マニア向け

よもやま話

うっかりとADHD

発達障害ブームですが、大きく分けて二種類あって、空気の読めないアスペルガー系(自閉スペクトラム症)と、集中力と落ち着きのない多動系のAD/HDです。今回はADHDの方についての話。  AD/HD(注意欠陥/多動性障害)の特徴をあげていくとこんな感じ、集中力がない、話の途中でうわの空、途中でやめる、最後までやりとげない、整理しない、時間に間に合わない、完成しない、計画は立てるが実行できない、モノをなくす、必要なものをなくす、携帯電話がどこかに消える、部屋にあるはずのリモコンがない、財布がない、あれこれいろんな考えが思い浮かんでは消えてゆく、約束は忘れる、約束以外のことも忘れる。  当てはまらない...
よもやま話

発達障害・コンサータ・リタリン

発達障害は、コンサータという薬と二人三脚でやって来た。発達障害が火をつけて、コンサータが消火するという役割分担です。コンサータなくして発達障害ブームはありえない。  私はこのブームを支えるコンサータという新薬に注目していました。こいつは新薬を名乗りながら、中身はちっとも新しくない、正体はリタリン(塩酸メチルフェニデート)なのです。リタリンが長時間カプセルに入って、体の中で徐々にとけていき、細く長く(12時間も)効き続けるようになっただけなのです。  リタリン。2000年代前半「リタ中」という熱狂的なファンを生んだ、ナルコレプシー(作家・阿佐田哲也氏で有名な眠り病)の薬です。当時は軽症のうつ病に...
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N中等部と知識人

N中等部をウォッチしていて、残念なものを見つけてしまいました。青汁のCMのおばさんと同じレベルの広告活動でお金を得ている、アドバイザリーボードメンバーという知識人(?)がいるのです。嬉々として、「個人の感想」という名のもとに宣伝をしています。ごらんください。→  あああ、こんなものは見たくない。進歩的知識人が「真の権力者」(つまり企業)に仕えている姿は見たくはない。『上野先生、勝手に真の権力者に仕えられちゃ困ります』。  知識人(?)を使っての広告はプロパガンダと呼んだほうふさわしいですかな。名もなき市民よりも、社会的地位のある大学教授の「個人の感想」のほうが遥かに値打ちがある。  企業の宣伝...
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N中等部に3年間通うといくらかかるか?

ウォッチャーとして、N中等部のお値段を調べました、中学3年間通うと仮定して、入学金、学費、設備費、制服、MacBook(強制!)など全部含めて、ズバリお買い得価格。ズバリ、  289万1624円! 289万1624円でのご提供でございます。安いと思った人は今すぐ、フリーダイヤルに電話して、資料を取り寄せて、N中等部に入学してください。  細かい内訳をみてみましょう。  入学金 10万円  学費 6万円×12期×3年  設備管理費 1万円×12期×3年  MacBook 14万2800円  セキュリティソフト 5000円    制服 3万9800円  カーディガン 7000円  これにプラス消費...
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N中等部と青汁CM

洗練されたクラスジャパンというべき、カドカワグループのパソコン塾、N中等部をウォッチしております。とりあえず、N中等部の評議員に、クラスジャパンプロジェクト会長の原田メソッド隆史先生の名前があったことをご報告いたします。人狼みーつけたって感じかな。N中等部なんて知らないという人のために、↓下が公式サイトにある紹介映像です。長いので途中からどうぞ。   青汁のCMのパターン同様、ご愛用者の声、声、声です。ご愛用者である、教員、N高の在校生、保護者が「個人の感想」として、言いたい放題の宣伝をしています。「ひきこもりを抜け出せた」とか。まあ、それはいい。薬事法も関係ないし。ただ青汁同様、業界のルー...
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人狼ゲームとしての教育機会確保法(4) ゲームと現実

人狼ゲームとしての教育機会確保法について、(1)、(2)、(3)と書いてきました。このスタイルで永久に書けるとも思うのですが、あまりにもマニア向けすぎるので、とりあえず今回でいったん一区切りといたします。  人狼ゲームとは、もともとボードゲームで、大人数で遊ぶ、人をだますのが楽しい心理戦ゲームです。最近はオンラインでもできるので、一人でも楽しめます。村人陣営と人狼陣営にわかれて戦うのですが、簡単に言えば人狼陣営が村人陣営をだますゲームです。村人はだまされないように、人狼が誰かを当てるというものです。  人をだます。これがゲームでなく現実であったのらならば、あなたがもし、だます側の人間で、詐欺師...
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人狼ゲームとしての教育機会確保法(3) バカな村人を味方につける方法

バカな村人にどう対応するか、というのが人狼ゲームのカギになるという話はもうしましたよね。人狼陣営であるなら、利用できそうなザコをいち早く見つけ出し、さとられないように、そっと喜ばせて、味方につけなければいけません。 「君は、おバカさんの気持ちを考えたことがあるか!」  誰からも尊敬されず、子どもの時から現在までみんなから頭がいいと思われたことがない、仲間内からの評価も低い、そんなおバカさんの気持ちを君は一度でも考えたことがあるのか!  バカな村人はね、尊敬されたいんですよ。他人からの評価に飢えているんです。そこを狙い撃つのがセオリーです。人狼ゲームによくある、バカな村人を説得して味方につける方...
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人狼ゲームとしての教育機会確保法(2) 誰が人狼だったのか?

☆ストーリー☆ 「ここはドブ川沿いの親不孝通りにある、不登校運動村。村人たちは、ほそぼそとではありますが、親の会やフリースクールなどのネットワークをつくり、平和な毎日を暮らしていました。しかし不幸なことに、ある日突然村を滅ぼそうとする人狼が村にまぎれこんで来ました! 彼らは昼は村人を装い、夜になると人狼になり、村人を一人殺します! 村人の誰もが標的になる可能性を持っています! 命に関わることなので、一刻も早く誰が狼か見破って、処刑しなければ人狼に食い尽くされて村が滅びてしまいます。一刻も早く人狼が誰か見破ってください!」  教育機会確保法に関して賛成反対とあれやこれやとやってきたあれは、教育機...
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人狼ゲームとしての教育機会確保法(1) 序章

人狼というゲームを知っいますか? 有名なボードゲームなのですが、遊ぶのに7人以上、人を集めないといけないところが敷居が高い。私も数回しかやったことない。ただ最近はインターネットでもできるので、一人でも練習がてら楽しみことはできる、これとか。   人狼とは、どんなゲームか。ウィキペディアから引用して説明すると、まず村人陣営と人狼陣営とに分かれる。ただし誰が村人で誰が人狼かは分からない。昼と夜のターンがあり、昼のターンでは皆で話し合いひとりを処刑する。夜のターンは、人狼が村人を襲って殺す。これを交互に繰り返していく。人狼をすべて処刑すれば村人陣営の勝ち、村人と人狼の人数が同じになれば人狼陣営の勝...