと思っていたが、そのママンが量産型として、大人数そろっているという、ありえない組織です。詳しいことはまちプラ日記にのっています。折伏されてしまった人、あったかファミリー運動に参加したいという人は、そちらをご参照ください。  この動画を見て「バカヤロー」と思わず憤慨してしまった人は、まだまだひきこもり初心者です。好きの反対...
ひきこもり

働かざるもの食うべからず

働かざるもの食うべからず。そう言ってママン&ダディーが、兵糧攻めをしたのは私が20代だった頃、今から7年くらい前のことです。私の分だけ食事を作らない。働かない人間には食べる資格はないと、いうのです。  今日、ダディーに「早くご飯を食べなさい」と叱られました。ママンも「温かいうちに食べないとおいしくないでしょ」とぷりぷりしています。働かざるもの食うべからず……、あれはどこに行ってしまったのでしょう。家族全員、ひきこもりとは何かということが、わからなくなっています。  ご飯もおかずも私の分だけ大盛りです。育ち盛り、食べ盛りがいまも続行しているのです。子どもは年々大きくなり、食事もたくさん食べるよう...