ひきこもり選挙候補者

 安倍総理はちっともなっとらん、俺が総理大臣なら、とついつい考えてしまうのは私だけでないはずです。ひきこもり男子であるならば、心の中はにはいつも「俺総理」が住んでいて、日々政治手腕を発揮していることと思います。

 と同時に常識人ですから、自分は政治家にはなれない、選挙で当選できないということも誰より分かっています。無理だから自らをわきまえて、空想を楽しんでいるのです。とはいうものの、たまには空想の翼をはためかせて大空を舞ってみたい。たしかに国会議員は無理だ、でも地方選挙なら……県議会か市議会か、んっ、町議会とかなら当選できるんじゃないのか。

 ぷうっーと、ひきこもり妄想を膨らませ、心の選挙選に突入、自分の名前のはいったタスキをかけて、空想世界の民衆に訴えかけます。しばらくたったのち、ふと我に返る。でも我々の同志の何人かは我に変えることが出来ずに、そのまま立候補してしまった人がいるのです。

 ひきこもりが選挙に立候補することは、無謀ではあるが、珍しいことではない。実際に何人も立候補し、落選している。その中で記憶に残る、ひきこもり候補者がこの三人です。

【その一 家入一真】 2014年、東京都知事選に立候補して、ひきこもり史上最高の88,936票を集めました。元ひきこもりということでも知られる、元IT企業の社長。イメージとしては推薦人であるホリエモンの規模を小さくしたような人物です。ドクター中松との競り合いに勝ち、第5位で落選。供託金300万円没収。知事じゃなくて、地方議員なら絶対に当選すると思う。

【その二 山下万葉】 詳しくは書けないが、不登校経由のひきこもり男子です。家を出て、行方が分からなくなった母親に帰ってきてもらいたいという理由で、2005年衆議院選挙に立候補した。自分が目立てばそれを見て母親が帰ってくる、それを信じての立候補であって、公約である「乙女を守りたい」は本人にとってはどうでもいい。詳しくは探偵ファイル1探偵ファィル2を参照。ぶっちぎりの最下位2,483票で落選(供託金300万円没収)。
 5年後もう一度今度は新宿区長選に立候補するも最下位953票で落選(供託金100万円没収)。ひきこもり度合いが桁違いにアップしている、選挙ポスターを見よ。訴えている政策とは裏腹に、乙女が悲鳴をあげて逃げていく姿しか想像できない。

【その三 二野宮茂雄】 橋下徹市長に挑んだ、マック赤坂らと同様の泡沫候補の一人。選挙運動の動画を見て、我々の仲間だと確信した。政策の内容よりもどうやって供託金を集めたのか、そればかりが気になる。最下位11,273票で落選(供託金240万円没収)。2009年にも、尼崎市議会議員選挙に出馬していることが判明。56位291票で落選(供託金50万円没収)。

 ひきこもり候補者が不利というかイメージが悪いのは、供託金はどうしたんだ、親が払っているのか、と他の候補者なら追求されないようなことを選挙期間中ずっと言われ続けるところだろう。確かに自分で払っているようには思えない。お金持ちだと思われた家入氏ですらホリエモンからお金を借り、供託金は没収の際は支援者からのカンパで払っている。

※追伸、町議会選挙は供託金が不要、誰でも出れるぞ。


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