ひきこもり支援TVタックルドア壊し、ひきこもりUX会議、「不登校対策法案」反対の共同記者会見

【ひきこもり支援TVタックルドア壊し】

 春ですのう。さて、ひきこもり業界をにぎわす、フリースクールといえば、いまや伊藤塾(ワンステップスクール伊藤学校)です。戸塚ヨットスクールの正当な後継者といえる民間刑務所です。


↑2:30くらいからドアを壊す。見るのが辛い動画。

 その伊藤塾がTVタックルという番組に取り上げられたことに、斎藤環氏ら有志が反対して記者会見したり、BPOに訴えたり(問題なしとして却下)と、いろいろやっている。……こんな認識でよろしいでしょうか。

 私も当事者としてこの一件をひっそり見守っていました。ひきこもり当事者というだけではありません。ドアを破壊されたことのある、ひきこもり当事者としてです。

 忘れもしませんよ、それは私が不登校を始めた高校3年の時のことです。毎朝、半狂乱になったママンが、私の部屋のドアの外に立ち、起きろ、朝だ、学校にいけ、と毎日絶叫していた頃のことてず。朝7時くらいから8時くらいまでが、勝山家の阿鼻叫喚タイムで、私は対策として、ドアが開かないように、ドアノブにベルト巻きつけ固定し、ドアが開かないようにしていました。

 これに業を煮やした、私のママンが、ドアを破壊したのです。今でも記憶に残るあのシーン。徐々にドアに隙間が生まれて、台所の光がひきこもり部屋に差し込んでくる。やがて横に開くはずのドアが、縦に、まっすぐこちらに倒れてくる。その先には号泣したママンが立っていたのです。手にトンカチを持って。

 このような地獄を経験した私の、TVタックルの動画を見た感想。それは、これは演技っぽいぞ、と。(ドアを壊されたことのある)当事者として言うなら、ドアの壊すという行為そのものがおかしい。映像をよく見てください、外開きの室内ドアでしょう。これを外すのは簡単なんです。

 ヒントはトンカチ。さあ、トンカチでどこをたたく。正解は蝶番(ちょうつがい)でした。

蝶番

 ここを叩いて壊してしまえば、おんぼろ室内ドアは鍵がかかっていようが、ドアノブの反対側から簡単に外すことが可能です。しかもドア本体をほとんど傷つけることがない。ホームセンターに行って、同じ大きさの蝶番を買ってくれば、元通りに直るのず。私のママンが叩いて壊したのも、この蝶番です。

 テレビで見ているだけだと気づきにくいかもしれませんが、その場にいれば感覚的に、蝶番を、ここを壊せばドアが取れるというのは分かります。でっぱってる部分はドアノブと蝶番だけです。ここを叩けば、やわな室内ドアはひとたまりもない。玄関ドアと違って強度がないから。

 推測するに、自称・支援者であるアイツが、テレビカメラの前でかっこつけて壊したかっただけだろう。本人は空手家が瓦を割るように、ドアを一撃で破壊するつもりだったんでしょう。そんな自分の姿を放送で流したかった。その演技に、撮影しているスタッフがのっかった。映像としておもしろいからでしょう。だからこれはドキュメンタリーではない、しいて言えば、準ヤラセではないか。

 本人にとって、やや計算外だったのは、あの部屋のドアが外開きだったので、ドアの面は壊れても、ドアの枠は残ってしまう、ドア自体が外れない。結局はドアを開けて入ることになる。編集してあるから、ぶったたいてこじ開けたように見える。が、現場は途中から地味だったはずだ。とにかく、部屋にはいる、話をする、そのためにあんなふうにドアを壊す理由はない。そんなことを見ていて思いました。

【ひきこもりUX会議について】
http://uxkaigi.wix.com/uxkaigi

 ひきこもりUX会議にでます。最初に出る。12時くらいから11:30~12:15。来場者プレゼントとして本を、『安心ひきこもりライフ』を10冊配ります。持ってない人は、是非この機会にもらってください。

 以前、不登校新聞でやったほろ苦い経験を思い出してしまいます。不登校新聞に連載をしていたとき、コラムでネタにした、自分のホームページ五周年を、自分で祝って制作販売した、勝山商事オリジナルTシャツを無料プレゼントしたことがあるのです。

 大サービスの読者プレゼント、のはずだった。私と石井編集長とで、抽選方法はどうしようか、誰が選ぶのがいいか、そんな話し合いをしていたのを記憶しています。にもかかわらず、応募者がほとんどいなくて、全員当選。それでも、まだTシャツが余るととう、痛々しい事態になってしまってしまったのです。今回も、すごく不安だ。あの時となんか感じが似ている。

【「不登校対策法案」反対の共同記者会見&意見交換会について】
http://ftk.blog.jp/archives/57997968.html

 例のあの法案。私の足に湿疹ができるほどのストレスを与える、あの怖ろしい法案が最終局面です。でもなんで最終局面が、最終にならずにまだ続いているかというと、民主党と維新の党が合流して民進党になり、民進党として、賛成か反対かでまだ話し合いがついてないからです。

 民進党は自民党に次ぐ、大きな政党です。中にいる議員もリベラルな人から、自民党のスパイみたいなのまで、いろんな人がいて、正直どちらに転ぶか分からない。民進党の勉強会のヒアリングには奥地圭子さんが呼ばれとるんですよ。安倍政権とずぶずぶの奥地圭子さんをなんで民進党のヒアリングに呼ぶのか! 政治の世界はわからない。

↑ずぶずぶショット 馳浩国会議員在職20周年記念政経セミナー&出版記念パーティ

 まだ法案が流れる可能性は充分ある。ひと押し、ふた押し、してみる価値はあります。そんなねばりの記者会見。私も行きます、議員会館でごりごりやりましょう。

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