寂聴ロス

 瀬戸内寂聴先生、満96歳、まだまだ生きております。しかしです、ばーん、

 な、な、な、なんと『寂庵だより』廃止のお知らせのお知らせが、購読者である私に届きました(※参考サイト 曼荼羅山 寂庵)。『寂聴だより』とは、31年にわたって寂聴先生が毎月発行してきたZINEのことです。最近は老衰を理由に年4回の発行になり、それでも老衰には勝てず、年4回どころかもう1年ほど発行されていないけけども、きっちり年2500円は徴収されるという、いわば寂聴先生に対する信仰心がためすZINEとなっておりました。

 俺はいくらでもお布施はするぞ。寂聴だよりなんて飾りにすぎない。俺たちの寂聴愛はけして衰えないぞ、と信者一同、形なきZINEの読者としてすがりつくように購読し続けていたのですが、プライドの高い寂聴先生です、読者に申し訳ないと思っていたようで、今回廃刊にするという決断になったそうです。

 突如送られてきた、本と卓上カレンダー。実はかねてより寂聴先生は、もし万が一、自分が死んで寂聴だよりが発行できなくなったら、最新の本を2冊送ることで帳尻を合わすとおっしゃっていました。今回、まだ生きているのですが、それを実行したというわけです。

 寂聴先生もさぞかし無念のことでしょう。しかしご安心ください。love寂聴があります。望んでおられないとは思いますが、私が寂聴先生の遺志を勝手に引き継ぎ(まだ生きていますが)、『寂聴だより』『the 寂聴』と続く寂聴専門誌の火を受け継いでまいりますぞ。

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