小学六年生、甥っ子長男坊が塾に通い始めました。なんたること、と内心ショックを受けているのですが、勝山おじさんは、直接口に出しては何も言いません。なぜならば、甥っ子が塾に通い始めたことに関して、当の本人から何も教えてもらっていないからです。
ではなぜ塾に行っていることを知っているかのか。甥っ子次男坊(小三)が「お兄ちゃんが塾に通いはじめたぞ」と、おじさんに密告してきたからです。おじさんは「ろくでもねえ奴だな」と憤慨し、そんなやつは知らん、よし俺たちで遊ぼうと、次男坊のふたりで妖怪ウォッチをやるのです。マスターニャーダを捕まえるぞ、イッヒッヒと、ゲーム三昧のあいだ、甥っ子長男坊は塾で勉強をしているのです。
勝山おじさんも、気づけば反面教師になっていたのか……。勉強しないと、勝山おじさんになる、と誰も口にはしないが、そのような雰囲気を感じとったのかもしれません。
しかし過去を振り返ってみると、小学校の時の勝山おじさんは、毎日学校に行って、ガリガリ勉強をしていたのです。ちゃんと学校に行って、勉強ばっかりしていると、逆に勝山おじさんになっちゃう。
俺勉強理論。塾には行くべきでない。漫然と他人に勉強を教わるべきではない。習ってばかりだと、自分で勉強をするという習慣が身につかないから、結局は伸び悩む。私が保証する。子供のうちから勉強すると、高校中退する。
そんな勝山おじさんの勉強理論も、甥っ子長男坊あいてに披露する機会がありません。公式に塾のことはいまだ知らされておらず、食卓の話題にもなりません。週に1~2回ほど甥っ子は家に来るのですが、塾の話にはなりません。
ちなみに塾に行き始めた今も公文は続けているそうです、次男坊がそのように申しておりました、信用できる諜報部員ですから、間違いありません。塾通いの長男坊にも困っているのですが、それと同じくらいお兄ちゃん情報をダダ漏れにして、密告する次男坊のことも、大変心配しております。お兄ちゃんの秘密をばらしてはいけないぞ。
コメント
返信ありがとうございます。なるほど、いったん社会に出てから戻ってくる人が増えているという視点はなかったです。単純に高齢化しただけなのかと思っていました。
世の中が厳しくなったとき、我慢するんじゃなくて楽なように変えていく方向性がもっとでてくるといいなと思ってます。
ひきこもり及びニートの高齢化は
中途採用の増加が原因。一度社会に出たけれど
挫折してニートデビューする、社会人入学組が増えている。
それだけ世の中が厳しいということでしょう。
このエントリとまったく関係ないですが、以前、中高年ニート(やっとニートが本来の意味に戻ってきた)の増加のテレビ番組があり、ネットでも先日同じような記事を見ました。ま~た、バッシングでもはじまるのかなあとうんざりした気持ちでありますが(ネットをばらっとみると昔ほどひどくないような気もする)、この件について、ひきこもり名人の意見を聞きたい気持ちがあります。気分がのったときにでももしよかったら書いてもらえたらなんて思います。