ひきこもり当事者が本を出すことはいいことか?

 まず言っておきたいのは、本を出したからといってひきこもり当事者が、鳥山明先生やワンピースの作者のようになるわけではありません。

 大きな書店の片隅にひっそり自分の本が並ぶ、というのは個人としてはうれしいけれども、それで印税生活者になるわけでもないし、作家になるわけでもありません。本を出す前と、出した後で、社会的立場にさしたる違いはない(有名? になんてならないぞ)。

 これは大事なことです。これに気づかず、俺はやった、作家になったぞ、と勘違いをして、何年ものあいだ六畳間で、甥っ子以外の誰からも相手にされない「ひきこもり天狗」になってしまったという男性を、私は知っております。

 その墓穴にさえ落ちなければ、本に限らず、いろいろな自己表現をすることはいい、悪いじゃなく、自由なんだと思います。ただ、ひきこもり天狗にだけには要注意だ。

コメント

  1. こんにちは。
    今までくすぶってきた分、反動ってありますよね・・・。

    • 調子に乗るという反動さえしなければ、大丈夫です。
      \(‘jjj’)/

  2. ひきこもりカレンダーをKindle版で読みたいです。

    • 私も読みたいです。
      \(‘jjj’)/

タイトルとURLをコピーしました