2009-03-21

ひきこもり

金は稼げても、命は稼げない

アルバイトの面接に落とされるたびに「ああ、もう死ぬしかない」と絶望する。ひきこもりの死は軽い。  本物の死は遠い存在で、祖父母も病院でいつのまにか死んだ。葬式の時には、綺麗に棺桶にラッピングされていて、死と向き合うこともなく、親戚と顔を会わせたくない一心で、形だけ済ませて逃げるように帰った。  親が死んだらどうするだと恫喝する、ひきこもりダディー達よ。三途の川の向こう側からの、黄泉の国からのコール&レスポンス。自分が死ぬのにどうするもないはずなのだが、死が見えていないせいだろう、永久に生きるつもりなのです。  寿命というものはランダムで、年寄りがだけが死に、若い人が生きるというのものではない。...