署名運動・分断・多様な教育!?

 多様な教育!?法案にからんで、よく出てくる言葉が「分断」です。分断しては相手(文科省)の思うつぼだと。フリースクールだけでなく、不登校の親もみんな、ひとつにまとまりなさいと、なぜか反対派にだけ言うのです。「あっち」に言ってくれよ。

 奥地圭子さんの本に参考になることが書いてあったので紹介します。1993年に、民間施設(フリースクール等)に通う子どもたちに通学定期券制度が適用されることになったときのことです。

 その時、どのような不登校運動がおこなわれたのか。本によれば、子どもたちが資料をつくり、文部省と交渉。大人たちは全国的な署名活動をして、3万2千もの著名を集め、国会議員を動かし、この学割制度を獲得した、エッヘン、と輝かしい歴史として語られています。

 かつては、こういう手順で制度をつくっていた。全国の皆さんの応援を受け、法律をつくりたい人が一体となる、これなら分断なんておこらない。

 なぜ多様な教育に関しては、著名運動をやらないのか(たぶん著名が集まらないと思ったのだろう)。全国からの応援なしで、自分たちだけでコソコソつくる、分断する以前に、そもそも連帯していないじゃないか。

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