就労支援

ひきこもり

囚人とひきこもり

懲役刑を科せられている囚人の作業に払われる賃金(報奨金)は、月当たり約4200円だとか。時給にすると、まあせいぜい30円くらいですかね。  一方ひきこもりはというと、クローズアップ現代でも紹介された秋田県藤里町の中間就労支援「お食事処 こみっと」の場合ですと、時給150円~となります。囚人の約5倍も貰えるのです。  でも罪をおかしていない、ひきこもっていない秋田県人の賃金は時給860円~ですから、それと比べるてしまうと、比べてはいけないのでしょうが、ひきこもりは労働者よりは囚人に近い存在なのです。アイツラは、ひきこもりのことをそのように扱っているです、そのことをよく肝に銘じておきましょう。
ひきこもり

ひきこもり悪徳支援の構造

ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。  国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者  ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者 ☓ 税金→ひき...
ひきこもり

人を働かせる唯一の方法は借金をさせること

嫌々でも人を働かそうとするなら借金をさせるしかない。借金があれば返済のため、せっせと働くようになる。贅沢のためにとか、お金を貯めるために働いている人は少なくて、たいてい借金があって、それを返すために働いているのです。  家賃というのも借金で、仮に家賃が7万円なら、それがその人がその月に支払うべき借金ということになります。家を借りるという行為が、嫌々働く労働者への道なのです。  最近話題の大学の奨学金もたんなる借金(学生ローン)で、卒業したら働くて返すしかありません。就活するしかない、派遣でもなんでも働くしかない。人生の選択肢はせばまっているのです。  ひきこもりは一文なしだけど、借金がない。お...
ひきこもり

誰も望んでいない、ひきこもりの政治参加

社会復帰という言葉が嫌いなので、社会参加という言葉を使っていましたが、その社会参加という言葉も、社会復帰のひとつ前の段階という程度の意味でしか使われなくなりました。いい言葉というものは、えてしてアイツラに盗まれたうえに、元とは違った意味で使われるようになります。  もうこうなったら、誰も望んでいないことは承知の上で、「政治参加」という言葉を使っていこうと思います。悪徳支援業者のド肝を抜く意味でも、政治参加という言葉はいい武器になるし、いい冗談にもなります。ひきこもりサポートセンターの目的も、社会参加ではなく、ひきこもりによる政治参加でございます。  政治参加の目的はド肝を抜くこと。働けたいけど...
ひきこもり

居場所という言葉はもう使いたくない

いつからか、就労のはるか遠くにいる、能力がなさすぎるひきこもりが行かされる場のことを、居場所とかフリースペースと呼ぶようになったようです。  →居場所(フリースペース)  →就労訓練  →中間就労(時給150円~)  →アルバイト・非正規社員  →貧しい納税者  このようなロードマップに、納税者の道に、居場所がっちり組み込まれており(しかも最下層に)、就労支援をしているところはたいてい居場所も運営しています。  本来、居場所とかフリースペースというのは納税者の道の外側にあるものです。しかし、アイツラときたら、ちゃかり居場所という言葉を盗んで腐れ支援の一部に組み込んでしまいました。われわれ底辺の...
ひきこもり

ひとりでできるマイセルフ自立支援2

〈前回からの続き〉 マイセルフ自立支援プログラム② 部屋の電気をつける  プログラム①のカーテンを開けるが完了した人だけ、プログラム②に進んでくださいね。だってカーテンをしめた部屋で電気をつけても、気持ちが陰にこもるだけだからです。  省エネ、全身エコロジーのひきこもりにとって、昼間っから部屋の電気をつけるのはもったいないと抵抗があるかもしれませんが、日当たりの悪くて湿気の高い部屋で、もんもんと膝をかかえて1日過ごすほうがずっともったいない。電気は朝昼かまわずどーんとつけよう。  生まれつき体が丈夫で、性格が明るい人だけが暗い部屋の中でも普通に生活ができるのです。我々のような陰気で虚弱な人間が...
ひきこもり

ひとりでできるマイセルフ自立支援

よう、だめ人間! 君のためにひとりでできるマイセルフ自立支援プログラムを制作しました、名人直伝ソーシャルスキルトレーニングです。いかがわしい自立支援やら就労支援にだまされて、お金と時間を失ったあげく何一つ仕事に結びついていない、そんなさまよえる子羊に、私が実践してきた、どんづまっただるい時でも継続できるプログラムをお教えしましょう。 マイセルフ自立支援プログラム① 部屋のカーテンを開ける  朝(もしくは昼、または夕方だと思いますが、朝目覚めた時をここでは朝とします)起きたら、部屋のカーテンを開ける。カーテンさえあければ、もう勝ち組だ、君はもう社会人だ。すこやかな毎日の扉を開けることに成功したの...
ひきこもり

藤里町のひきこもり支援が心配だ【2023年修正版】

NHKクローズアップ現代+で、2013年10月28日(月)に放送された悪徳支援の実態。  現在は約15分ほどに編集された動画を見ることができます。私が参考にした元ネタのNHKのテキストアーカイプはこちら。ひきこもっている人は必ず見て欲しい。田舎の村が怖いことになっているぞ。    クローズアップ現代「ひきこもりを地域の力に ~秋田・藤里町の挑戦~」という番組タイトルで、新しいひきこもり支援として藤里町の取り組みが紹介されています。2013年の放送だから6年前になります。  どう見ても支援ではない。アンネの日記に出てくるナチス親衛隊が、ユダヤ人を探しているようにしかみえない。この菊池まゆみという...
よもやま話

なぜ戸塚ヨットスクールは、ヨットレースの選手を育てないのか?

なぜ戸塚ヨットスクールは、ヨットレースの選手を育てないのか。なぜヨットと関係のない、不登校児童を相手にスパルタ教育をしているのか。本来はヨットスクールなのだから、オリンピックで優勝できるようなヨットレースの選手を育成する場所なのに、やっていることは不登校を治すための拷問です。  キ◯ガイ校長の戸塚宏は太平洋横断レースで優勝した経験者です。学校にはヨットレース選手が集まってもよさそうですが、そうならないのは戸塚宏のヨットレースの勝因が「我慢」にあるからです。ただ、ひたすら我慢でレースを制止てきたのですよ。  船体を軽くするために食料を減らし、時間のロスを減らすために睡眠時間を減らした。食料は乾燥...
ひきこもり

悪い人

ひきこもり作業所でフットサルをしています。そして今回はじめて大会に参加しました。精神障害者だけが参加できるという、珍しいフットサルの大会です。身体、知的障害者のスポーツ大会というのは結構ありますが、精神障害者のスポーツ大会はめったにない。はりきって参加しました。  サッカーの経験はないのですが、サッカーの試合を見るのは大好きですから、やる気は充分。病み上がりで体調は悪かったですが、強行参戦しました。私の通っている作業所は農業がメイんです。それゆえ、おじさんばかりのお百姓メンバーでチームは構成されています。障害者だもの、がりがり、デブ、おやじ、メガネといった人たちです。  参加することに意義があ...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(6)

小早川秀秋、通称「金吾」です。金吾という言葉の響きが大変よろしいので、以後ひきこもり金吾と呼ぶことにしましょう。松尾山に陣取った金吾の軍勢1万5千、これすべて元ひきこもりだと思ってもらいたい。今はひきこもり状態ではないとか、準ひきこもりなどと、眠たいことを言っているわりには、たいして稼いでいるわけでもない、例の連中の集まりだと思ってもらいたい。ひきこもり家康公は、彼らにこちら側に寝返るよう要請しているのです。  元ひきこもりだとか、脱ひきこもりが、ひきこもり西軍につく理由があるのだろうか。ハローワークでの屈辱を忘れたのだろうか。職業訓練だとか、若者支援だとかそんなぬるいこと言ってないで、コネで...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(5)

天下泰平の世にするためにも、ひきこもり三成こと川上憲人こそ打倒しなければなりません。いざ関ヶ原へ、とその前にひきこもりシンポジウムに参加した、他の2大名について紹介しておきましょう。  齊藤万比古(国立国際医療センター国府台病院第二病棟部長)。今気づきました斎藤環とは「さい」の字が違う。国立病院の部長と、また部長です。世界精神保健日本調査の調査に基づき、ひきこもりは全国に25万人いると推定する。訪問支援、集団療法、就労支援でのひきこもり撲滅を目指す完全オールドタイプの部長さんです。小西行長にするのはもったいない。新しい発想もない、考えを深めることもない、からっぽじゃないか。名字がサイトウである...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(4)

どういう形にせよ国がひきこもり支援に関心を持ってくれるのは嬉しいことだ、などと安心していていいのでしょうか。ひきこもり三成こと、川上憲人を見くびってはいけません。世界精神保健日本調査というめちゃくちゃを、研究費と時間と人を注ぎ込んでおこなった張本人です。あなたはこの調査を受けたことがありますか。  あるはずがありません、国内の一部(岡山1274人、鹿児島778人、山形770人、栃木550人、神奈川377人、長崎208人)の地域を〝恣意的〟に選んで行なわれた調査だからです。東京や大阪といった大都市では一切行なわれていない。作業に長い時間を要したため、最初と最後の調査の間には3年の年月が流れていま...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(3)

さあ、ケータイ小説ひきこもり関ヶ原の続きを始めましょう。国家的ひきこもりイベント内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」、ひとつどうにも腑に落ちない部分があります。開催場所ですよ。なぜ東大の安田講堂でおこなわれたのか。全共闘か、と誰もが突っ込みをいれたくなるでしょう。だが安田講堂こそ今回のイベントの首謀者ひきこもり三成の居城なのです。ひきこもりシンポジウム出演大名の、肩書きをご覧ください。 伊藤順一郎  (国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰相談部長) 川上憲人  (東京大学大学院医学系研究科教授) 齊藤万比古  (国立国際医療センター国府台病院第二病棟部長) 高塚雄介   (明星大学...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(2)

悪口を言おうと思う。内閣府主催のひきこもりイベント、公開講座「ひきこもりを考える」について、批評でも感想でもない、悪口を言うぞ。  ひきこもり関ヶ原の合戦がいよいよ始まりました。働くまで待とう我らがひきこもり家康と、働かせてみよう自立支援三成との、序盤戦です。内閣府とは、豊臣秀頼のことです。若者自立塾廃止という形で、太閤秀吉が死んだのはご存知の通りですよね。苦難の安土桃山時代を経て、ひきこもり江戸時代がやってきました。しかし、それを喜ばない大名もいます。  ひきこもりを働かせるを商売にして、国の委託事業やら助成金で生活をしてきた生臭い連中が東大安田講堂で挙兵したのです。水面下で対立してきた二大...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(1)

けなしてみようと思う。平成22年2月13日(土)に東京大学、安田講堂でおこなわれた内閣府主催のひきこもりイベント、公開講座「ひきこもりを考える」です。国が主催するという、その一点でのみ注目されました。私は行こうか行くまいか迷った末、当日とても寒かったという理由で行きませんでした。ひきこもり本人の行動としては正解でしたが、ひきこもり名人としては行っておくべきだったかなと反省しています。実際行ってもいないイベントをけなすのは気がひけるというものです。  まず、ひきこもりの大きな流れをここでまとめておきましょう。  働かぬなら いれてしまえ ヨットスクール 信長  ↓  働かぬなら 働かせてみよう ...
ひきこもり

祝「若者自立塾」廃止

蓮舫の仕分けっぷりとは別の片隅で、ひっそりとニート支援「若者自立塾」が廃止になっていた。よくやったぞ仕分け人。補助金にたかる、塾の経営者のための塾など無用。本当に支援する気があるなら、本人に自立支援金を直接手渡すべきだ。  うさん臭い塾経営者が、現場の意見が反映されていないと反論していたが、ひきこもりの現場は塾ではなく、部屋の中だ。暗黒ひきこもり部屋の中身を熟知していない連中に、何もできるはずがない。こんなインチキに、毎年約3億7500万円を使っていたなんて。ひきこもりにお年玉をあげたほうがずっとましだ。
よもやま話

戸塚ヨットスクール

戸塚ヨットスクールで女性自殺(魚拓)というニュースがありました。4人殺して、たった懲役6年でおなじみの戸塚ヨットスール、校長は戸塚宏。入塾にはまず335万円を払い、毎月生活費として11万円払う。何がどうなると、こんなことか成立するのだろうか。戸塚校長その人が、非行・犯罪の頂点にいるのに。
ひきこもり

労働は神聖なり

働かないと「地獄に落ちるぞ」という意味で、「ホームレスになるぞ」という言葉をひきこもり息子に投げつける。嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれるぞと言うのと、さしてかわらぬレベルの脅しです。  ホームレス=地獄、そんな宗教画の世界観を信じる人が何人いるのでしょうか。憎しみと呪いをこめて、親が死んだらどうするんだ、というフレーズにからめてひきこもり本人にホームレス神話を押しつけてくる。  労働は神聖なり。天国にはサラリーマンが、地獄にはホームレスが住んでいると信じて疑わない、そんな邪教の信者たちに、私は言いたい「余計なお世話だ」と。
ひきこもり

悪徳ひきこもり支援マニュアル

餓死する、ホームレスになる、大変なことになると、根拠のない恐怖でひきこもりを不安にさせてから、実体のない安心を売る。会社で働いて給料を貰うことでしか、恐怖は取り除けないと嘘をつく。高額な料金を取って、就労支援とは名ばかりの商売をする。恐怖とは自分の中から生まれたものではない。他人の頭の中にある想像上のものを、押しつけられたに過ぎない。  マッチで火をつけて、自分で消す。ひきこもっている本人や家族に、恐怖を押しつける人間を取り締まったほうがいいのではないか。いい学校に行かないと将来貧乏になるという恐怖を押しつける学習塾。死んでお金がないと葬式も出来ない、遺族が餓死すると脅す、保険会社。泥棒があな...
ひきこもり

ひきこもりとスーツ

ひきこもりの悲しいスーツ。一回着てゴミになる悲しきスーツ。働こう、就職しようと、買って一回面接に行ってゴミになるスーツ。ネクタイの締め方がわからない。びろーんと長くなったり、後ろの細いほうが長くなったり。スーツは悲しい。
ひきこもり

単純作業は怖い

長く働いても何も身につかない仕事というのが多すぎる。ベルトコンベアーの単純労働など、真面目に何年も働いても何も身につかない。怖ろしいことです。商売のコツとか経験とか、技とかなーんも身につかんのです。労働がどんどん分業化され単純化されると、何も身につかない労働者となる。  働いても独立できない。働いている人よりも、勉強だけして資格を取る人のほうがまだ独立に近い。大きな工場で働き続けたら間違いなく自立できない労働者になりますぞ。つぶしがきかず、一生同じ会社に勤め続けるしかない、立場が弱すぎる労働者になる。  スーパーでレジの仕事を10年続けても、ずっとバーコードを読み取るだけでしょ。何も残らない、...