甥っ子2人が、我家に2泊3日のお泊り会です。あんなうるさいのと3日も過ごすとは、いつもよりペースを落とさないと持たないなと気を引き締めて接することにしました。勝山おじさんはポケモン担当です。早速1日目、夏の映画がらみでデビューしたアルセウスの新しいカードセットを持って甥っ子が参上です。カード60枚フルデッキで、おじさんと勝負とは、小学生になる前なのにすごいのでは。これも、ひきこもりゲーム王の英才教育の賜物でしょう。甥っ子の持っているカードのほうが強いですが、子ども相手に手加減なしのひきこもり名人の頭脳も侮りがたい、いいバトルになるはずでしたが…、序盤おじさん有利にゲームが進んだ途端です、甥っ子がふて腐れ始めたのです。
新品のカードが、おじさんの中古カードに苦戦しているという状況は6歳児には酷だったのでしょうか。人間良くも悪くも成長する、甥っ子が「ふて腐れ」ているのです。こんなゲームなんかやる価値がないといわんばかりの投げなりな態度。おじさん勝手にやれとカードを放り投げる始末。ここはひきこもりブッダの説法が必要だろうと甥っ子を諭すことにしました。
ポケモンカードには逆転の要素がいくらでもあることを説明し、更に大事なこととしてゲームというものは相手があってはじめてできるもの。カードをたくさん持っていたって遊んでくれる相手がいなければせっかくの楽しいゲームもできないじゃないか。最後まで諦めずに戦うそれがゲーマーとしてのマナーじゃないかというと。甥っ子はさらにぶんむくれて「うるせー、坊さんジジイ!」と言って、カードをぐちゃぐちゃにしました。おやおや、これは困ったことになりましたな。甥っ子がではありません、おじさんがです。
坊さんジジイと呼ばれたおじさんは、くるりと甥っ子に背中に見せ涅槃のポーズで瞑想に入りました。ゲームなんかしてやんないよアッカンベーのポーズです。甥っ子はそんなおじさんにかまわず一人で二役でしばらくゲームをやっていましたが、こらえ切れず号泣。「バカヤロー、バカジジイ!」と泣いてはカードをおじさんに投げつけるのですが、涅槃に入ったおじさんにはなんの効き目もありません。泣き喚く甥っ子を爺やがなだめる。2泊3日甥っ子合宿のスタートは、このような有り様でございました。
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※2020/07/13修正
コメント
おっしゃるとおり神経衰弱こそ
仲直りにぴったりのゲームです。
2歳の途中、言葉を覚え始めるくらい
までがかわいいです。その後はウザカワイイです。
子供から見れば完全にお坊さんです。
デッキは真剣に組みます。そうしないと勝負にならんですから。
ネットゲームですら、マナーが悪いと
相手にしてもらえませんからなあ。
相手なくしてゲームはできぬ、大人でも分かっていないこの事を
甥っ子さんが理解してくれたらいいですね。
何回読んでも坊さんジジィに笑ってしまいます。
坊さんっぽいのでしょうか。
それとおじさんのデッキは結構真剣に組んでいたりするのでしょうか?
いやいや涅槃の境地ですか。
なんとも恐れ入りました。
子供と遊ぶのは楽しいですよね。
うちの甥っ子はもうすぐ1歳。
なにして遊ぼうかなあ…(楽)
子供をなだめるためには
トランプで神経衰弱なんかいいとおもいますよ
記憶力は子供のほうがいいので
甥っ子さん有利です