ノーモア・シンゾー。安倍晋三、お腹が痛いという、正露丸糖衣Aを飲めば解決するようなささいなことを理由に、日本のトップを辞めた男です。辞職の時のニュースの顔を見れば分かるとおり、完全なノイローゼで、私はたいそう親近感を持ちました。その後、自宅療養という名のひきこもり生活に入り、我々の仲間入り。ニートライフを満喫し、心身ともに完全なニートになったと聞いております。
俺たちのシンゾー、残りの人生を作業所かフリースペースで過ごすはずのシンゾーが、どういうわけか、また総理大臣をしているじゃないですか。子供を甘やかすのはよくないとか言っておきながら、なぜこの男ばかり甘やかすのですか。
生まれてから一度も受験をしたことのない男、競争したことのない男、シンゾー。成蹊小→成蹊中→成蹊高→成蹊大学とお金の力で進学した。学校をエレベーター式に進学していくのがシンゾー。自分の力で何かしようという意志を一切もたない生き物なのです。
成蹊スクール卒業後は、留学に失敗(南カリフォルニア大学中退)、そののち親のコネで神戸製鋼に入社するも3年で辞職。でも、祖父が岸信介、大叔父が佐藤栄作、父が安倍晋太郎という政治一家、金も権力もあるりますから、「パパぼく働かないよ、秘書になる」の一言で解決。以後秘書として生きていきます。
しかし父親が急死したため、金と権力と地盤を引き継ぎ、流されるまま政治家になります。小泉内閣の時に幹事長に抜擢されたことから、流されるままに出世していき、ポスト小泉としてひょっこり誕生したのが、安倍晋三内閣なのです。そんな安倍内閣も、腹痛という信じられない理由で総辞職してしまいました。政治家生命の終わり……とだれもが思ったのに、
ばーん、戦車に乗って再登場。意気揚々と、第二回総理大臣ライフを満喫中です。シビリアン・コントロールする側の人間が、戦車に乗るのはまずいだろう、調子に乗ったシンゾーをなぜ止められないのか。あげくの果て国会で、
「自分の力で可能性つかんで」 首相、ニートに呼びかけ
「『頑張って自分の足で立っていこう』と思ってほしい。若い皆さんは、思っている以上の可能性が満ちあふれている。どうか自分の力でその可能性をつかみ取ってほしい」
と呼びかける始末です。祖父や大叔父にぶら下がり、父に寄りかかって生きてきた男シンゾー、よくぞ言ったぞ。偉いぞ、掛け軸にしたいくらいの名セリフです。このセリフを、あの辞職ニュースの写真の、お腹が痛くて、総理大臣を辞めた、あいつにそっくりそのまま投げかけたい。なぜこんなに調子にのったシンゾーをゆるすのか、どうしてシンゾーだけゆるされるのか。ノーモア・シンゾーの声をあげましょう。
コメント
自分のことは棚にあげて
どうどうと自己主張するシンゾー、あっぱれです。
安倍晋三が前に総理大臣になった時に
やったことを思い出せば、やつはある日突然
いろいろなものを暴落させる男ですよ。
そもそもあまり政治家になる気もなかったのに
親が急死したから、周りにすすめられるままに
政治家にさせられただけの人ですからのう。
「可能性をつかみ取ってほしい」と同類であるはずの僕らに上から発言をかますシンゾー。
「成績がCでも大統領になれる」と自虐ネタで母校の後輩たちから笑いをとっていたブッシュ。
ふたりとも政治一家で育ちました。その甘やかされっぷりについては語るまでもないでしょう。
あまり頭のよくない人間が、青春の限りを尽くして学ぶのが謙虚さです。自分の能力の多寡を知るのです。
その機会を奪われ、誤解したまま国のトップに立つ。なんとも恐ろしいことじゃありませんか。
私は、安倍首相の言葉に奮起して僅かな金で投資を始めたのですが、先月末からの爆下げで含み益が二割になりました。
今の気分は電力を喪失した潜水艦の艦長です。閉鎖空間における篭城に関してはスペシャリストを自認する私ですが、ピンハネされながら貯めた金が溶けるのは辛いです…
以上、頑張って自分の足で立ってみた自宅警備員の近況を報告致しました。
はじめまして。
自分の力で云々…。
全く、片腹痛いですね。
ノーモア・シンゾー(゜Д゜)/
あべし。ひでぶ。