社会復帰という言葉が嫌いなので、社会参加という言葉を使っていましたが、その社会参加という言葉も、社会復帰のひとつ前の段階という程度の意味でしか使われなくなりました。いい言葉というものは、えてしてアイツラに盗まれたうえに、元とは違った意味で使われるようになります。
もうこうなったら、誰も望んでいないことは承知の上で、「政治参加」という言葉を使っていこうと思います。悪徳支援業者のド肝を抜く意味でも、政治参加という言葉はいい武器になるし、いい冗談にもなります。ひきこもりサポートセンターの目的も、社会参加ではなく、ひきこもりによる政治参加でございます。
政治参加の目的はド肝を抜くこと。働けたいけど働けない、まずはボランティア活動からだとか、自立を目指すだとか、そんな心にもない言い訳はどうでもいい。社会参加なんて捨ててしまえ。
アイツラのつくる、つまんねえ居場所(フリースペース)でスマホをいじって時間をつぶして過ごすなんてやめようぜ。そんなの社会参加でもなんでもない。アイツラが望んでいない、ひきこもりにやってほしくない政治参加をして、あ然とさせてやるのです。こんな事件だらけの今こそ、それくらいやっていいんじゃないか。少しはゆさぶって笑わせてやらないと。
政治参加といっても、選挙でちゃんと投票しましょうなんて、そんな生ぬるいものは政治参加でもなんでもない。フランスの黄色いベスト運動のようなやつ、あれだよ、あれがほんとうの政治参加だよ。まずは黄色いベストを買おう。そうしてカルロス・ゴーンを粉砕しよう(ゴーン氏でなくてもいいが)。
自由、平等、民主主義のために黄色いベストを着て平日の昼間に町を練り歩く。中間就労の名のもとに時給150円で、ボールペンを組み立てたり、一日中ダンボールを潰す作業しているより、よっぽど社会貢献になるんじゃないの。
おおいに要求しよう、少ない労働時間と、高い給料を(働いていないのに)。理想実現のために社会参加をやめて政治参加宣言する。マクロン大統領を倒そう。そんな妄想を、ひきこもり六畳間の天井を眺めながらずっとしておりました。暑さのせいでしょうな。
コメント
こんばんわ。
この間選挙に行ったときに事前に立候補者について調べていたんですが、子育て支援だとか、介護問題ばかりで、「ニート・引きこもり問題」について言及している人って一人もいないんですよね。
自分は今のところ就労や社会参加?をしていない身ですし、なんか蚊帳の外みたいな感じがして、やるせなかったですね。
尤も、問題に上げてくれても良い風になるのかは怪しいものですが。
しかし、一体なぜ就労支援は受けても受けても嫌になるばかりなのか・・・。
一体どういう人が支援を受けて、満足して社会復帰できるのですかね?