空想

ひきこもり

有象無象の力

趣味でベランダ園芸をしております。春になったので大葉の種とプチトマトの苗をホームセンターで買ってきました、これからが楽しみですな。しかし、  種や苗を買うのはいいのですが、園芸用の土を買うというのが、なんともバカバカしいというか、いつもむなしい気持ちになります。だって土なんて、俺たちの地球にいくらでもあるじゃないか、なのにホームセンターに行ってお金を出して土を買わなきゃいけない、いかがなものでしょうか。  ベランダにある植木鉢が自然の循環の外にある、だからそういうことになるのです。実はこれは植木鉢だけではない。そんなベランダつきの団地に住んでいる私も、自然の循環の外にいるのです。コンクリートの...
ひきこもり

ひきこもれない支援

コロナさわぎのせいで、ひきこもりは社会問題ではなく、権力と相性のいい〝能力〟へと変化しました。全国に100万人いるひきこもりたちは、政府の自粛要請に完全な形で答える御用集団となったのです。  マンボウだ、緊急事態宣言だ、外出をひかえろ、自粛しろと国はいう。そんなもの我々にとって、たやすいこと、ポケットの中のものを取り出すようなものです。一切の努力なしに、完全な自粛を生活をおくっています。  雪だるまが暖かな日差しにとけてなくなるように、ひきこもり問題も、1年以上も続くコロナの自粛要請の繰り返しによって、すっかり、とけてなくなってしまいました。  このご時勢に、ひきこもり支援と称して、自粛してい...
よもやま話

エヴァはポニョで完結する【妄想】

シン・エヴァンゲリオンシリーズを見終わって感じる、とてつもない残尿感、いろいろ伏線を張り、謎をちりばめ、さてどうなるかと、話は進むが、結局はシンジ君がアバババーと半狂乱になり、地球をボカーンと破滅させるという、あの、いつもの流れとなる。  庵野監督が表現しようとしながら、いつもうまくいかないのが、人類補完計画のところだと思う。碇ゲンドウがアレを始めると、もうアニメ自体が、めちゃくちゃになり、綾波がぼわーんと膨らみ始めて、中身がなんにもないシーンが延々と続くことになる。  そう思っているのは私だけではなかった、〝あの男〟もそう思っていたのです。あの男とは、アニメ界随一気むずかしい老人、宮崎駿監督...
よもやま話

僕は登校拒否児である、を読んだ

知っている人はよく知っているが、知らない人はまったく知らない、児童精神科医の故・渡辺位(わたなべ・たかし)氏の正体が書かれている本です、小泉零也著『僕は登校拒否児である』、でも別に渡辺氏の話がメインではありません、不登校や学校教育のあり方を問う自叙伝であり、ポエム集であったりするのですが、やはり一番パンチが効いているのが、渡辺位氏にまつわるエピソードです。  著者の小泉零也氏が子どもだった頃、千葉県の国立国府台病院に通うことになるのですが、そこで担当医として待ち構えていたのが、児童精神科医渡辺位こと、悪魔のワタナベでした。  ワタナベは頭痛を訴える小学生だった著者に、頭痛薬と称して〝抗精神病薬...
ひきこもり

ひきこもり文明の大分岐

古代エジプト、ギリシャ、メソポタミアといろいろ栄えた文明がありましたが、現代の日本を含めたこの地球ほど、栄えた時代はないでしょう。後世の人は、今の時代を何文明、何時代と呼ぶのでしょうか。  文明が栄えている、栄えていないは、何をもってそう判断するのか、それは労働時間です。文明の進化・発展とは、労働時間の減少です。科学技術、哲学、思想、文化、これらの発展が労働時間を減らすのです。  文明の発展が、民衆を労働から解放する。現代文明が多くの人を一時的ですが、労働から解放しています。まずは子どもが労働から解放されているでしょ。あとお年寄り、定年退職後に年金ぐらしで暮らせる、ということになっています。 ...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈7〉

書くにせよ、話すにせよ、ネタがなくなってきたら躁状態です。アイディアはあるが、面倒でなにもする気にならないのが、正常な人間の姿です。  正常な考えを、躁の人にやらせるのが、一番クリエイティブを発揮できるのですが、現実には躁ピープルの愚にもつかないアイディアを、やる気も元気もない正常な人が、お金のために嫌々やっているのが現状です。これこそが社会の生きづらさの正体です。  環境問題も躁のせいです。必要なこと以外はなにもせず、じっと考えて暮らしていれば、環境破壊なんておこらないのです。ぐちぐち考えるな、やってみろというのは間違いです。とにかくやってみろの結果が、GOTOトラベルであり、オリンピックな...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈6〉

躁ライフが引き起こす惨事を、少しでもマシなものにするためには、常日頃の鬱貯金が大切です。だるい、何もする気がしないときに、きっちりと、たんまりと、空想しているかどうかで、躁状態になったときの手札が決まるのです。  躁状態になれば考えなくなります、創造力は消滅しますから、前に考えてきたことをひっぱり出してくるしかありません。正常なときに考えたけど、面倒くさいからやらなかったあれやこれを、頭はからっぽだけど体だけは動く躁のときに一気にやってしまうのです。これならば迷惑はかかりません。正常な考えを実行に移すだけだからです。  よくよく考え抜いたことだけを実行に移すのがよろしい。躁のときに思いつくこと...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈5〉

生きづらいと感じるくらいでちょうどいい。生きやすさを感じてしまうようなら、躁状態であって、それは治癒すべきです。なんかやろう、すぐにやろう、そんな気持ちは病気です。やらなくていいことをやらない、それだけで人間国宝に値します。  気分には浮き沈みがありますが、気分が浮いてきたら躁状態になってきたなと警戒すべきです、気分が沈んできたら正気が戻ってきたなと祝うべきです。なのにたいていの人が、元気が出てくるとうれしがるのです、調子がいいと勘違いしてしまう、ほろよいの明るさは、おバカさんの証、いけないことだというふうには気づけないのです。  こうなってきたら危険、躁状態になりつつあるという特徴が自分自身...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈4〉

鬱の人は病院に行きますが、躁の人は病院に行きません。行っていた人も治った、もう薬はいらないと、処方箋を捨てて町に出ます。正常な人だけが継続的に病院に行き、薬を飲む。そこが精神医療の難しいところです。  鬱は治せません、正常だからです。薬で謙虚を傲慢に変えるのは無理なのです。  一方、躁状態で元気で明るいときは、薬を飲みたがらりませんから、自然に治まるのを待つしか方法がありません。躁を抑える、リーマスなんて薬もありますが、躁ピープルは飲みません。医者には飲んでいると言いつつ、処方箋は即シュレッダーかけておしまいです。だって軽い躁状態が一生続くのが一番幸せなのですから。  暗くて元気のない人はいい...
ひきこもり

ひきこもり要求論

要求とは。言っても無駄だ、実現しそうもない、させてもらえそうもないことを、堂々と胸を張って言い続けることです。  予算がない、今はできない、現実的ではないと言われて、えっへっへっと照れ笑いで、それならこれはどうです、いやこっちならと言って出すものは、こちらの要求ではありません。それは、相手の要求受け入れているだけなのです。  これを権力相手にやってしまうようでは、日本もおしまいですな。なにが居場所だ、なにが子ども食堂だ、ふざけるな湯浅誠。びびってせこい偽要求をするのは害悪でしかない。直接給付しか、わしは認めんぞ。 ※2021/12/04 修正
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈3〉

鬱なんてものはない。躁状態があるだけなのです。躁状態が治癒して、正常になった状態を鬱だといって、落ち込んだり、自分を責めたりしている勘違いがあるだけです。我に返っただけです。無駄遣いをしない、やらなくていいことをやらない、まっとうな紳士じゃないですか。  躁状態を元気とか明るいとかいう肯定的なイメージにとらえて、そうなれない自分に否定的にとらえるというブームが、ここ20年くらい続いています。正常を正常と感じられない風潮こそ問題です。  躁状態とはおバカさんのこと。しかし残念ながら、現代社会は、おおむね躁状態のおバカさんに牛耳られています。でもこれもしかたない面があります、なにせ躁状態の人ときた...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈2〉

軽い躁病になり、一生治らないのが幸せ。幸せと思われている行為のほとんどが、酔っぱらいのウェイウェイ騒ぎとたいして変わりがありません。  結婚式というと、幸せの絶頂というイメージがありますけれども、あれは夫婦で軽い躁状態になっているだけなのです。結婚式を普通にやると2~300万円くらいかかるらしいじゃないですか。花嫁花婿が、親族、友人を呼びつけ、あきれさせ、祝儀と称してお金を巻き上げる。白いドレスに白いスーツを着て、暗闇からスポットライトをあびながら、自分とはなんの関係もない音楽をバックに登場、でかすぎるケーキを二人でナイフでまっぷたつにします、つまんねえスピーチが延々と続いて、泣いたり笑ったり...
ひきこもり

ひきこもり幸福論〈1〉

軽い躁状態が一生続くのが一番幸せだと、児童精神科医の石川紀彦さんがYou Tubeでいっていました。まさに至言、その通りだと思う。民衆が幸せと呼んでいるものは、精神的な軽い躁状態のことなのです。  人間の気持ちには浮き沈みがあって、ずっと軽い躁状態が続くなんてことはない、はずなのですが、周りを見渡すと、おやおやこれはまさに軽い躁状態がずっと続いているんじゃないかという人がおります、あかるい人、元気な人、長嶋茂雄のような人です。  彼らは病人なのです。軽い躁状態の病人なのです。彼らの明るさ、元気さを抑える治療が必要なのです。これを間違って解釈してしまっている、それが現代社会の間違いです。  気分...
よもやま話

共有と所有

これは興味深いニュースです。ジブリの老人クリエイター連中が、ジブリ映画の画像を自由に使っていいと、どんどん公開し始めたのです。  彼らが時代感覚にすぐれ、新しい考えを持っているというわけではありません、逆です、古い人間です。宮崎駿もプロデューサーの鈴木敏夫も、若い頃は著作権なんか守っていませんでした。社会がゆるかったのです。写真でもなんでも、いいものがあったら、なにも考えずに〝ネタ〟として使って、それでなんの問題もなかったのです。  ただ自分たちが年をとりクリエイターとなると、時代の流れで、権利を主張し、守らせる側となります。それは、なんかおかしいんじゃないか、もっとゆるくたほうがいいんじゃな...
よもやま話

憂うつの秋

スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋と、秋は一般的には夏の暑さが過ぎて、涼しく活動しやすい季節ですが、私のような夏男にとっては、秋は氷河期の始まりです。気温は下がる、日は短くなる。自然と気分はさがり、活動時間も短くなります。  夏の間は、暑い暑い、これじゃあなんにもできん、と言いつつ、ソーメンを食べ食べ、アイスクリームにむしゃぶりつき、熱中症も気にせずに、いつも以上に活動をしていました、それが夏男。強い日差しは覚醒剤と一緒で、どんな怠け者をも奮い立たせる力があります。暑さで、運動などしなくても汗は流れ、天然の毒抜きデトックスにもなります。体内にあるネバネバした陰気は、くまなく体外へ流れ出てくれるの...
ひきこもり

コツコツ努力をする習慣

とうとうコツコツ努力をするという習慣が身につきませんでした。いや、まだ48歳、残り30年はある、いまからでもコツコツやる人間になろう、今日から生まれ変わるぞと、心のなかで嘘をついて(自分に対して)、熱風を噴き上げるのですが、やはりそれだけで今日も今日とて何かするということはないのです。  コツコツやらないのなら、どうやっているのかというと、ときたまやってくるマッチ棒の火のような「やる気」が湧くときにちょこちょこってやっています。気が向くとはこういうこと、さっと手をつけて、ぐいぐいと進めるのですが、始めた瞬間が最大風速といったあんばいでして、その後は一気にだだ下がり、やる気マッチの炎はみるみるう...
よもやま話

オンラインは目が合わない

オンライン飲み会は疲れる。2時間もやるとへとへとになる。そのうちに慣れるかなーって思っていたけれど、なかなか、あの居酒屋でやっていたときの開放感がでません、なぜか。  それは我々がゴリラだからじゃないのか(最近ずっとゴリラブーム)。ゴリラの挨拶は、相手の目を見ることです。どんなに近づいても、声をかけても、さわっても、そんなのは挨拶とは認めません。ゴリラはぐいっと顔を近づけて、人間でいうならガンを飛ばすくらいやって、それでようやく「よう!」くらいの挨拶になります。ゴリラは目を見ないやつをゆるさない、目を見ないやつを仲間として認めない。  人間も99%はゴリラなのですから、ゴリラほど見つめはしない...
教育

よりよい教育をすべての人に

ゴリラはすごい負けず嫌いだそうです。人間もそうですが、ゴリラはもっとそうなのです。そんなゴリラが目指す人間関係ならぬ、ゴリラ関係が〝対等〟です。どちらが上でも下でもない、対等な関係です。  一方、ニホンザルが(彼らも負けず嫌い)目指す人間関係ならぬ、ニホンザル関係はというと、それは自分の〝勝ち〟なのです。サル山のボス猿、あれです。強い者と弱い者をはっきりさせ、見せつけ、序列をつくる、それがニホンザルの目指す社会です。  ゴリラは対等、だからとったエサも分けなくてはいけません。バナナを持っていると、みんながよってきて「私にもわけろ」となるのです。ちなみに分けろと要求するのは、弱いゴリラの仕事だそ...
ひきこもり

累積で考えれば挫折はない

毎日◯◯回やる、という発想が本来あかるい人類の気持ちを暗くしている。一日ごとに自分のやったことを、リセットして初期状態にするなんて、おかしなことじゃないか。昨日の自分は、今日の自分じゃないとでもいうのか。  生まれてから現在までを累積で物事を考えれば、この星から挫折がなくなると、六畳間であぐらをかきながら悟りました、マイ真理です。  昨日はやったのに、今日はやらなかった、そんな気持ちが、「俺はだめだ」という闇の種になのです、やらなかった日が続けば、「今日もまたやらなかった」と考えてしまい、だめの種が芽を吹き、花を咲かせ、立派なだめの実の収穫となります。  例えばみんなが筋トレに失敗するのはなぜ...
ひきこもり

怠け者になりなさいの思想

水木しげる先生の思想を誤解していました。「怠け者になりなさい」という先生の言葉を私は、がんばらなくてもいいんだよ、自分のペースで生きていけばいいんだよ、そんなありがちなメッセージのひとつと解釈していたのです。が、水木先生のエッセイを読んで、それが全然ちがうということに気付かされました、こうなのです。 「99%の人間は無能なんです。いくら努力したって始まらないです。無駄な努力というものです」 by 水木しげる  我々しもじもの人間をバッサリと切っておるではないですか。おやおや、では水木先生自身はどうなんですか? というと「水木さんはアタマが良かったから」とおっしゃるのです。先生は我々の仲間ではな...
ひきこもり

特別給付金10万円を世帯主が渡してくれるか心配問題について

なまけ神の結論。部屋で素振りをすれば、何も言わなくても世帯主が10万円渡すようになります。  もらえるはずなのに「受け取れない」、そんなことでは困ります。国民一人ひとりに給付された10万円をネコババする不逞な輩を許してはなりません。非暴力不服従とはこういうことではない、ガンジーだっていざとなれば飛び蹴りくらいしたと聞いております。  素振りってどうやるのかという人に是非見てもらいたいのが、世界のホームラン王、王貞治の気迫あふれる素振りです。見てエナジーを受け取って欲しい。   さすが王さん。素振りの格が違います。日本刀(真剣)をつかって、天井から吊るされた紙を切るなんて、正気の沙汰ではありま...
よもやま話

卵は完全食

人間が生きていくのに必要なものはすべて卵の中につまっている。一日一個食べれば、完全な調和が手に入る。  卵は宇宙である、食べすぎてはいけない、一日どんなに多くても二個までにしたまえ。  朝に卵を食べたのなら、もうその日は卵は食べない。逆に、朝食べていないのなら、お昼には、是非とも卵を食べたい。  卵は完全食である、これだけは必ず覚えておいて欲しい。卵なしにひきこもることは不可能だと思ってもらいたい。それがなまけ神からの教えです。  ゆで卵は沸騰したお湯に7~8分、基本は弱火でことこと茹でつつ、勝負所のラスト1分、中火でぐつぐつ茹であげます。そうすると、とろりとした半熟卵になる。完全な卵が、さら...
ひきこもり

空の鳥を見よ

「空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず。それでも天の父はこれを養っている。まして君たちはこれよりも遥かに優れたものじゃないか」と、イエスはおっしゃっています。空の鳥とは、子ども部屋で寝そべり、天井を眺めて空想の羽をはばたかせているひきこもりのことだと聞いております。すでに2000年前に、あのお方は、すべてお見通しだったのですな。もはや我々のような俗物に、付け加えるようなことはなにもありません。  思い煩うな、どーんといけ、くよくよせず葡萄酒でも飲みたまえ、そういうことです。なんで働かないのかと聞かれたら、「空の鳥を見よ」と答えればよいのです。
よもやま話

カルロス・ゴーンはMr.ビーンの真似をしている

年末年始、カルロス・ゴーン氏がずいぶんと調子にのっていました。ゴーン氏がなにをどう言おうと、リストラ首切り男であることに変わりはない。ゴーン氏の、経営者としての成功と言われているもののほとんどは、労働者の犠牲の上に成り立っているのです。  日産の社員はもちろん、日本人にとって、ゴーン氏は有能な経営者なんかじゃない、こんなやつ日本にいらない、なんて思っていたら、レバノンに行ってしまいましたな。ジェンキンス氏以来となる、脱走兵です。テレビも新聞も大賑わいです。  ゴーン氏は脱走に成功しましたから、もう裁判はないし、逮捕されることもありません。ただ泥棒かつ脱走犯という印象の悪さは、いかんともし難いも...
よもやま話

この星には正義がない

正義とは、悪と戦うことではない、正義と正義がぶつかり合うことでもない、そんなのは物語の中だけの話で、現実の正義とは、どうしても見て見ぬ振りして通り過ぎることができず、やむをやれずにする、わずらわしい行動のことなのです。  正義の剣を抜く時、損得・利害も含めて、その人のもっている精神のすべてが発動する、いいところも悪いところも360度全面展開します。  正義とはその人自身のこと、逆に言えば正義をなくすことは自分を失うことになる。正義は面倒くさいし、ないほうが生活は安泰だけれども、正義のない人というのを私はまったく尊敬できない。
よもやま話

ダムは君主である ~命を守る行動とダムがんばれ~

10月12日土曜日。大型の台風19号があまりにも天気予報の通りに関東地方に近づいてくるので、なんだか意味もなく高揚してしまい、ずっとテレビで台風のニュースを見ていました。  台風が近づくにつれて、雨はつよくなり、河川の水位はじりじりあがる、場所によっては氾濫寸前になる。そんなタイミングで(12日の夕方頃)、満水ちかくなったダムが、緊急放流をすることになりました。  緊急放流とは、ダムに流入する量と同じ量の水を川に放出することです。でも川だって満水です。放流するとどうなるか。それがとどめになって、河川が氾濫し、洪水になるのです。  和歌山県でもこのパターンで(たぶん過去2回くらい)洪水になってい...
ひきこもり

ひきこもり悪徳支援の構造

ひきこもり悪徳支援がなぜ誕生し、存続し続けるのか、その構造について空想しておりました。こうであります。ひきこもり当事者に対する直接給付(手当)がないから、ひきこもり悪徳支援業者が誕生して、存続するのだと。  国、行政から支援は、ひきこもり当事者へではなく、委託事業という形の助成金で、営利非営利を問わず支援事業者へと流れます、つまり税金は事業者へと流れるのです。 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者  ひきこもり当事者には給付・手当がない。ということは、経済的には家族が、つまりは親が〝ぜんぶ〟面倒をみることになります。つまり、 ○ 税金→事業者 ☓ 税金→ひきこもり当事者 ☓ 税金→ひき...
ひきこもり

ひきこもり選挙候補者

安倍総理はちっともなっとらん、もし俺が総理大臣なら、とついつい考えてしまうのは私だけでないはずです。ひきこもり男子であるならば、心の中はにはいつも「俺総理」が住んでいて、日々政治手腕を発揮していることと思います。  と同時に常識人ですから、自分は政治家にはなれない、選挙で当選できないということも誰より分かっています。無理だから分をわきまえて、空想を楽しんでいるのです。とはいうものの、たまには空想の翼をはためかせて大空を舞ってみたい。たしかに国会議員は無理だ、でも地方選挙なら……県議会か市議会か、んっ、町議会とかなら当選できるんじゃないのか。  ぷうーっと、ひきこもり妄想を膨らませ、心の選挙選に...
よもやま話

ベーシックインカムの支給額を1円から始めよう

ベーシックインカムの支給額を1円にしよう。8万円とかいうから、みんな反対するんだ。暮らしていけないとか、生活保護がなくなるとか、ベーシックインカムと社会保障や年金をごちゃまぜにしている。ベーシックインカムはあくまでも独立した現金の土台であって、他の政策とは関係ない。ベーシックインカムのせいで、年金や福祉が消滅するわけではない。  と説明したところで、聞く耳を持たない人がいるのだということを最近知った。橋下徹元市長が嫌いだ、維新の会が嫌いだ、だからベーシックインカムが大嫌いだ。こうなってしまうと、アレルギーであるから説明のしようがない。ベーシックインカムという言葉は広まったが、肝心な中身は伝わっ...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(6)

小早川秀秋、通称「金吾」です。金吾という言葉の響きが大変よろしいので、以後ひきこもり金吾と呼ぶことにしましょう。松尾山に陣取った金吾の軍勢1万5千、これすべて元ひきこもりだと思ってもらいたい。今はひきこもり状態ではないとか、準ひきこもりなどと、眠たいことを言っているわりには、たいして稼いでいるわけでもない、例の連中の集まりだと思ってもらいたい。ひきこもり家康公は、彼らにこちら側に寝返るよう要請しているのです。  元ひきこもりだとか、脱ひきこもりが、ひきこもり西軍につく理由があるのだろうか。ハローワークでの屈辱を忘れたのだろうか。職業訓練だとか、若者支援だとかそんなぬるいこと言ってないで、コネで...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(5)

天下泰平の世にするためにも、ひきこもり三成こと川上憲人こそ打倒しなければなりません。いざ関ヶ原へ、とその前にひきこもりシンポジウムに参加した、他の2大名について紹介しておきましょう。  齊藤万比古(国立国際医療センター国府台病院第二病棟部長)。今気づきました斎藤環とは「さい」の字が違う。国立病院の部長と、また部長です。世界精神保健日本調査の調査に基づき、ひきこもりは全国に25万人いると推定する。訪問支援、集団療法、就労支援でのひきこもり撲滅を目指す完全オールドタイプの部長さんです。小西行長にするのはもったいない。新しい発想もない、考えを深めることもない、からっぽじゃないか。名字がサイトウである...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(4)

どういう形にせよ国がひきこもり支援に関心を持ってくれるのは嬉しいことだ、などと安心していていいのでしょうか。ひきこもり三成こと、川上憲人を見くびってはいけません。世界精神保健日本調査というめちゃくちゃを、研究費と時間と人を注ぎ込んでおこなった張本人です。あなたはこの調査を受けたことがありますか。  あるはずがありません、国内の一部(岡山1274人、鹿児島778人、山形770人、栃木550人、神奈川377人、長崎208人)の地域を〝恣意的〟に選んで行なわれた調査だからです。東京や大阪といった大都市では一切行なわれていない。作業に長い時間を要したため、最初と最後の調査の間には3年の年月が流れていま...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(3)

さあ、ケータイ小説ひきこもり関ヶ原の続きを始めましょう。国家的ひきこもりイベント内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」、ひとつどうにも腑に落ちない部分があります。開催場所ですよ。なぜ東大の安田講堂でおこなわれたのか。全共闘か、と誰もが突っ込みをいれたくなるでしょう。だが安田講堂こそ今回のイベントの首謀者ひきこもり三成の居城なのです。ひきこもりシンポジウム出演大名の、肩書きをご覧ください。 伊藤順一郎  (国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰相談部長) 川上憲人  (東京大学大学院医学系研究科教授) 齊藤万比古  (国立国際医療センター国府台病院第二病棟部長) 高塚雄介   (明星大学...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(2)

悪口を言おうと思う。内閣府主催のひきこもりイベント、公開講座「ひきこもりを考える」について、批評でも感想でもない、悪口を言うぞ。  ひきこもり関ヶ原の合戦がいよいよ始まりました。働くまで待とう我らがひきこもり家康と、働かせてみよう自立支援三成との、序盤戦です。内閣府とは、豊臣秀頼のことです。若者自立塾廃止という形で、太閤秀吉が死んだのはご存知の通りですよね。苦難の安土桃山時代を経て、ひきこもり江戸時代がやってきました。しかし、それを喜ばない大名もいます。  ひきこもりを働かせるを商売にして、国の委託事業やら助成金で生活をしてきた生臭い連中が東大安田講堂で挙兵したのです。水面下で対立してきた二大...
ひきこもり

内閣府主催公開講座「ひきこもりを考える」について(1)

けなしてみようと思う。平成22年2月13日(土)に東京大学、安田講堂でおこなわれた内閣府主催のひきこもりイベント、公開講座「ひきこもりを考える」です。国が主催するという、その一点でのみ注目されました。私は行こうか行くまいか迷った末、当日とても寒かったという理由で行きませんでした。ひきこもり本人の行動としては正解でしたが、ひきこもり名人としては行っておくべきだったかなと反省しています。実際行ってもいないイベントをけなすのは気がひけるというものです。  まず、ひきこもりの大きな流れをここでまとめておきましょう。  働かぬなら いれてしまえ ヨットスクール 信長  ↓  働かぬなら 働かせてみよう ...
ひきこもり

ひきこもりインカム

すべてのひきこもりがベーシックインカムに賛成であることは間違いないでしょう。基本的にひきこもりであるのなら、マイベーシックインカムが完成しているはずです。ただ無条件ではなく、「誰のおかげで飯が食えるんだ」という恩着せがましい雑言をあび続けるという条件付きで、小額のお金もしくは飯が支給されるのです。  いがみ合い罵り合いでなりたっている「ひきこもりインカム」からの脱却としての、ベーシックインカムです。出てけと罵られ、うるせーとレスポンスするのではありません。誰のおかげで飯が食えるんだという罵倒に対し、「馬鹿野郎! ベーシックインカムのおかげだ」と胸をはって言い返すことができる。もう誰にも媚びへつ...
よもやま話

「年末ジャンボ3億円」当たったら何に使う?(コネタマ)

毎日2万円使う生活を、40年間続ける。月30日×1年12ヶ月×40年で2億8800万円。まだお金が余るのだからすごいよなあ。でも、宝くじで3億円当てるのは、雷にうたれて死ぬのと確率的と同じで、絶対におこらない。宝くじを大量に買う人の気持がわからない。 コネタマ参加中: 「年末ジャンボ3億円」当たったら何に使う?(リンク切れ) ※2021/01/11 修正
ひきこもり

ひきこもり大恐慌

恐怖とは何か。誰からも必要とされていないという思い込みではないでしょうか。いざという時に誰も助けてくれないということに怯えている。仮に無用の木偶の坊だとして、脱・木偶するにはどうすればいいでしょうか。必要とされる人間になる、信頼の置ける仲間や親友をたくさん作る、というふうにはなるはず…。でも実際はどうでしょう。  誰からも必要とされる「お金」に執着するようになる。そのお金を得るために、就労にしがみつくようになります。価値のない人間が、価値のあるお金を持つことで、困った時に助けてもらおうと考えるのです。だからお金が稼げない状態に恐怖するのです。いかがなものでしょうか。  人生たった80年、長くて...
ひきこもり

ひきこもり資産

ひきこもり中年男子のほとんどは、裸一貫でひきこもってきた叩き上げです。良くも悪くも、無一文から今の地位を築いた。資産というと、お金のことばかりに目が行くが、そうではない。ひきこもり場合、資産といえば、「ひきこもり経験」のことです。  ひきこもりから抜け出そう、ひきこもりをやめよう、とか考えているだろう。それはお金持ちが仕事だけの人生をやめて、田舎でゆっくり暮らそうと考えるのと仕組みは一緒。もてもて男子が、もうナンパ遊びは卒業だと言い出すのと同じです。社長にはお金という資産があり、もてもて男子には女という資産がある。ひきこもりには、ひきこもり経験という資産があります。もう飽き飽きだ、満腹だ、違う...
ひきこもり

Myキャッチフレーズ

自分が本当にしたいことは何なのか、と考えてもなかなか頭に思い浮かばない。それでは勉強にも仕事にも、ひきこもりにも身が入らないはずだ。自分自身にキャッチフレーズをつけてみなよ。  売れた一流芸能人は、必ずデビュー時にいかしたキャッチフレーズがついている。エロ・テロリストことインリン・オブ・ジョイトイ。これ以外はないという名キャッチフレーズです。和製モンローこと井上和香。埼玉のサザンこと大事MANブラザーズバンドなど上げれば切れない。  キャッチフレーズが、そのタレントの印象を決める。君もみんなからこう思われたい、自分はこういう人間なんだと、他人に分かって貰いたいのなら、自分で自分自身にキャッチフ...
ひきこもり

雑草が食べたい

田んぼがあって、自分が食べる分だけの米を作ってしまえば生活のために働く時間が少なくてすむ。飢え死にすることもない。時間の切り売り労働は、1日3時間くらいですむようになるんじゃないか。兼業農家になりたい、としばらく前から思いながら、ひきこもり作業所でも土いじりなどして、プチトマトを育てたりしていました。  それにしても、雑草はなぜあんなに生えるのか。雑草という名前の草はないというが、雑草としか言いようのない草がプチトマトのまわりにたんまりと生えるのです。抜こうが踏みつけようが、たくましく何度でもはいあがってくる。もし、人間がこの雑草を食べる力、もしくはこれを食物にする技術があれば一生働かずに済む...
よもやま話

参議院選挙はどうでもいい

小学校で習ったとおり参議院より衆議院のほうが価値がある。参議院は2軍である、マイナーリーグなのだ。2軍が優勝しても、1軍が最下位では意味がない。参議院選挙で勝っても、衆議院選挙で負けては意味がないはずだ。いつも思うのだが参議院選挙が近づくと与党つまり自民党は無理そうな政策を強行採決する。消費税とかそうだ。わざとやっているんだ。  国民怒る→参議院敗北→野党大喜び→でも参院なので国政に影響なし→反対意見が国会に反映されない→国民がっかり→野党に失望→無力感→衆議院選が始まる→与党自民党大勝利。  こんな茶番は飽きた。参議院選挙は自民党が大勝利したほうがいい。
ひきこもり

見ざる、言わざる、聞かざる

日光東照宮の、見ざる・言わざる・聞かざる三猿の横には、ひざを抱えてため息をつく「働かざる」の彫刻がある。