2009-02

ひきこもり

ひきこもり息子活用法(1)

セコムしてますか? そんなCMの問い掛けにひきこもり息子を持つ親御さんであれば「そんなものするか、常駐しておるわい」と答えたくなるもの無理はありません。防犯対策はもちろん救急通報サービスもひきこもり息子なら万全です。セコムにあってひきこもりにないもの、それは安心くらいなもの、どういうわけか不安ばかりがつのります。  仮に一軒家に老夫婦が住んでいるとして、この家をセコムするとなると最初に工事費が約45万円、それに毎月料金が4500円かかります。こんなにお金を使って大丈夫なのでしょうか、ひきこもり息子のいないお金持ちの考えることは私たちには理解できないものがありますな。 関連記事 ひきこもり息子活...
ひきこもり

ひきこもりの初歩の初歩

ひきこもりがひたひたと歩み寄ってくる足音を聞いたことがありますか。平穏無事、とにかく今まで通りにしていれば問題はないはずなのに、ひきこもらせようとする何かが自分に近づいてくる音。勉強だけがすべてじゃないぞ、そんな囁き声。幻聴ではないです、心の声ですぞ。  勉強して、テストでいい点取ってさえいれば、いい学校に進学できて、いい会社にいけて、すべて上手くいく。あとは適当に遊ぶなり、自分の好きなことをすればいい。それに間違いないはずで、その通り生きているのに、時々心の声がする、こんな勉強役に立たない、なんてつまらないんだ、暗記ごっこじゃないか。もちろんそんな魔の声は速攻で振り払って、いつも通り過ごすの...
ひきこもり

たき火療法

人生で楽しいことはたき火だけだ。寒い、薄暗い、そんな季節も人生もたき火すれば何とかやり過ごせる。熱い、そして暑い。ひきこもり作業所でたき火をしています。こんなイメージさ。  たき火中毒。たき火くれ、たき火らせてくれ! という気持ちになるくらい、都会人の私には楽しい。たき火なんて全然出来ないでしょ。  作業所の隣りの雑木林を伐採したおかげで、その空き地で、たき火することが出来るのです。炎を眺めるだけでも癒される、原始の力ですよ。これは精神療法になります、たき火療法。ユーモア療法を越える最高のプログラム、冬季限定24hたき火営業場とかいける気がするな。
ひきこもり

ひきこもり読書週間

読書というのが一番お金のかからない娯楽。ひきこもりにとっては毎日が読書週間です。本を手に入れるのは簡単、読むのもちょっと簡単、その先の消化すること、読んだ内容を咀嚼して、自分のものにするのにはなかなか時間がかかる。  時間かけても何もひらめかない時もある、本を読んでいい考えが頭に中に思いつかないようでは、読んでないのと一緒なのだから、本当にどうしようもない。最近そういうのが多いんだよな。
ひきこもり

ママンの誕生日

ママンが朝からきいきいと騒いでいる。今日はママンの誕生日、妹夫婦が祝ってくれるというので、極度の興奮状態に陥ってしまったようです。老夫婦、親子のいがみ合いも今日は封印、だって甥っ子二人を含めたみんなでママンの誕生会をするのですから。  勝山叔父さんも今日一日は死んだふりで大人しくと覚悟していたのですが、いざ甥っ子が花束をもって「誕生日おめでとう!」と元気よく挨拶するのを目の当たりにして、反吐が出るような思いと、むかむかする吐き気に襲われまして、注文した特上寿司に手もつけず寝込んでしまいました。  そのうち、何だか家で寝ているのも辛くなったので冬の寒い中、外をうろつくという、そんな一日でした。ま...
ひきこもり

ひきこもり伝来

もし甥っ子が不登校になったらどうしようか。ひきこもり&登校拒否のソムリエとして、快適な不登校ライフを送れるよう案内してあげなくてはいけない。そろそろフリースクールの場所とか、不登校の集まりについて調べたほうがいいかなと考えていましたが、もうすでに甥っ子がちょくちょく保育園を休んでいることを知りました。  まさにサラブレッド、登園拒否です。家族の誰一人話題にしないから気づきませんでした。我が家にとって子供が保育園に行かないなんて小さすぎること、だって働き盛りの叔父さんが家にいるのですから。
ひきこもり

ひきこもり第一印象

第一印象が大事だとは言うけれど、第二印象、第三印象と、最初会っただけでは気づかないような部分にこそ、その人の面白味があると思う。始めから見せてしまっては引かれてしまう強い個性やこだわり、そっちの方が全然大事じゃないか。上っ面だけで、第二印象も第三印象もない空っぽの人間なんて面白くもなんともない。
ひきこもり

拾うようになったら

ブックオフには古本が売っていると思っていましたが、実際はゴミが置いてあるだけだと気づきました。まれに金目のものも置いてあるが、基本的にゴミ屋敷、105円払ってゴミを拾う。ブックオフをうろついて過ごすというのは、スラム街に住人がゴミ集積場で鉄屑などの廃品回収で生活しているのに近い。心も生活も貧しくなると、何でも拾うようになる。
ケータイ小説

ひきこもり釈迦 大乗の教え編

印度の雨季は長く激しい、川は氾濫してすべてを流し去る。この時期ひきこもりブッダは竹林から、高台にある信者によって寄進された寺院へと移る。そんな梅雨の時期のお話です。  弟子唯一のイケメン善男子の阿難(あなん)がひきこもりブッダのところにやってきました。尊いかたブッダよ、今日はどうしてもお尋ねしたいことがあります。我々は信者から布施を集めます。が、もし嘘をついて布施を集めている者がいるとしたら、いかがなものでしょうか。それは良い事でしょうか、悪いことでしょうか。ブッダは答えた、それは悪いことであると。ならばと阿難は一人の弟子の名前をブッダに伝えるのでした。 ***  ひきこもりブッダは不動明王の...
ひきこもり

ひきこもりドリームランド

自分が手に入れられるものだけを欲している分には、ひきこもりもこじれることはない。手に入れらなれないものを望むから苦しくなるし、むなしくなる。ひきこもりの就労活動の辛さの原因は、そこにあるのですよ。
ひきこもり

友達をいつも蹴落とすことばかり教え込まれてきた

会社だけでなく、学校も競争の場です。友達の成績が落ちれば、自動的に自分が上にあがるのです。まあこんな偏差値競争の話をしても、ひきこもりの諸君はまったく無反応。ひきこもりや不登校こそ、学歴競争の一番の被害者かというイメージを持っている人がいたら、それは違う。  ガリ勉と落ちこぼれには競争がない。ガリ勉を蹴落とそうとする人がいるわけもない、勉強しか取り得のない、いい意味でみそっかす。落ちこぼれは言わずもがな、蹴落とす必要がない。ありがたい、ずっとその惨めな成績をキープしていれば愛される。悪い意味でみそっかすだ。  ひきこもりの人生の半分はガリ勉で、残りの半分が落ちこぼれ。だから、偏差値をめぐる競争...
ひきこもり

腐れチャレンジ

腐れチャレンジの話ほどつまらないものはない。就労活動で不採用の連続に心が折れてしまった人に対して、これをやるなら人間としてクズです。  50回失敗しても51回目に成功するかもしれない。100社落とされても101社目に採用されるかもしれない。このような体験談及び励まし、通称・腐れチャレンジに関する一切を法律で禁止して欲しい。最近話題の派遣村などでこのような智慧のない戯言がないことを祈る。  昔、武田鉄矢が主演したドラマに、101回目のプロポーズというのがあった。若い人は知らないだろうから説明すると、100回プロポーズして断られた男が、101回目に浅野温子演じる美女にプロポーズして結婚するという話...