ツイッターにすでにつぶやいてしまったが改めて消費税10%増税にともなって発行される、プレミアム付商品券について酷評、もの申したい。
プレミアム付商品券とは、消費税10%増税に憤慨する貧乏人を慰撫する目的で発行される割引券のことです。
自分の手元に商品券に関する申し込み書が届いて初めて、このプレミアム付商品券はもらえるのではなく、買うのだということを知りました。現金2万円払って、2万5千円分の商品券を買うのです。貧乏人(住民税非課税の方、小さな乳幼児のいる子育て世帯)だけが買える仕組みとなっています。
しかしこれは商品券なのだろうか? 私は割引券・クーポン券だと私は思う。理由は、
①お釣りが出ない。
②期限は3/31までの半年間。
③住んでいる市町村でしか使えない。
④決められた一部の店でしか使えない。
お釣りが出ない時点で金券ではない。使える地域と「店」まで限定されているのも大きい。貧乏人に対する、消費税10%の穴埋めがこんなものたど知って唖然とした。しかも、この商品券を手に入れるまでも手続きも面倒なのです
申請書を書いて郵送する
→引換券が届く
→窓口で商品券を購入する
といった3段ステップを踏まないといけない。この行政のコストはいくらになるのか、あまりに無駄がありすぎる。こんなバラマキ政策にすらなってないものを、よくぞ考えたものだと思う。
どの店で商品券が使えるかはそれぞれの市区町村のWEBサイトで調べなければいけません。私の場合、町内では生協を含めたスーパー3店とお弁当屋さん1店で使えることが判明しました(コンビニでは使えません)。でも半年間で2万5千円分というのは使えない額ではありません。食べ物、飲み物を買えば半年で商品券にして2万5千円分は使えそう。でも脳内シミュレーションしてみると、やっぱりお釣りが出ないというのが使いづらい。ちなみに使うときの最小単位は500円です。
あまりにもひどいすぎて、逆にウォッチしたくなってしまい、プレミアム付商品券の申込みをしてしまいました。4千円(商品券で5千円分)単位で買えるそうなので最小ロット分だけ買ってみようかなと思っちょります。商品券をもっているということは貧乏人の証でもあるので使うのにちょっと勇気がいる。使われるお店にとっても、手続きの煩わしさばかりでメリットはない。誰も得しない、わけのわからない、政策です。
コメント
こういうのがあるのを知りませんでした。情報ありがとうございます。
困窮者に商品券を買わせて尚且つスティグマを植え付けるとは(笑)。よく考えられた悪趣味な制度だと思います。世界中で流行っている格差と分断にどうしても乗っかりたいのでしょう。
麻生政権のときにやった定額給付金を商品券でやれば貯蓄に回せないので、ばらまき政策として成立していると思うのですが、それではダメなんですかね?