2021

よもやま話

コミュニケーションはしたくない

コミュ障という言葉は使わないし、使う人は信用していない。ただコミュニケーションは、なるべくしたくないと思っている。  以前から、原付スクーターの調子が悪いような、悪くないような、そんな煮え切らない状態が続いていました。走るときにタイヤの当たりから、キュルシュルと、金属がこすれるような(?)な音がするのです。  壊れている個所がはっきりしない、小さな異音がするだけ。ですがこれを解決するとなると、バイク屋さんにいっていろいろ具体的な症状の説明が必要です。密なコミュニケーションをして、なにが原因か、修理が必要か、いくらかかるのか、いっそ買い替えたほうが安いのかなど、その場でいろいろ決断が求められるわ...
love寂聴

love寂聴 第12号 発売!!

love寂聴 第12号 ~人生にさらなる生臭みと意思の弱さを~ A7 カラー 32ページ 2021年11月23日発行 お布施 20円 *280部製作 祝100歳! 数え年で/ポスト瀬戸内寂聴2021/ 生臭大相撲番付2021/寂聴モテモテ論/ *  みなさんご存知の通り、俺たちの寂聴先生が、2021年11月9日にお亡くなりました、享年99歳。  それを受けての追悼ZINE、というわけではありません。実は、もう待ちきれんと、フライング100歳お祝い妄想ZINEを、前々から作っていたのです。それが、このタイミングで完成してしまいました。  まさか寂聴先生がお亡くなりになるとは…、おそらく寂聴先生も...
よもやま話

俺はセルフレジ愛好家

スーパーで買物をするたびに、いまは過度期なんだなと思う。普通のレジとセルフレジが混在しているうえに、支払い方法も、現金、カード、スマートフォン。さらに、あれこれ無数のポイントがある、しかも店員も客も、それらに不慣れなのです。  レジでスマホを出したりひっこめたり、カードを抜いたり差し込んだり、もう一回差し込んでください、いやまだ差し込まないでくださいなどと、レジでやっとるのです。  全部現金でいいじゃないか、とも思うのですが、マダムたちときたらデカイ財布から小銭を出したり、出さなかったりで、それはそれで時間がかかります、結局一緒なのです。  実は私も小銭おじさんで、レジでは財布を握りしめ、少し...
よもやま話

ツイッターをやめれば誹謗中傷はなくなる

1ヶ月間ツイッターをやめていましたが、困ることはひとつもありませんでした。ツイッターは生活必需品ではなかったのです。  ツイッターをやらないと、見事なくらい、匿名の悪口というものにふれる機会がなくなる。どういうことか。  ツイッター以外にも、ネットに匿名の悪口は存在するじゃないか、でもね、例えばネトウヨ御用達のヤフーコメント欄にせよ、アマゾンや食べログのクソレビューにせよ、 「よし、いまから誹謗中傷を読むぞ」と、積極的な悪意を持って、クリック&スクロールしないかぎり読むことはできないのです。たかがクリックひとつにせよ、能動的なアクションが必要なのです。  ツイッターだけです、何もしなくても、悪...
よもやま話

ツイッターのメリット・デメリット

ツイッターをやればやるほど、人生の貴重な時間を失っているのでは、そんな危機感から1ヶ月ほどツイッターをやめていました。そしてその間、ツイッターのメリットとはなにか、ツイッターのデメリットとはなにか、を考え続け、次のような結論に達しました。ツイッターをやる メリットは「モノ知りおじさんになれる」 デメリットは「それ以外のすべて」  です。圧倒的にデメリットのほうが多い、やらないほうがいい、しかし、私からモノ知りおじさんを取り除いたらいったいなにが残るだろう(なにも残りません)、そう思うと、ツイッターの役割の大きさを感じますな。  ツイッターの数あるデメリットのなかで、特に問題だなと思うのは、「集...
ブログ運営

ブログのアクセス数が減ったらやるべきこと

ブログのアクセス数(訪問者数)が激減していることに気づきました。ここはひとつ奮起してブログを頻繁に更新しよう、なんてことはこれっぱかしも思わない。不人気ブログにふさわしく、格安サーバーに引っ越し、少しでも経費を下げようと後ろ向きの決心をしたのです。  具体的には、いま使っている「エックスサーバー」というところを解約して、「ロリポップ!」という、いい評判なんぞ一度として聞いたことのない、ずば抜けて安いレンタルサーバーに移転することにしたのです。  ロリポップには、「WordPress簡単引っ越し」というツールがあって、これを使えばワンタッチで簡単移行ができるという。初期費用無料、ドメイン無料、月...
よもやま話

YouTubeの広告を無料で非表示にする

パソコンでもスマートフォンでも、簡単にYouTubeの広告を無料で非表示にできます。合法です。少しもやましいことはありません。むしろ、テレビ番組などを違法にアップして、逮捕されないYouTubeのほうがおかしいのです。  YouTubeの〝クソ広告〟を見るなんて、人生の貴重な時間をドブに捨てているようなもの、動画を見ているんじゃない、邪悪な広告ばかり見てうつになっておるのです。今すぐやめなはれ。  やり方はかんたん、広告ブロッカーを使うだけ。私が愛用しているのは、ばーん、AdGuard広告ブロッカーです。広告ブロッカーマニアの私が2023年にイチオシするのがこれです。インストールするのに特に難...
よもやま話

ツイッターを1ヶ月間やめる

アカウントを削除してツイッターをやめよう、とまでは思わない、でも利用頻度は下げたいなあと思う。週に2~3回、15分くらいでちょうどいいんじゃないのか。  ツイッター廃人。ちょっと暇だなと感じると、スマートフォンを手に取り、画面を指でなでなでして、ツイッターを見てしまう。どこの誰とも知らぬ人間の、あってもなくてもかまわないつぶやき、そんなものに人生の時間のどれくらいを使ったことか、想像するだけでも怖ろしい。  ツイッターとはアップグレードした2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)である、という結論に達しました。まちがいない。あの匿名掲示板が、スマートフォンに合わせ、SNSに擬態しているのです。ツイッタ...
ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー

【告知】ふぇみゼミ|男性性を捉えなおす~男性運動と男性学の新しい動き『ひきこもりストライキ』2021年8月27日(金)

※無事に終了しました。ありがとうございます。  Zoomでよもやま話をします。テーマが男性性・男性学という、私にとってはいつもとはちがう未知の領域ですけど、一生懸命がんばります。しゃるうぃー。 ■ ふぇみゼミ|男性性を捉えなおす~男性運動と男性学の新しい動き『ひきこもりストライキ』 会 場 Zoomでのオンライン開催となります。 日 時 2021年8月27日(金) 時 間 19:00〜21:00 参 上 勝山実 参加費 一般1500円 そのほか何種類かのチケットがあります。 主 催 ふぇみ・ゼミ 申込み
よもやま話

PSP老後の楽しみ

老後の楽しみとして、中古のPSPを購入しました。動作確認済みというものが、PayPayフリマで1000円で売っていたので、安いと思い落札。でもそこはやはりワケアリな中古なわけで、確かに動くには動くが、かろうじて動いているという程度のシロモノでした。  UMDディスクがなかなか読み込まない。手に持っていてはダメで、本体を机の上に水平に置き、軽く振る、するとコトコトと音を立ててディスクを読み込むようになる。ゲームが始まるたびにこんな儀式をおこなわないといけない。ゲーム中もたびだび読み込まなくなりますから、儀式の時間ばかり増えていきます。  使い物にならんと捨ててやりたい気持ちと、ちょっと工夫すれば...
ひきこもり

有象無象の力

趣味でベランダ園芸をしております。春になったので大葉の種とプチトマトの苗をホームセンターで買ってきました、これからが楽しみですな。しかし、  種や苗を買うのはいいのですが、園芸用の土を買うというのが、なんともバカバカしいというか、いつもむなしい気持ちになります。だって土なんて、俺たちの地球にいくらでもあるじゃないか、なのにホームセンターに行ってお金を出して土を買わなきゃいけない、いかがなものでしょうか。  ベランダにある植木鉢が自然の循環の外にある、だからそういうことになるのです。実はこれは植木鉢だけではない。そんなベランダつきの団地に住んでいる私も、自然の循環の外にいるのです。コンクリートの...
ひきこもり

ひきこもれない支援

コロナさわぎのせいで、ひきこもりは社会問題ではなく、権力と相性のいい〝能力〟へと変化しました。全国に100万人いるひきこもりたちは、政府の自粛要請に完全な形で答える御用集団となったのです。  マンボウだ、緊急事態宣言だ、外出をひかえろ、自粛しろと国はいう。そんなもの我々にとって、たやすいこと、ポケットの中のものを取り出すようなものです。一切の努力なしに、完全な自粛を生活をおくっています。  雪だるまが暖かな日差しにとけてなくなるように、ひきこもり問題も、1年以上も続くコロナの自粛要請の繰り返しによって、すっかり、とけてなくなってしまいました。  このご時勢に、ひきこもり支援と称して、自粛してい...
よもやま話

身内アート

※2023/12/01/追記   残念ながらこの記事で紹介していたDJプレイの動画が非公開になっていました。でもYouTubeで「数の子ミュージックエイト」で検索すれば素晴らしいDJ動画がまだまだ聴けるはずです。探してみてください。  そのようなわけで、以下の記事には聴いてくれとお薦めしていた動画がないという、記事として成立していない状態なのですが、それはそれ、これはこれ、半端な状態のまま公開しておきます。 「身内音楽」(by 数の子ミュージックメイト)というものを最近知り、打ち震えるほど感動しました。これはいい、素晴らしいジャンルの発見ですな。私も手に入るなら、身内音楽のレコードやCDを買い...
よもやま話

エヴァはポニョで完結する【妄想】

シン・エヴァンゲリオンシリーズを見終わって感じる、とてつもない残尿感、いろいろ伏線を張り、謎をちりばめ、さてどうなるかと、話は進むが、結局はシンジ君がアバババーと半狂乱になり、地球をボカーンと破滅させるという、あの、いつもの流れとなる。  庵野監督が表現しようとしながら、いつもうまくいかないのが、人類補完計画のところだと思う。碇ゲンドウがアレを始めると、もうアニメ自体が、めちゃくちゃになり、綾波がぼわーんと膨らみ始めて、中身がなんにもないシーンが延々と続くことになる。  そう思っているのは私だけではなかった、〝あの男〟もそう思っていたのです。あの男とは、アニメ界随一気むずかしい老人、宮崎駿監督...
よもやま話

シン・エヴァンゲリオン劇場版、を見た【ネタバレ注意】

ネタバレ注意  すべての映画は予備知識無しで見るのが一番いい。予告編も見ないほうがいい。ネタバレなんてとんでもない。だからこれからシン・エヴァンゲリオンを見ようという人は、これ以上読むな、去れ。すでに見た人だけ、くだを巻く、ひきこもりおじさんの妄言を読みたまえ。 感想  退屈だった。TVアニメ、旧劇場版、新劇場版、全部見てきましたが、その中でナンバーワンの退屈さでした。上映時間そのものが2時間35分と長いというのもありますが、体感的にはもっと長くて、もう終わりだろと思って腕時計を見たら、あと1時間くらいあった。 映画館の様子  客のほとんどがアニメおじさん、30代後半から40代が中心。恋愛シミ...
よもやま話

幻聴ぽこぽこ

天井のあたりから、ぽこぽこと音がするのです。昼間は気にならないけれど、夜になるとかすかに聞こえる程度の小さい音。それが、ずっと鳴っているのですから気になります。  団地という集合集宅なので、上の階の人が日曜大工的な、何かをやっているんだろうと我慢していましたが、しかし夜になっても音は鳴りやまない。ずっと釘を打ち続けていたり、トンカチを叩き続けているとは考えにくい。  さては、原因は上の階の住民ではないて、私なんじゃないのか。ついに幻聴が聞こえてきてしまったんじゃないかと思い、手で両耳をふさいでみたところ何も聞こえなくなりました。幻聴じゃなかった。脳内でミュージックが流れているわけではない。外で...
よもやま話

ファイアーエムブレム風花雪月には教養がない 【ネタバレ】

ライフワークであるファイアーエムブレムシリーズの最新作、「風花雪月」をやりました。いろいろ思うことはありますがが、一点、やはりストーリーの倫理観のなさが、ただただ不快でした。  やったことない人のために簡単に説明をすると、第一部は学園モノとなっていて、自分は教師となり、3つのクラスからひとつを選んで担任となり、そこの生徒たちを育成する。そして第二部へと進むのですが、信じられんことに、  戦争とはこういうもの、という理由で他のクラスの生徒をほぼ全員殺していきます。避ける方法はない、仲間にすることはもちろん、見逃すこともできません、だって殺すことがゲームの勝利条件なのですから。いかがなものでしょう...
ひきこもりブッダ全国巡礼ツアー

【告知】パルレ講演会『コロナとひきこもり~先駆者に学ぶ安心ひきこもりライフ~』2021年2月20日(土)

※無事に終了しました。ありがとうございました。  元気にしてたらまた会える。それまではオンラインで、ZOOMで、まったりとよもやま話です。パルレでやるのは3回目、前に話したことに加えて、ひきこもり上級クラス向けに「コロナとひきこもり」と題してみっちり120分やりますぞ。無料。しゃるうぃー。 ■ 『コロナとひきこもり~先駆者に学ぶ安心ひきこもりライフ~』 会 場 オンライン会議室Zoomウェビナー 日 時 2021年2月20日(土) 時 間 14:00~16:00 参 上 勝山実(名人)、伊藤書佳さん(編集者)  参加費 無料 定 員 90人(先着順) 主 催 パルレ 申込み
よもやま話

僕は登校拒否児である、を読んだ

知っている人はよく知っているが、知らない人はまったく知らない、児童精神科医の故・渡辺位(わたなべ・たかし)氏の正体が書かれている本です、小泉零也著『僕は登校拒否児である』、でも別に渡辺氏の話がメインではありません、不登校や学校教育のあり方を問う自叙伝であり、ポエム集であったりするのですが、やはり一番パンチが効いているのが、渡辺位氏にまつわるエピソードです。  著者の小泉零也氏が子どもだった頃、千葉県の国立国府台病院に通うことになるのですが、そこで担当医として待ち構えていたのが、児童精神科医渡辺位こと、悪魔のワタナベでした。  ワタナベは頭痛を訴える小学生だった著者に、頭痛薬と称して〝抗精神病薬...