ケータイ小説 ひきこもり釈迦十大弟子1 舎利弗・目連編

 舎利弗(しゃりほつ)、インド名はサーリプッタ。天才中の天才でブッダの言った事を全て理解してしまう程、打てば響くとは舎利弗のことです。一を聞いて千を知ると言われます。ブッダの代わりに説法をするくらい出来のいい弟子です。

 目連(もくれん)、インド名はモッガラーナ。舎利弗の幼馴染の親友です。この世の天地人を見通せる神通力の持ち主です。天才、舎利弗も目連には一目も二目もおいていました。

 二人は人生を極めるべく、一緒に出家します。でも最初は、変な宗教に入信してしまいます。しまったと思いつつも、他に行くあてもなく変な宗教団体で修行を続けます。天才と超能力者ですから、みるみる力を発揮し、出世していきます。このままでいいのだろうか、舎利弗が途方に暮れているときに、目の前をぼんやり安心ヅラで歩いている僧を見つけ、舎利弗は引き止めます。

 「どこの教団のかたですか」と。僧は、ブッダの弟子ですと答え、ブッダの教えをちょこっとだけ教えてあげました。舎利弗にちょこっとは、ちょこっとではありません。一を聞いて千を知ると言われた舎利弗はブッダの素晴らしい教え、安心ひきこもりライフを即座に理解し、変な教団をやめて、ブッダの弟子になることを決めます。

 舎利弗は目連の元に行きました。「やめようよ、こんな職業訓練」「ああ舎利弗よ、良くぞ言ってくれた。履歴書の書き方教わっても学歴ないから虚しくなるだけだよ」と二人はその日のうちに変な宗教団体を止めて、ブッダの元に向かいました。

 この時、変な教団にいた五百人の信者も、舎利弗と目連を慕って一緒にブッタの元に行きました。これがひきこもり仏教の始まりです。ブッダ一人でなく五百人もの集団になったのです。一人で林の中にこもっているヤバい人と言われていたブッダも、舎利弗と目連のおかげで社長のようなポジションになれたのです。釈迦十大弟子


この記事へのコメント

  1. 夏休み特別スペシャルですよ。
    この小説まだ続きます。全六話です。申し訳ない。

  2. いつもの事ながらわかりやすくて面白い文章と思います。割と読書好きの僕が言うのだからたぶん間違いはありません。
    1ということは続きもあるみたいですね、楽しみです。

  3. 見事な小説です!
    現代を生きる方たちも、様々な○○思想、○○常識という、形を変えた○○教の中で生きているのかもしれません。
    でも、もしかすると本当に現代の○○常識から離れようとしている人は、実は○○常識とはかけ離れた、本当の○○教団に所属している人たちかもしれません・・・。
    日本も、学生時代に、さなぎや冬眠などのひきこもり時期を設け、日々孤独と葛藤、もんもんとした生活を送って、やがて悟りを開いて大空に羽ばたいていける事が許されるのであれば、もっといい世の中になるのではと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です