2019

よもやま話

ひきこもりのさえずり

日も短くなり、寒くなってきましたので、そろそろ冬眠しようと思います。ブログもしばらくお休みです。春が待ち遠しいですのう。 *  追伸。2006年くらいから、ブログを書き続けておりまして、その数は千以上になりました。どんなものだろうと、過去の記事を読み返してみたところ、寄せては返す波のように同じような“身の上話”ばかり書いております。自分で自分に驚きました、こんな進歩がない人間っているのですな。ずっと同じ場所で足踏みをしております。  反省しているようで反省していない、後悔しているようで後悔していない、ぐるぐる同じとろこを回り続ける輪廻の男。もしそんな、潮の満ち引きのような、よもやま話に興味があ...
よもやま話

インターネットでつながる、もめる

インターネットを通して人とつながる。一度もあったことない人と友達になって、一度も会ったことのない人ともめて、一度もあったこともない人と絶交する。我々はいったいなにをしているのか。  インターネットの弱点は、情報量なのです。百聞は一見にしかずということわざは、インターネットにこそ当てはまる。直接会えば、ちょっとした言葉のニュアンスや、しぐさ、雰囲気が相手に伝わります。360度見渡せるという、直接あ事の情報量と比較すると、インターネットの、例えばこんなブログの(少ない)文字なんぞは、ないに等しいのです。  インターネットでもめたらそれ以上、なにもしない、メールも、ツイッターもやめて、直接あって話す...
よもやま話

銀河英雄伝説廃人

ワンカップ大関を高々とかかげ、「プロージット」のかけ声とともに、一気に飲み干し、空き瓶を床に叩きつけて割る、そんな銀河英雄伝説ごっこがやりたくなるのも、アニメ本編110話を全部見終わったからです。長かった、1ヶ月かかりました。  銀河英雄伝説がどんなアニメかというと、それはガンダムとスター・ウォーズと宇宙戦艦ヤマトと三国志と信長の野望のおもしろいところをくっつけて、ぐつぐつ煮込んだようなようなものです。見た目はナポレオン率いる宇宙戦艦ヤマトですが、声優陣がガンダムとかぶっているので、ガンダム色が強い。  どっかで見たことあるストーリーが多い、しかし、銀河英雄伝説にしかないオリジナル要素もちゃん...
よもやま話

この星には正義がない

正義とは、悪と戦うことではない、正義と正義がぶつかり合うことでもない、そんなのは物語の中だけの話で、現実の正義とは、どうしても見て見ぬ振りして通り過ぎることができず、やむをやれずにする、わずらわしい行動のことなのです。  正義の剣を抜く時、損得・利害も含めて、その人のもっている精神のすべてが発動する、いいところも悪いところも360度全面展開します。  正義とはその人自身のこと、逆に言えば正義をなくすことは自分を失うことになる。正義は面倒くさいし、ないほうが生活は安泰だけれども、正義のない人というのを私はまったく尊敬できない。
ひきこもり

怠けループ芸

朝起きたら、一瞬で昼になる。昼もまた一瞬のことで、気づけば2時か3時くらいになっている。もう20年間くらい続く、怠けループ芸です。  しかし私は諦めない、怠けを打破しようと、夕方になってから、えいやーと外に出て唯一の居場所である図書館に行き、本を読んたり、雑誌を読んだり、ブログをちょろっと書いたり、書かなかったりしています。  図書館は早い日だと夕方の5時には閉館なってしまう、着いてすぐに閉館というパターンです。そういうときは気持ちを切り替えて、家に帰ってブログを書こうと固く決心するのですが、実際に家に帰ってなにかの作業をしたということは過去に一度もない。  ひきこもり6畳間に帰ってくると、(...
よもやま話

ダムは君主である ~命を守る行動とダムがんばれ~

10月12日土曜日。大型の台風19号があまりにも天気予報の通りに関東地方に近づいてくるので、なんだか意味もなく高揚してしまい、ずっとテレビで台風のニュースを見ていました。  台風が近づくにつれて、雨はつよくなり、河川の水位はじりじりあがる、場所によっては氾濫寸前になる。そんなタイミングで(12日の夕方頃)、満水ちかくなったダムが、緊急放流をすることになりました。  緊急放流とは、ダムに流入する量と同じ量の水を川に放出することです。でも川だって満水です。放流するとどうなるか。それがとどめになって、河川が氾濫し、洪水になるのです。  和歌山県でもこのパターンで(たぶん過去2回くらい)洪水になってい...
よもやま話

いまさら『砂の器』を読んでみた

太宰治と同い年、松本清張先生の代表作と言えば『砂の器』ですよね(あと『点と線』)。みんな名前くらいは聞いたことあるでしょう。映画にもなっているくらいだから、おもしろいはず、名作にちがいないと、ずっと思っておりました。  いつか読もうと思いつつ、今まで読まずにいた一冊、その『砂の器』をついに読みました。以下、ネタバレの感想です。これから読もうと思っている人は読まないでくださいね。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  ハンセン病に対する差別問題に切り込んだ社会派ミステリー、と信じて読み始めたのですが、そんなんじゃない。『砂の器』はトンデモ推理小説です。とくに最後のトリックがひどい。犯人が殺人に使った凶器はな...
よもやま話

使ってわかったプレミアム付商品券7つの習慣

あれだけ酷評していたプレミアム付き商品券を(2万円払って)、2万5千円分購入しました。  8月の段階では使える店が少なかったのですが、利用開始の10月が近づいてくるにつれ、コンビニ、イトーヨーカドーなどの大手スーパー、ヨドバシカメラ、ドン・キホーテと使える店が増えていったので、それならばとドーンとMAX分購入してやったのです。  で、実際に使い始めて10日ほどたち、現在はげしく後悔しているのですが、それ気持ちを自分一人で抱え込むのではなく、皆に分け与えたい。プレミアム商品券を使うさいに感じる、つらい7つの習慣(?)をここに上げておく。参考にしてくださいね。 その① 店員さんを困惑させてしまう ...
よもやま話

ガラホの呪いがとけた

スマホを買ったぞ  iPhoneSEを中古で買いました。早速つかえるように、あれこれと設定をしていじっているうちに、ふとこう思ったのです、「俺はなんで今までガラホなんていう、奇妙なものを使い続けていたんだろう」と。  ガラケー信者でした。電車の中でずっとスマホをいじっている日本人を憂いておりました。そんな47歳のひきこもりおじさんが携帯代の節約のために、スマートフォン(以下スマホ)を買い、少しじってみたところ、スマホの素晴らしさに気付かされ、たちまちガラホの呪いが解けてしまいました。今では、なぜガラホ(ガラケー)を使っていたのか、たぬきに化かされていたのではないか…、ガラホを使っていたその理由...
よもやま話

はじめての国会図書館

いつか行ってみたいと思いつつ、47年間行かなかった国会図書館に行ってきました。普通の図書館では読めない、昔の地方新聞の記事を読むために、永田町まで繰り出したのです。国会図書館には日本で発売されたすべての本があります。  国会図書館と一般の図書館の違いは、本を館外に持ち出せないこと。すべての資料は貸し出し不可なのです。できるのは閲覧とコピーだけ。そんな、国会図書館についてのよもやま話です。  国会図書館には、基本的に書架はなくパソコンがあるだけ。たいていの本はデジタル化されているので、原典の画像をパソコンモニターで見ます。それをコピーするというのが王道の使い方です。それ以外ですと、  その① デ...
不登校

不登校の新名称としての“ゆたぼん”

不登校の子どもが、たまに学校に行くとクラスメイトから"ゆたぼん"と呼ばれ、いじめられているという哀しい記事をネットで見ました。嘘か本当かは分かないけど、なんかありそうな話です。  ゆたぼん、ゆたぼん、ゆたぼんぼん、ゆーたぼんぼん♪ 少年革命家ゆたぼんの、教育を受ける権利に関する理解は基本的に正しい。47歳の私も10歳のゆたぼんと同じ考えです。だからゆたぼんは、ゆたぼんのままでいい。わざわざ沖縄まで行って、ゆたぼんを絶賛する茂木健一郎の存在が、私の心をざわつかせますが、それはそれ、ゆたぼんを支持していくぞ私は。  今さらゆたぼんについてなんで語るのかと言うと、不登校という名称は後ろ向きなので、な...
ひきこもり

ひきこもり悪徳支援の構造

ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。  国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者  ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者 ☓ 税金→ひき...
ひきこもり

ひきこもり馬鹿

馬鹿でなければ、ひきこもりはつとまりません。ここでいう馬鹿とは、野球馬鹿とか、釣りバカとかの、後先のことなぞ考えずに突き進む、あの馬鹿です。  小学生でもないのに、1日中ゲームをしたりユーチューブを見て過ごすなんていうことは馬鹿でなければできるものではありません。ひきこもり馬鹿は筋金入りで、将来どうするんだなんていう脅しは通用しないのです。パソコンでブログを書いたり、図書館でぼっさり読書をしたり、市民プールを満喫というふうに、日々ノーダメージなのです。馬鹿たるゆえです。  ただ、ひきこもり馬鹿が弱まったときには、ハローワークとかに行って就活をするふりをしてみたり、通信制の学校に入学して学生に擬...
ひきこもり

おぼろげに語る、ファイナンシャル・プランナーって何だ

ひきこもり業界に、ファイナンシャル・プランナーというよくわからない人たちが食い込んできたのは、比較的最近のことです。  ファイナンシャル・プランナーとはなんなのか、それはね、家計のアドバイス(助言)をする人のことです。主に老後のお金を心配する人たちの相談をしているようです。でも彼らが役に立つケースというのは限られていて、貧乏でお金がないと思っていたけれども、実はただの浪費家でしたっていう、藤子不二雄A先生のマンガであれば「ズコーッ」というオチがぴったりくるような、きわめてマンガ的な状況の時だけなのです。ほとんど場合、つまり節約ではどうにもならない、本当にお金がない時には、彼らは役に立たない。 ...
ひきこもり

人を働かせる唯一の方法は借金をさせること

嫌々でも人を働かそうとするなら借金をさせるしかない。借金があれば返済のため、せっせと働くようになる。贅沢のためにとか、お金を貯めるために働いている人は少なくて、たいてい借金があって、それを返すために働いているのです。  家賃というのも借金で、仮に家賃が7万円なら、それがその人がその月に支払うべき借金ということになります。家を借りるという行為が、嫌々働く労働者への道なのです。  最近話題の大学の奨学金もたんなる借金(学生ローン)で、卒業したら働くて返すしかありません。就活するしかない、派遣でもなんでも働くしかない。人生の選択肢はせばまっているのです。  ひきこもりは一文なしだけど、借金がない。お...
よもやま話

【酷評】プレミアム付商品券とは

ツイッターにすでにつぶやいてしまったが改めて消費税10%増税にともなって発行される、プレミアム付商品券について酷評、もの申したい。  プレミアム付商品券とは、消費税10%増税に憤慨する貧乏人を慰撫する目的で発行される割引券のことです。  自分の手元に商品券に関する申し込み書が届いて初めて、このプレミアム付商品券はもらえるのではなく、買うのだということを知りました。現金2万円払って、2万5千円分の商品券を買うのです。貧乏人(住民税非課税の方、小さな乳幼児のいる子育て世帯)だけが買える仕組みとなっています。  しかしこれは商品券なのだろうか? 私は割引券・クーポン券だと私は思う。理由は、 ①お釣り...
よもやま話

組織のなかで個人としてがんばっている人について

国や行政に対して問題点を指摘して批判すると、どこかの誰かが必ず言う、改革の意気を挫き、押し留める、現状維持賛成のマジックワードがありまして、それが「個人としてがんばっている人がいる」というやつなのです。似たような言い方としては個人として良心的だとか、尊敬できる人がいるだとか、まあいくつかパターンがあるよな。  「個人としてがんばっている人がいる」の言わんするところは、批判ばっかりしていないで、応援しろとまでは言わないけれども、とにかく悪くいうばかりが能じゃねえだろ、という方向に話をぐいっと持っていき、気づけば問題点を指摘し批判するやつはクソ野郎だなといった具合に、この世界の片隅においやる、いつ...
ひきこもり

夏は市民プールで勝ち組

過去にも何度も同じようなことを書いているが、改めて夏に勝ち組になるやり方を、勝利の方程式をここにはっきりさせておきたい。  エアコンのきいた部屋で陰気に涼んでいるような人は全員負け組です。親が死んだあとの将来も、冷え冷えです。勝ち組になりたければ、1番暑い時間帯の、昼12時~13時に市民プールに行くこと。屋内の温水プールなんかではだめです、夏だけやっている、1時間100円くらいの屋外の市民プールに行くのです。  昼のプールは子どもだらけで混んでいるイメージがありますが、昼食タイムはちょっとすいています。プールに来ているほとんどが小学生とその保護者で、ひとりぼっちで泳いでいるおじさんは私ひとりで...
ひきこもり

誰も望んでいない、ひきこもりの政治参加

社会復帰という言葉が嫌いなので、社会参加という言葉を使っていましたが、その社会参加という言葉も、社会復帰のひとつ前の段階という程度の意味でしか使われなくなりました。いい言葉というものは、えてしてアイツラに盗まれたうえに、元とは違った意味で使われるようになります。  もうこうなったら、誰も望んでいないことは承知の上で、「政治参加」という言葉を使っていこうと思います。悪徳支援業者のド肝を抜く意味でも、政治参加という言葉はいい武器になるし、いい冗談にもなります。ひきこもりサポートセンターの目的も、社会参加ではなく、ひきこもりによる政治参加でございます。  政治参加の目的はド肝を抜くこと。働けたいけど...
ひきこもり

居場所という言葉はもう使いたくない

いつからか、就労のはるか遠くにいる、能力がなさすぎるひきこもりが行かされる場のことを、居場所とかフリースペースと呼ぶようになったようです。  →居場所(フリースペース)  →就労訓練  →中間就労(時給150円~)  →アルバイト・非正規社員  →貧しい納税者  このようなロードマップに、納税者の道に、居場所がっちり組み込まれており(しかも最下層に)、就労支援をしているところはたいてい居場所も運営しています。  本来、居場所とかフリースペースというのは納税者の道の外側にあるものです。しかし、アイツラときたら、ちゃかり居場所という言葉を盗んで腐れ支援の一部に組み込んでしまいました。われわれ底辺の...
ひきこもり

多様な場とはどんなところか

多様な場とは、汚い、くさい、うるさい、そういう人が"一人か二人"いる場所のことだと思う。  そういう人が大勢いるのならば、それは排除された人が遺棄される人間ゴミ箱であって、多様な場とは言えない。  排除なんていかんのです。でも小さなサークルで、「私たちは排除しない」と全部受け入れるとどうなるか、汚い、くさい、うるさい人たちが全国からその場めがけて集結することになります。  結果、排除された人しかいないという、画一的なサークルになる。多様な場じゃない、排除者専用の場になってしまうのです。  社会全体の排除を温存したまま、排除をしないというサークルを立ちあげると、どうしても人間ゴミ箱になりがちです...
不登校

まとめ【東京シューレ】フリースクール施設で性被害、訴訟和解 〈記事追加&訂正〉

東京シューレでおこったスタッフによる性暴力問題事件のまとめ
ひきこもり

向上心がひきこもりをダメにする

気づいたら夕方になっていた、そんな毎日でなにもやらないやつほど向上心が高いものです。TODOリスト(やること一覧表)にはいくつものやりたいことでいっぱい、でも結局は何もしないんだよな、俺もお前も。  やることリストには、つねに運動(筋トレおよびダイエット)が入っていますが、それは向上心のしわざなんです。ひきこもりという谷底から、天高く舞い上がろうという向上心のあれわれなのです。でも実態は、もう自分でも気づいているのですが、あれはやることリストを装った、やらないことリストだったのです。  私のTODOリストにはやりもしないことがぎっちり書き込まれています。メールを出す、電話をする、洗濯する、衣替...
よもやま話

ひきこもりパソコン博士のノートパソコンを買う基準

そんなにパソコンに詳しいわけではないのですが、IT弱者が多いので相対的にパソコン博士のポジションにいることが多いです。  私は常に7万円だせば充分な性能のパソコンが買える、ケチケチするな、ひきこもりに一人一台パソコンを買ってやれとずっと言い続けていました。年々性能は上がるが、値段は下がるというのがパソコンというものでしたが、しかし、いまだと7万円ではちょっと無理かもしれない。パソコンのパーツ、CPU、グラボなどが高値で安定しているからです(SSDは安くなった)、それでパソコン本体もちょっと割高です。  私がもし今ノートパソコンを買うのであれば、何か捨てて、諦めて予算を下げるしかない。私のお薦め...
ひきこもり

ひきこもり実践、引き出し屋対策

ひきこもり悪徳支援業者、いわゆる引き出し屋の仕事ぶりをユーチューブで見ていました、ないとは信じているけれども、私のダディーがぶち切れてこの業者を呼ぶ可能性がゼロとはいいきれない、対策を考えていたほうがいいと思い、六畳間で空想しておりました。  悪徳業者の手口は似たりよったりで、いきなり男たちが自分の部屋にやってきて、ひきこもりを施設に連れ出そうとするというもの。これに対する平和的自衛法は何か、それは部屋に靴を用意しておくことだと思う。  スニーカーを一足部屋に置いておくのです。いざとなればベランダから外に逃げられる。それに靴は履いた人間と、履いていない人間では履いている人間のほうが圧倒的に有利...
ママン・ダディー・介護

家に親の介護ヘルパーが来るときの、ひきこもり当事者の正しい行動

また川崎事件に関するよもやま話。ニュースの記事によると、親(犯人にとっては伯父と伯母)が介護サービスを受けることになったことで、別の親族がひきこもりのアイツ、居候のアイツがどう反応するかを心配して、相談して結果、なにか(?)を伝えようとメモを渡したとか、渡さないとか、そんなことがあったという。  すでに私のうちでは、要介護5寝たきり老婆ママンのヘルパーが出たり入ったりしています、ひきこもり名人の家ではどのようにしたいるか、前例として、参考までにちょっと書いておきましょう。  介護ヘルパーに関しては、ダディーからの「明日から来るから」の通告だけです。でもこれだけで充分なのです。ヘルパーが何時から...
ひきこもり

アリとキリギリスとひきこもり

みなさんがよく知るイソップ童話『アリとキリギリス』は、原作では『セミとアリ』なんですよ、知っていましたか。セミというのが暖かい地方にしかいなく、北の国にはなじみが薄いので、セミをキリギリスに変えたとか、変えないとか。  『セミとアリ』ですが、内容はほぼ一緒で、夏の間、歌って過ごしていたセミが、冬になりアリのところに腹をすかしてやってくる、するとアリは「夏は歌ってたんだから、冬は踊ってればいいんじゃねえの」と言い放つという、そういう話です。  キリギリスにせよ、原作のセミにせよ、暖かい季節は楽しく歌って過ごしていた、将来の心配をして陰気に落ち込んでいたりなんかしなかった。そこを見習いたい。  ひ...
ひきこもり

ひきこもり安息日

休むことが大切で、疲れたから休むのではなく、休んで英気を養って元気になった人間が活動するのである、というようなことが本に書いてありました、なんかそんなような気もする。  週に一度は何もしない日、ひきこもり安息日を設けることによって、残りの6日を充実したものに出来るのではないか、安息日はネットもやらず、テレビも音楽も聞かず、本も読まず、電話にも出ない、ただぼーっとして過ごす。徹底して、何もしないをする。  よしやるぞと、自宅で寝たきり入院といった感じで一日中寝そべっていました。布団に寝転び、天井を眺めながら空想をする、が、さすがに途中でその空想も途切れてしまい、空想することもなくなってしまった。...
ひきこもり

「一人で死ね」ではなく、「誰も殺すな」じゃないのか

前回に引き続き、ひきこもり川崎事件に関するよもやま話です。ネットやワイドショーで事件を起こした犯人に対し、「一人で死ね」という言葉を投げつけるブームが起きているようですが、そうじゃないでしょう、「誰も殺すな」が正解だよな。  遺族だって犯人に対して「一人で死ね」なんて思ってない。死ねと言ってしまっては、人間として、犯人と肩を並べるるレベルまで堕ちたも同然じゃないか。  一人で死ねと言われた相手が自殺したならどうなんだ、事件を防いだことになるのか? 自ら手をくださなかっただけの違いで、人間の種類としては殺人犯それに近いんじゃないのか。  なんでこんな変な考えが話題になるのだろうと、グーグルを検索...
ひきこもり

ひきこもり川崎事件と次官事件について思うこと

今更ですが、↑2019年5月28日に起きた事件についてのよもやま話です。私はこれを、ひきこもり問題というよりは、事件と差別を結びつけておもしろがっている、そういう連中がワイドショーを中心にいるということ、ミヤネ屋や坂上忍はいかがなものでしょうか、ということだと思う。  犯人がひきこもりでなく会社員だったら、会社員と事件を結びつけて盛り上げるなんてことはしないでしょ。でも犯人が外国人だったなら、もしアメリカ・ヨーロッパの白人ではなく、アジア・南米人が犯人だったら、中国人や韓国人だったら、精神障害者、知的障害者、イスラム教、ホームレスだったならばどうだろう、ほぼ間違いなくやつらは、ミヤネ屋と坂上忍...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(3)【マニア向け】

プロレスラーを安易に国会議員にするのはいかがなものでしょうか、スポーツ平和党のアントニオ猪木しかり、片岡鶴太郎似のレスラー大仁田厚、そして馳浩と…、こうして並べると馳浩がいちばん華がないよな、馳なんかより北海道で市議会議員をしている将軍KYこと、若松マネージャーのほうがよっぽど華やかさがある。  馳浩問題、教育機会確保法が密室でつくられているのは、かつて革命しない革命プロレスラーであり、人気レスラー武藤の黒幕と呼ばれていた、元体罰教師の馳浩が幹事長なんかやっているせいじゃないかと思っている。こいつを辞めさせたい、でも馳を次の衆議院選挙で落とそうとしてもそれはできない。だって落選運動をどんなにし...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(2)【マニア向け】

プロレスとは、馳浩とは  馳浩、知らない人もいるかも知れないが元プロレスラーです。アントニオ猪木ほど有名ではないですが、馳浩も元オリンピック選手(メダリストではない)というのが売りのプロレスラーだったのです。  プロレスとは何か、格闘技なのか、スポーツなのか、男版宝塚のようなものなのか、これはやっているほうも、見ている方も実のところわからないと思う。戦って勝つというだけでなく、試合を盛り上げて、観客にアピールするという不思議な要素を含んだ興行であります。結論から言えば、シナリオがあって、それにそって試合をしているので、「筋書きのあるドラマ」というのがプロレスを表現するのに一番しっくり来ます。馳...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(1)【マニア向け】

↑ポンチ絵。ネットからの拾い物。クリックすると大きくなるよ。  教育機会確保法が成立して3年、その見直し試案ができたらしいということを知ったのですが(ネットかどっかで)、肝心な試案そのものを見ることはできません。  ただ試案をA4の紙1枚にまとめた概要がネットに落ちていました(2019.06.16追記、 ←このブログで合同総会で配られた資料が見れるぞ)。一般の人には馴染みがないですが、これは議員会館の中で「ポンチ絵」と呼ばれているものです。議員会館にはパワーポイントでポンチ絵をつくる職人(官僚?)がいて、般若心経とマンダラを組み合わせたような珍画をつくりあげ、これを議員に配るのです。  3年前...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(3)

NHKの受信料は、地デジ+BSを合わせて、月に2280円です。年間2万7360円になります。全然割に合わない娯楽でしょ。  私個人としては公共放送はあった方がいいと思っているし、受信料で運営するというやり方も、国や大企業のいいなりにならず、中立をたもつための仕組みとしては悪くはないと思っています、が、現在のNHKが国に対して中立かというと、とてもそうは思えない。  それにNHKは無駄に巨大すぎる。地デジ2局、BS2局、AMラジオ2局、FMラジオ1局と、こんなにたくさんのチャンネルを使って、毎日つまんねえ番組を垂れ流しているのです、いかがなものでしょうか。  ひきこもり大臣として提言するなら、N...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(2)

NHKとの契約を解約するにはただひとつ、テレビを捨てたまえ(もしくはヤフオクやメルカリで売ってしまえ)。受信装置がなくなれば、合法的にNHKとの契約を解約できます。それ以外の方法は、だめだと思ってもらいたい。  「NHKから国民を守る党」なんかに相談したりしちゃだめだぞ、あの連中の仲間だと思われるだけで、目をつけられ、みせしめに裁判に訴えられるリスクが高まります。ひとり静かに、犀の角のように解約しましょう。  NHKだけ映らないようにする装置だとか、NHKが映らないように改造されたテレビとか、そんなものでは解約できません。見てないから払わないなんていうのも理由にならない。集金人ともめたあげく、...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(1)

実家暮らしのひきこもりならば、NHKの受信料は親が勝手に払っているというのがほとんどじゃないでしょうか。私もダディーがずっと、私が生まれる前からNHKの受信料を払い続けております。でも、もし自分の思うがままにできるのであれば、NHKの受信料なんて1円も払わねえぞ! と思っちょります。  こんなことをいうと、「NHKから国民を守る党」の一派と思われてしまうから、あまり言わないでおきたかったのですが、やはり言わずにはいられない。NHKの受信料なんて払う必要はないのです。「合法的」に払う必要がない、家計を節約したいのならばNHKの受信料を払わないようにすることです。  払わない方法ですが、まずはNH...
よもやま話

デモクラティック大名(10)

信玄は九死に一生を得ましたが、兄思いの弟信繁や軍師山本勘助などよき理解者を戦で失ってしまいました。これからは上杉謙信のように、大事なことは話し合わず俺ひとりで決めたほうがいいんじゃないか、信玄はそう思いつつも、すぐにデモクラティック大名の看板を下げることせずに、合議制を続けます。  一方家臣はというと、川中島の合戦でキツツキ戦法なんてものを主張したせいで大失敗していますから、軍議では信玄の意見に従うようになりました。形式的には合議制なのですが、実際は今まで以上に信玄の鶴の一声で全軍が動く仕組みへとなっていったのです。形骸化したデモクラティック大名ではありましたが、戦は連戦連勝、三方ヶ原の合戦で...
よもやま話

デモクラティック大名(9)

謙信は勝利寸前でしたが、こうなっては勝ち目はありません。あとはどうやって退却するかということになります。上杉謙信は敵中突破をはかりました。新手の先鋒隊と戦うことをせず、朝から戦い続けで疲れている正面の敵に突撃し、そのまま突き抜けて越後に戻ろうとしたのです。  その時、歴史が動いた。通り過ぎようとしたその敵の本陣に、当時最高級品であったヤクの毛でフサフサの兜をかぶった男がじっと座っていたからです。ひょっとしたらアイツじゃねえと勘づくと謙信は向きを変え、アル中特有の勢いでフサフサ兜のの男に馬上から刀で切りかかったのです。有名な信玄と謙信の一騎打ちです。  床几に座り、動かざる信玄は風林火山のうちわ...
よもやま話

デモクラティック大名(8)

もし川中島で、織田信長がこのような状況に陥ったのならば、家臣の秀吉や明智光秀に殿(しんがり)をまかせてとっとと逃げていたでしょう。でも信玄は今まで軍議という名のおしゃべり会で、大将の心得として「本陣が動くのは負けた時だけだぞ」「動かざること山の如しだ、ガッハッハッ」と兄貴面をして家臣相手にふかしまくっていましたから、逃げたくても逃げれなかったのです。  でも信玄が逃げないから、武田の家臣はもちろん、足軽のひとりとして逃げ出しませんでした。武田軍は崩壊寸前のところで持ちこたえていたのです。そしてついに武田の先鋒隊が戦場に到着したのですしたのです。こうなると形勢は逆転、上杉軍は挟み撃ちにされる形に...
よもやま話

デモクラティック大名(7)

謙信の車懸りの陣に対して、武田信玄は鶴が翼を広げるように陣を広げ、相手を包み込もうとしました。鶴翼の陣です。でも武田軍は上杉軍に対して人数が少ないのです。武田勢の半分は上杉本陣があった山上にいたからです。そこがもぬけの空と気づき、反転して、先鋒隊は武田本陣めざして引き返しているところですが、山中には上杉軍の伏兵がおり、簡単に戻ってくることはできません。  こうなると謙信が信玄の首をとるか、その前に武田の先鋒隊が本陣に戻ってくるか、どちらが先かという勝負になります。謙信が攻めて、武田軍が守るのです、でも武田軍にだって勇猛果敢な武将はいます、本陣から打って出て謙信の首を狙い突撃する武将たちもたくさ...
よもやま話

デモクラティック大名(6)

旗本というとお殿様のそばにお仕えする侍のイメージがありますが、それは江戸時代のもので、戦国時代の旗本とは、各部隊から選抜された最強部隊のことです。全員が宮本武蔵だと思ってもらいたい。それが本陣にいて大将を守っているのです。川中島の合戦でいきなり本陣と本陣、旗本旗本がぶつかり合うことになったのは、アル中大名の謙信が寄った勢いで、みずから先陣を切って信玄のいる本陣に襲いかかったからです。  上杉勢は車掛かりという戦法をつかったと言われます。蚊取り線香のように渦巻状になり、ぐるぐるまわりながら攻めたという。そんなサーカスみたいなことを本当にやったとは思えないのですか、とにかく上杉軍はぐるぐるまわりな...
よもやま話

デモクラティック大名(5)

謙信は思いました。武田軍はなにかをたくらんでいるぞ、ならばその相手の作戦の裏をかいてこっちから攻めてやろうと思い、上杉軍は真夜中に全員下山します。どこに? 武田軍本陣の眼の前にです。  川中島の名物は霧です。朝になると数メートル先も見えないほどの霧が発生します。武田軍もこの霧を利用して夜中に出陣して、朝方霧が晴れるころに山上の上杉本陣に攻めかかる予定でした。いざ朝になり、武田先鋒隊が上杉本陣に攻めかかります、が、そこはもぬけの殻、兵士のかわりに藁人形が置いてあるだけでした。武田先鋒隊は作戦が見抜かれていたと気づきます。  そのころ川中島の平地も霧が晴れてきます。武田信玄の目の前に、山上で先鋒隊...
よもやま話

デモクラティック大名(4)

何がキツツキ戦法だ、遊びじゃないんだぞ、武田家が存続するか滅びるかの大事な一戦なんだ、お前らなんかの意見なんか聞いてられるか、大事なことは「俺がひとりで決める」、信玄はそう言いたかったのですが、いえませんでした。常日頃、大事なことはみんなで話し合って決めると兄貴面をして合議制を主張していた張本人だったからです。信玄が武田家の頭領なのも話し合いの結果? ということになっていました。  信玄ほどの軍略家からすれば、家臣が一押しするキツツキ戦法なんていうのは子ども騙しで、そんなのは通用しないと分かっていたはずです。孫子の兵法にも、こんな戦法は載っていない。しかし大事なことはみんなで話しあって決める、...
よもやま話

デモクラティック大名(3)

みなさんご存知の川中島の戦い(知らない人はこのあと書いてあることすべて理解できません)。武田信玄と上杉謙信は川中島で5回も戦っていますが、いわゆる世間で知られる川中島の合戦とは第四次川中島の合戦のこてで、それ以外はというと両軍にらみあいながら対峙していただけなのです。  謙信は酒を飲みながらじっと一人で考え込み、信玄は家臣らとおしゃべり軍議をして、川中島でいまでいうキャンプを楽しんでいたのです。彼らが現代人であったのなら、そこでバーベキューをするなり、もしくは麻雀卓かトランプでも用意して遊んでいればそれですんだかもしれない、ただ戦国時代ですから、戦をすることになります。  第四次川中島の戦いの...
よもやま話

デモクラティック大名(2)

武田信玄がなぜデモクラティック大名のふりにこだわったのかは分かりません、そのほうが家臣団を統率しやすいという計算があったのかもしれない、ただそのインチキ民主主義をこころよく思わない武将がいたのです。越後の虎、上杉謙信でございます。大事なことも、大事でないことも、誰とも話し合わず全部一人で決めて、勝ちまくる、もうひとりの戦国最強の大名です、毘沙門天を崇拝しているうちに、自分自身が毘沙門天だと思い込むようになってしまった狂人ではありましたが、戦となれば必ず勝つという戦争の天才でした。  信玄が軍議というなのおしゃべり会を家臣としている一方、謙信は何をしていたかというと、一人で酒を飲んでいたのです。...
よもやま話

デモクラティック大名(1)

残りの人生を狂人として生きていこうと決心しました。今までも狂人ではあったと思うのですが、少しでもまともな人間であろうと自分を抑えている部分がありました。それをやめる。妄想、妄言を他人の目を気にすることなく、自由に語りたい、もう狂人でいいんだ、思いつくままに書いていこう話していこうと決めたのです。なぜそんなふうに思うようになったかは、またいずれの機会に語ることにして、今回からしばらくずっと妄言を語ります。それでは、 デモクラティック大名 武田信玄  戦国時代は殿様をトップとした封建社会です。殿様の一言ですべては決まるのです。決まるのだけれども、それを良しとしない家臣がいれば、それを良しとしてない...
ひきこもり

偽ひきこもり

ひきこもり当事者として、人前で何かを話をする(表現をする)、という行為をもってその人を〝偽ひきこもり〟とするのは、働かないアリは、アリじゃないと言っているようなもので無理があります。  アリが働くのはアリの習性ですが、しかしアリなかにも、その習性どおりに働かないものもいるのです。ひきこもりだって同じです、いつも習性通りに動くというわけではない。  ひきこもりの習性とは、ひきこもり当事者だと言われたら、逃げる、消える、というもの。それがひきこもりの習性であることは否定しない。そもそも昼間でも部屋のカーテンをぴちりとしめて、ひきこもり当事者であると悟られぬよう苦心するのが王道ひきこもりであります。...
よもやま話

失くし物を見つける方法

失くし物大臣です(忘れ物大臣でもあります)。狭い6畳間の中で日々絶えず何かを失くしています。携帯電話もしょっちゅう隠れてしまうので、固定電話から自分の携帯に電話しています。毎回いろんなところから呼び出し音が鳴ります、今日はまったく置いた覚えのない本棚から、携帯が鳴りました。  そんな私が実践している、失くした物を見つける方法というのは、「見つかるまで探す」ということです。決して諦めない、新しいものを買おうなんて考えは捨てる。ずっと出てくるまで探し続けるのです。真理として、部屋の中で失くしたものは、必ず部屋にあるのです。消えてしまったリモコンや、USBメモリー、鉛筆、爪切り、ハサミなど、死に物狂...
よもやま話

自由席を英語で?

和歌山から電車で帰ってくるときのことです、特急の指定席に座ろうとすると、我々のその席に外国人の女性が座っておりました。  そこは俺たちの席だぞと"英語"で自己主張しなければならないところですが、無学ゆえ、その英語が話せない。でも指定席車両なので、心の弱い我々にはそこ以外の席に座る度胸がない。  自分たちの切符を見せて相手に悟ってもらうしかない。どす黒いスマイルとともに、こちらの切符を相手に見せました。すると相手も自分の持っている切符を見せてくれる。外国の人の持っている切符は、日本人には馴染みのない、自由席ならどこにでもいけるよというような電車回遊券なのです。  自由席車両と指定席車両の違いがわ...
よもやま話

芥川龍之介が小説家になりたいなら数学の勉強をしろと言っていたという噂の真相

雑学・豆知識です。結論を言えば、そうは言っていない。しかし読解力のない人が芥川の評論、『文芸家たらんとする諸君に与ふ』を読めばそのように勘違いするのも、分からなくはない。  その小文を要約してみました。オリジナルを読めばすむことで、こんな野暮なことはしたくないが、難しいから読めないという弱者のために、勝山式妄想現代語訳をしてみました。どうよ。 ********** 妄想現代語訳『文芸家たらんとする諸君に与ふ』 by 芥川龍之介 ①中学生諸君よ、文芸家であろうとするならば、数学を学ぶことに一生懸命に励むべきだ。そうしないと頭の弱い人間になっちゃうぞ。 ②中学生諸君よ、文芸家であろうとするならば、...