和歌山から電車で帰ってくるときのことです、特急の指定席に座ろうとすると、我々のその席に外国人の女性が座っておりました。
そこは俺たちの席だぞと”英語”で自己主張しなければならないところですが、無学ゆえ、その英語が話せない。でも指定席車両なので、心の弱い我々にはそこ以外の席に座る度胸がない。
自分たちの切符を見せて相手に悟ってもらうしかない。どす黒いスマイルとともに、こちらの切符を相手に見せました。すると相手も自分の持っている切符を見せてくれる。外国の人の持っている切符は、日本人には馴染みのない、自由席ならどこにでもいけるよというような電車回遊券なのです。
自由席車両と指定席車両の違いがわからないんだなと理解しました。で、日本語で自由席と書かれた切符の意味を、相手に”英語”で伝えないといけません、でも自由席って英語でなんて言うんだろう?
ぱっと思い浮かんだのが、「フリー・チケット」です、でもこれでは無料券になってしまうよな。かといって「フリーダム・チケット」では、自由のスケールがでかすぎる気がする。がっはっはっ、席が違うとか違わねえとか、日本人よ、そんなちっちゃなこと気にすんなよ、というようなイメージを「フリーダム」から感じるのです。
結局は、すぐ後ろの席に座っていた、日本人の女性が英語で通訳してくれたので、外国人女性は自分が持っている切符の種類を理解することができ、隣の自由席車両へと移動していきました。そんなことが和歌山から名古屋までの、90パーセントが空席の、ガラガラの指定席車両の中でおこなわれた出来事でございます。
コメント
単純に分解して考えて
This is my seat, thank you.
で、どうでしょう?
いいですねえ、でもイスは鉄道会社のものじゃないかと思われるかも。
相手はマイチケットを持つていて、そこに座っていいと思っとるんです。
だから説明が必要なんです。アンリザーブ席が自由席らしい。
こんばんは。
外国人を受け入れると言うことは、当然我々もその人たちとどう関係していくのか迫られることになりますよね・・・。
英語を勉強していてつくづく思うのは、言語が違うというより「考え方そのものが違う」ということなんですよ。
この発想を持てるか、理解できるかが英語学習の要で、暗記では決して攻略できない部分だと思います。そして自分は未だできていません・・・泣
ともかく、今回の例も自由席の「自由」の意味するところは大きく違ったのかもしれないですし、単にわからなかっただけかもしれないですし、いずれにせよ今後の社会生活の大きな課題になるでしょうかね。
私はなんかほとんどの人と考え方が違うので、そういうものだと思って
生きております。