お金にならない仕事

 「お金にならない仕事をして楽しいのか」と甥っ子に詰問されました。お金にならない仕事をする暇があるなら、俺と遊べという要求です。

 甥っ子が遊びに来ると、何も出来なくなるから、勝山おじさんはファミレスに逃げて、ドリンクバーを飲みながら空想しています。ファミレスに行って、シャーペンをいじりながらぼーっとするのです。早く不登校新聞の原稿書かなきゃなあ、なんて焦りつつも何もしない。面白いことが1つも思い浮かばないまま、2〜3時間過ごして家に帰ります。

 帰りが遅すぎる、調子にのるな、と甥っ子が怒るのです。お前、夕方に家を出ていったそうじゃないかと責めるのです。「おじさんの部屋にカメラが設置してあるから全部知っているんだぞ」という、こけ脅しまでされる始末です。

 お金にならない仕事って何なんだ、ボランティアなのか。そんなのやって楽しいのか、といろいろ取り調べを受けました。ひきこもり業務であるところの、空想をどう説明していいか分かりません。でも誰よりも長く眠り、誰よりもぼーっとしないこと、ちゃんと、ひきこもれないのです。

 甥っ子が次に来る日は必ず、家にいますという約束して、今回は許してもらいました。しかし甥っ子と全力で遊ぶというのも、私にとってはお金にならない仕事、ひきこもり業務なのです。今日だって帰る時間が遅かったという理由で、夕食も食べさせてもらえないまま、室内ドッチボールを汗だくになるまでやったのですよ。

 プチぎっくり腰以降、遊びっぷりが生ぬるいので不満が溜まっているようです。甥っ子からの評価は下がりっぱなしなのです。

コメント

  1. 子供は元気ですね。
    だけど、私が子供だったとき、そんなに元気だった記憶は欠片もないです。しじゅうゆううつで、退屈していて、疲れていました。
    暗黒子供時代学生時代だったので、あまり楽しい記憶とかないです。
    甥っ子さんはいいですねぇ~
    勝山さんは子供の頃、元気な子でしたか?

  2. 甥っ子にすごく行動をチェックされて
    いるのですよ。遅くなった時はなんで遅くなったか理由を説明しないといけないのです。

  3. 甥っ子さんが年頃の娘を心配する父親の様で笑ってしまいました。

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