和歌山・小屋・田舎暮らし

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和歌山コラーおじさん

1週間ほど和歌山に行ってきました。マイホーム小屋のまわりの雑草を草刈機でかって、ちょっぴり見晴らしのいいひきこもりスラムにしてきましたよ。  そんな、ひきこもりスラムがあるのはR80の限界集落です。あまり人はいないのですが、まったくいないわけではない。そんななか、滞在中に唯一遭遇したご近所さんが、"コラーおじさん"です。スラムの上の、竹やぶの向こうの道路から何度となく、「コラーーーーー!」と叫ぶおじさんがいるのです。  誰かとケンカをしているのかと思いましたが、そうでもないようです。ただよせてはかえす波のように、高台からおじさんが、「コラーーーー!」と絶叫している。あれは何だろう? 俺たちが怒...
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和歌山滞在メモ(3)

8/3(金)猛暑。やっていることは、上半身裸で、扇風機の前で、ごろ寝しているだけ。人間としてどうかと思い、湯の峰温泉の周りをちょこっと散歩。売店でコーラを飲む。勝ち組。本宮大社におみやげを買いに行く。今年は本宮大社2500周年でおみやげ記念グッズもたくさん作られようだが、すでにほとんどが売り切れていた。よいおみやげがない。わだまに戻る。晩餐は鳥肉。まいうー。 8/4(土)最終日。ちょうど帰るタイミングで、新しい滞在者が来る。『バラ色のひきこもり』を読んで共育学舎を知ったという、すごい偶然だ。10時半、わだまを出発。15時、名古屋到着。キトウバーことkeytoに行く。満喫。スーパー銭湯ゆーとぴあ...
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和歌山滞在メモ(2)

7/28(土)台風警報が発令されているが、台風は来ない。でも一応台風にそなえて、今日は自由時間。近くの熊野古道を少し散歩。汗だくになる。ユキさんの誕生日、鶏肉とケーキを食べる。まいうー。夜は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』を見る。 7/29(日)雨。台風は通過したが、雨は降り続いている。しかたあるまい。本日も、自由時間にする。午後、雨がやんだので湯峯王子社跡と高浜虚子句碑を見に行く。また雨が降る。夜、ケンケンさんとミヅキさんが来る。ローストビーフを食べる。まいうー。 7/30(月)台風は完全に過ぎ去った。にもかかわらず、ずっと雨。これでは、しかたあるまい、本日もまた自由時間とする。雨が降り...
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和歌山滞在メモ

7/21(土)横浜出発。名古屋着、やさいとお酒のお店 key toに行く。パラダイス。変化球の日本酒を飲んだ。ウィークリーマンションに泊まる。 7/22(日)和歌山到着。共育学舎(旧敷屋小学校)ではなく、湯の峰温泉にある、民宿わだまに泊まる。三枝さんが借りている民宿で、かけ流し温泉つきで快適。ういー。 7/23(月)朝、わだまでぶらぶらする。昼、エアコンの効いたわだまでぶらぶらする。このまま怠けてていいのかと不安になり、湯の峰温泉のまわりを散歩する。あまりの暑さに気が遠くなる。車でスラムに行く、でも暑いので何もしなかった。 7/24(火)デモクラティックスクールくまのびに行く。そして川遊びに行...
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映画「相棒 西敷屋編」に出演した

一ヶ月前のことになりますが、和歌山の共育学舎滞在中に、映画「相棒 西敷屋編」に出演しました。子ども監督による、スマートフォンで撮影の手作りビデオムービーです。私は監督(子ども)にスカウトされ、俳優デビューしたのです。  月に一回くらい(たぶん?)、共育学舎では子どもの遊び場を開催しています。その日は映画を撮影しようと、朝から子どもたち(二人だけです)がハリキッテ脚本を書いておりました。TOO SHY SHY BOYの私が映画に参加するなんてことは本来はないことなのですが、しかしスカウトされては断るわけにはいきません。  だって、やる気満々の子どもの勢いを殺すことは、教育業界最大のタブー、ひきこ...
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近況報告in和歌山

いま和歌山にいます。ノートパソコンは持ってきたけれど、電源アダプターを忘れたため、毎日ちょびちょびしかパソコンをいじれないという生活をしています。しかしパソコンのない生活はいい、動画中毒から開放されて、心爽やかです。  一般のかたと違い、ひきこもりの人のブログの更新が途絶えると、なんだか「ざわざわ」した気分になり、ひょっとしたら、まさか、なんて心配する人がいるとも限らないので、とくに訴えたいことはないのですが、生存報告としてこの記事を書いております。  今回は小屋をつくるとかそういう任務はなく、ただ完成した小屋に住んでみようというのが、和歌山に来た目的です。それにちょっと、バイオトイレをつくろ...
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和歌山小屋作り完成!! ひきこもりマイホーム

完成記念撮影。 この小屋を見るならここというベストポジションから撮影した、朝の小屋。 同じく、昼の小屋。  報告が遅れましたが、7月30日にひきこもりマイホーム完成しました。生きていくのにどうしても必要なものが、寝る場所と食べるもの。そのうちのひとつ、寝る場所の自作に成功。手伝ってくれたみなさんのおかげです、さんきゅー。  実働一ヶ月、材料費は10万円くらいかかりました。内装はまだですが、寒くない季節に寝るには十分です。私の身長が178センチです、この小屋が小さそうにみえて、実は背が高いのがお分かりになるでしょう。座って話すくらいなら、6人くらい入れます。  寝れるの次は、生きるのに必要な「食...
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和歌山小屋作り 完成編 共育学舎 八日目

本日は、作業おやすみ。それでもかってに五時半には目が覚めてしまう。  昨日はここまで。外壁の板を張る。これを四面やれば完成。目の前の板を、釘で打ちつける。何も考えない、打つ、打つ。小屋をつくる、食べる、温泉にはいる、寝る、それが今の全部ですよ。
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和歌山小屋作り 完成編 共育学舎 六日目

久しぶりにいい天気。朝六時開始の作業のため、全力睡眠しています。夜九時には寝たい。寝たらすぐに朝、感覚的には五分くらいしか寝ていない。時間泥棒がいるよー。  小屋作りは、じわじわ進行中。ひきこもり軍団の人数が五人から、二人に減ってしまったのがさみしい。ひきこもり人海戦術は偉大でした。
不登校

和歌山小屋作り 完成編 共育学舎 四日目

天気予報では小雨ということだったので、早朝六時から作業開始。しかし一時間もしないうちに本降りになってきたので、作業中止。天気予報では明日も雨。どうなるのか。
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和歌山小屋作り 完成編 共育学舎二日目

朝六時から作業開始。仮に張ってあったトタンを外す。床用の断熱材をカッターで切る。とにかく早起き、とにかく暑い。健康になっていく。  今回の和歌山遠征で完成する予定ですぞ。
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サンヘルスさとの湯がつぶれたので、湯~とぴあ宝に移住

小屋作りのために、横浜から和歌山まで行くのですが、車だと15時間かかる。とんでもない遠さです。プロが運転する深夜バスでも、運転手二人で、高速道路ノンストップで走って10時間です。昼間に渋滞にまきこまれながら、休憩し、食事をとりながらとなると15時間はかかる。途中でどこかで一泊しないと、体力がもたない。  そこで発見したのが、24時間営業している健康ランド、サンヘルスさとの湯。ここで風呂に入り、仮眠をとれば、安上がりで元気を補給できる。重要な補給地点として、このブログで以前紹介しましたが、3月に和歌山に行った時には閉店していました。しかたなく24時間やっている他のスーパー銭湯( 中部健康センター...
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共育学舎滞在 3/30~4/4までの分

和歌山から帰って来ました。小屋づくり終盤戦の模様。 ↑合板を貼り付ける。小屋になったぞ。 ↑防水防湿シート(水は通さないが、湿気は通すすぐれもの)を貼り付ける。完成にぐっと近づく。 ↑雨風対策として、仮の外壁としてトタンを貼った。なんだか分からない物体に変身。とりあえず今回はここまで。次回に、外壁と床とドアと窓をつけて完成。奴隷として小屋づくりに参加してくれた皆さんに大感謝。ありえないスピードで完成に近づいておりますぞ。
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共育学舎滞在 3/22~29までの分

和歌山で小屋作り。朝起きて、朝食、小屋を作って、昼食、小屋を作って、温泉に入って、夕食、寝る、を繰り返しております。今日は、作業はお休み。桜は満開、されど雨。 ↑これは1/10の模型。 ↑石の基礎。今回はコンクリートではない。 ↑建前。基礎の上に一気に建てたぞ。 ↑屋根をつける。今はここまで。どうよ。
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悩み製造機 結露

冬の朝といえば、結露です。ガラス窓に水滴がついているでしょ、あれが結露。バスの窓が曇るのも、メガネが曇るのも、みんな結露です。  【結露とは】大気中の水蒸気が冷たい壁などの表面にふれて凝結し、水滴となってくっつくこと。またその現象。  私の家の窓と玄関ドアは毎朝びっしょりですよ。なぜ私の家ばかりこんなに水浸しになるのか。結露について調べてみると同時に、どうしたら結露を防ぐことができるのかというのが、最近の私の悩みなのです。  和歌山の小屋作りでも、結露は解決しなければならぬ一つの問題となっています。小屋をね、日当たりをよくしようと、屋根を透明のトタンにすることにしたんですよ。天窓ならぬ天屋根に...
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共育学舎から帰還 ~サンヘルスさとの湯~

和歌山から帰って来ました。今回は車で行ったのですが、半年に一回くらいしか運転しない、へっぽこドライバーなので、10時間ぶっ通し運転で横浜から新宮に行くことなど出来ません。横浜と新宮の中間地点で一泊することになります。  安いビジネスホテルを上回る、ちょっとした仮眠が出来るところはないか、探して見つけたのがこれです。サンヘルスさとの湯。追記。残念ながら閉店してしまいました。ここに書いてあることは過去の思い出です。2015/05/22  ばーん。廃墟になる一歩手前の古びた、健康ランド(スーパー銭湯)です。入浴料900円+深夜料金1300円の合計2200円。これで泊まれます。東京から行くなら、岡崎イ...
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ひきこもりスラム小屋回収

台風18号により小屋が崩壊してしまい、屋根は川の中に落ちている。そんな状態を、小屋の持ち主として、人まかせにしたまま、放置していていかん。たいしたことが出来るわけではないけれど、和歌山に駆けつけなければ、と決心したものの和歌山は遠い。それにその週はたまたま予定があり、毎年恒例のソフトボール大会、広島での講演会、と充実したイベント揃いでした。  なので実際に和歌山に行ったのは、台風上陸から一週間後の10/12日。着いた時には、すでに川に落ちた屋根は、私以外のみんなの力で、解体され回収されたあとでした。現場に到着し、回収された屋根を、ほうほうと眺め、ただで飯を食べ、おっかけ台風が来るなか、特に何を...
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悲報・ひきこもりスラム小屋崩壊

おおおおおおおおお、台風18号で崩壊した、ひきこもりスラム小屋の写真です。棟梁からの緊急連絡メールで、先ほど小屋の崩壊を知りました。ひきこもりとは、道にあるすべての石につまづいて生きていくこと。着実に完成に近づいていた小屋がなんということでしょう、高校を中退した時の自分みたいになっているじゃないですか。18歳のかつちゃんとの再会です。  建てた場所が強風の通り道だったので、このように吹き飛んでしまったようです。川の近くに建てすぎたなと反省しています。耐震設計で地震には強いけど、台風には完全に負けてしまいました。台風の洗礼を受け、小屋づくりは再スタートとなります。
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朝6時に起きる生活

和歌山に滞在していた1週間、毎朝6時に、共育学舎を出発して、スラムで小屋づくりをするという生活をしていました。野外での作業なので暑すぎる昼間を避け、涼しい朝の時間に小屋作りをして、昼間は休みます。そして午後は、夕方4時から日が沈むまでの間、作業をするのです。  朝6時に出発ですから、その準備を考えると5時半には完全に起きていないといけません。しかも、ただ起きるだけでなく、小屋づくりまでするのですから、本当の意味で、人生初の「朝型生活」に挑戦でした。未知の境遇。  勝山おじさんの泣き所は、標準10時間睡眠という、怠け野郎ことロングスリーパーであることです。10時間寝てない状態は、私にとっては「寝...
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和歌山裸族

田舎を舐めているというか、田舎にいくと開放感からか、服装が普段着以下になります。。横浜にいる時は、頭にタオルを巻かないし、首にタオルをまいて出歩くこともない。変だからさ。タオルを巻かずに帽子をかぶるし、ひきこもり男子の油汗はハンカチタオルでふく。田舎に滞在中だけ、服装の基準が極端にゆるんでしまう。基本ジャージ&タオルだ。  これは良くないな、と感じる機会があった。和歌山の九重というところに、廃校になった小学校を利用した、ようは共育学舎に近いシステムでやっている、「山の学校」というのがあって、そこにbookcafe kujuというおしゃれなカフェがある。そこに今回初めて行ったのですが、その時の私...
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ひきこもりマイホーム

和歌山から無事に帰って来ました。6日間の小屋作り。夏は暑くて昼間の小屋づくりはできない。なので作業は朝6時からスタートで8時半くらいまで、そのあと夕方4時から6時半くらいまでと、一日二回に分けてやりました。一生分働いた。とりあえず、写真だけ時間系列で貼り付けておきます。 基礎の部分に使う、割栗石拾い。細長い石を探す。 割栗石を穴に敷き詰める。 石の上に細かい砂利を敷き、その上に捨てコンを流し込む。 方丈ハウスを軽トラに詰め込む。持ち運べるマイホーム。 さながら一夜城。いっきにここまで組立。 屋根の土台を取り付ける。 屋根の骨組み完成。これはすごい。 今回の最終形態。トタン屋根を張りました。美し...
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ひきこもり田園の憂鬱

和歌山に行くよー。今度こそ、スラムに小屋を立てます。でも張り切ると、うつ太郎になったり、ぎっくり腰になったりする虚弱体質なので、平常心で、ちょいと温泉にでも入る、くらいのつもりでひっそりと滞在します。みなさん和歌山でお逢いしましょう。  ここしばらく本を読めない(読む気がしない)状態が続いていたのですが、1週間くらい前から、本がどんどん読めるようになった。特に小説が読める。森の生活(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)、モモ(エンデ)、田園の憂鬱(佐藤春夫)など、次々と読んで、たまっていた本をどんどん消化している。  佐藤春夫は和歌山が生んだ三大文化人のひとり、あとの二人は南方熊楠と中上健次、田園...
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和歌山から帰って来た、次は移築するぞ

和歌山から帰って参りました。屋内の講堂で作っていた小屋も、いよいよスラムに移築するぞ、というところまでいきました。今回は天候が悪くて移築できませんでしたが、次回には、とまり木村こと、スラムに移築できそうです。いよいよ完成に近いづいて来ましたぞ。取り敢えず撮った写真の幾つかを載せておきます。 ↑ここに小屋を建てる。川を眺めながらのんびりする。手前は共有スペースになる予定、つまりスラムの一等地に小屋は建ちます。 ↑ホームセンターに買い出しに行ってはしゃぐオレ。これ買えば良かった、すごい似あってるじゃないか。 ↑ドアの取っ手になりそうな流木を探しに川に行く。これだーと見つけた味わい深い流木。 ↑先ほ...
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共育学舎カフェ

どうよ、なかなかいい写真。私が一週間お世話になった共育学舎はこんなところです。小学校の運動場の部分が、土のテニスコートになっています。この写真は、そのテニスコート脇にある、鉄棒の上に乗って撮りました。細長い木造校舎の感じが伝わるんじゃないかな。中はどんな感じかというと、  こんなふうに廊下が長い。手前の部屋(教室)で、私はいつも寝泊まりしています。  この廊下のつき当たりから二番目の教室で、土曜日と日曜日にカフェ&パン屋さん(パン工房 木造校舎)がやっています。お昼くらいから夕方くらいまでやっていますよ。ホームページのどこにも、そのことは書いておりませんが間違いありません、やっております。共育...
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ひきこもり村予定地は1000坪だった

ひきこもり村予定地、正式名称は、「スラム」、和歌山県新宮市にある共育学舎(旧敷屋小学校)から川沿いに進み、三叉路を左に、その先の橋を渡ったところを右に行くと、そのスラム予定地があります。  私自身うっかり勘違いしていました。共育学舎代表の三枝さんが購入したこの土地は100坪だと思っていましたがそれは間違いで、実際は1000坪もあるのです。運動場くらいの大きさ、といえば分かるでしょうか。自分が思っていたよりも、ずっとスラムは広大だったのです。    ↑ここはスラムの玄関口。元駐車場のせいで砂利がしきつめてあります。ここに小屋を立てたらいいんじゃないかなーなんて考えていました。畑、駐車場、川以外の...
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ひきこもり小屋製作、和歌山県の共育学舎に一週間行って来ました

ばーん、屋根の土台の部分が完成したところです。一週間あれば、屋根と壁が出来るんじゃないかと思っていましたが、それは見込み違いで、今回はここまで。この写真ではわからないですが、耐震設計の細かい部分が補強されて、完成度はぐっと上がっています。屋根の土台も近くで見ると、うつくしく、実にいいものです。  小屋の完成予想図、それを横から見た場合のイメージ。屋根の軒下がぐーんと長くなっていて、その下の空間が、ベランダというか土間というか、まあそういうスペースになっている設計です。素晴らしい。これこそ、真の意味での、ひきこもりサポートセンターですよ。和歌山の話はまた続けて書いていきます。
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ひきこもりスラム小屋半分完成

屋根と壁はまだない。だけど、ここまで出来た、どーよ。  ばーん。3日間でここまで出来ました。左隅に写っているのが、この小屋の模型です。2mx2mx2mの巨大なサイコロサイズ。かたつむりのような家ですが、実際に中に座ってみると広々しています。1人でひきこもるに最適なサイズと言えましょう。  ひきこもり一人ぼっち暮らし用の小屋で、対角線上に斜めに寝るという想定でこの大きさに決めました。斜めになれば長さ約2.8メートル、頭や足が壁に当たる心配もありません、完全個室プライベートハウスなのです。思う存分心を閉ざして、ひきこもることが可能。一人になりたい、自分だけのスペースが欲しい、そんな都会では贅沢でお...
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ひきこもり村にモデルルーム小屋を作るよ

また和歌山に行ってきます。ひきこもり村こと、ひきこもりスラムに小屋を作りに行きますぞ。いよいよモデルルーム製作です。自分だけの空間を得るなんてことは、贅沢でお金がかかることである、ひきこもりのくせに自分の部屋が欲しいだなんて生意気だ、というのも都会なら、まあその通りかもしれないが、ひきこもりスラムなら誰でも簡単に、マイルームというかマイハウス小屋が手に入る、はず。  でも想像するに、実際小屋をつくるのは、簡単そうで大変なことになりそうです。なぜか、それは大きいからさ。小さな小屋でも、犬小屋と違って、人間用は大きいのです。机、本棚などの家具を作るのとは格が違う。簡単な仕組みで作れる小屋でも、その...
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うつくしきかな面川の風景・現代アート 和歌山一週間の旅

私は「共生舎」について、PRしなければいけない。理事長である山本さん(翁80歳)に、是非PRに力添えをと頼まれているのです。  共生舎には、田んぼもある、畑もある、農耕具もある、パンを焼く窯もある、ただ「人がおらんのや」、そんな翁の嘆きをとめるため、ここは一つささやかながら、私が田辺市面川で体験した、田舎暮らしの魅力を皆さんに伝えなければなるまい。  自然豊かな山の中の暮らし。携帯は圏外、インターネットは最近解約してしまいつながらない、でもテレビ(地デジ)は映る。横浜育ちの私にはなじみのない関西ローカルの番組が一日中放送されています。たかじんの出ないたかじんの番組、東京の番組なら大物タレントが...
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ひきこもり村予定地はすでにある 和歌山一週間の旅

和歌山県に一週間ほど行ってきました。  すでに和歌山には、ひきこもり村こと、ひきこもりスラムの予定地があるのです。共育学舎の三枝さんがすでに、土地を買っていて、住んでいい、畑にしていい、営業許可も取ってあるから商売してもいい。近くの川では鮎が採れ、ユンボ(ショベルカー)もあるから開拓は楽々という、好物件のスラム予定地が存在する、私も実際に見てきました。  これだけ揃っていたら、後は家を建てるだけ。材料費5万円で、地震にも耐えられ、軽トラで持ち運びも可能な小屋ほ作る方法があるという。そのミニチュア(犬小屋の半分くらいの大きさ)を見せてもらいました。これこそひきこもりスラムの住人にもってこいの、経...
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ララ・ロカレ 見せてもらおうか和山県の就労支援の実力とやらを

↑これが障害者のための作業所です。和歌山県田辺市にあるララ・ロカレ、というパスタ屋さん&パン屋さんです。そしてこれがNPO法人かたつむりの会がやっている、障害者就労継続A型事業所なのですよ。  きれいで、おしゃれで、パスタもおいしかった。言われなければ、これが作業所だとは気づかなかった。ザクのパイロットが、初めてガンダムと戦った時の衝撃もこれに近いものだと思う。  社会とつながっていない、福祉の檻の中にある、「働く練習」支援所しかないと諦めていた人は、ぜひ和歌山まで行って自分の目で確かめてみて欲しい。東京から和歌山まで飛行機で70分、見学に行くだけの価値がある。これが和歌山県の支援の実力なのだ...
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もし、ひきこもり村というものを作るとしたら、それは和歌山県になるだろう

もし、ひきこもり村というものを作るとしたら、それは和歌山県になるだろう。オルタナティブ、今までとは違う新しい最先端の支援団体があり、しかも何年も運営している。国・行政の支援なんてものは、遥か後方にある。  国が就労支援だと言えば、就労支援をやる。発達障害に予算が出るとなると、にわかに発達障害支援を始める。学校の規制が緩和されれば、学校を作る。といった具合に、国が民間に放り丸投げる支援事業に「飛びつく」のが、NPO団体の活動の大部分になって久しいが、そうじゃないんだと、ひさしぶりに思い出させてくれる関西巡礼ツアーでした。  NPO団体が先陣をきり、新しいことをどんどんやっていく。新しく、すぐれた...