発達障害・コンサータ・リタリン

 発達障害は、コンサータという薬と二人三脚でやって来た。発達障害が火をつけて、コンサータが消火するという役割分担です。コンサータなくして発達障害ブームはありえない。

 私はこのブームを支えるコンサータという新薬に注目していました。こいつは新薬を名乗りながら、中身はちっとも新しくない、正体はリタリン(塩酸メチルフェニデート)なのです。リタリンが長時間カプセルに入って、体の中で徐々にとけていき、細く長く(12時間も)効き続けるようになっただけなのです。

 リタリン。2000年代前半「リタ中」という熱狂的なファンを生んだ、ナルコレプシー(作家・阿佐田哲也氏で有名な眠り病)の薬です。当時は軽症のうつ病にも処方される薬でもありました。覚醒させ、元気する効果のあります。

 これが合法覚醒剤として、元気をくれるスーパーユンケルとして、リタ中キッズの心をとらえたのです。もちろん簡単に処方される薬ではありません、リタリンは処方しないという医者だっている、しかしインターネットで検索して調べれば、新宿のあのクリニック行けば手に入るというような噂も出てくるわけで、その噂をたよりに手に入れる人もいました。

 リタリンが欲しいと言って診察室から出ていかず、医者が処方箋を書いてくれるまで土下座をして居座った患者がいたとかいないとか、そんな都市伝説もあったリタリン(塩酸メチルフェニデート)ですが、その後に社会問題となり、2007年ごろ(?)にうつ病には処方されないようになりました、現在はナルコレプシー専用の薬となっています。

 もうリタリンなんて薬はないんだ、リタ中もいないんだ、と思っていたのですが、あれれれ、発達障害の「子ども」が飲んでおるではないですか、コンサータという名の「塩酸メチルフェニデート」をさ。リタリンは、コンサータに名前を変えて再デビューしていたのです。

 もともと、リタリンはアメリカでは、発達障害のADHDという「注意欠陥/多動性障害」の薬だったのです。アメリカのADHDの子どもはリタリンを飲んで学校の授業を受けていたのです、さすがアメリカ、そうとうキテるなと思っていたら、いつのまにか日本もそうなっておりましたな。

 まだまだコンサータについて書きたいことはあるのですが、マニア枠の話なので、今宵はこれくらいにしとうございます。


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