ハシビロコウ

 人見知りとは、人が嫌いなのではなく、かまって欲しいという合図なんだ。だからいじって、いいところを引き出してあげて欲しい。でも、いいところを見つけるのっていうのは難しいものだ。

 ハシビロコウという鳥がいる。群れを作らず一羽、沼地で動かずに何時間でもじっとしている。餌の魚が自分の方にくるのを待っているのだ。魚プリーズ、何もせず魚が自分に近づいてくるのをじっと待つ。油断した魚が自分の足元に近づいたその時、一瞬のスピードで捕らえ丸飲みにする。そしてまた何時間もじっとする。胃が弱いらしく、魚を消化にするのにとても時間がかかるのだ。ハシビロコウは動かない鳥として有名です。

 人生の手本としたいですね。

コメント

  1. 以前見た動物園のサイトで1つの囲いにハシビロコウを3羽入れたら(お互いの距離をとるためだったのかどうだったのか、忘れた。)囲いの中を3羽はぐるぐる回り続けたとか書いてあったのを見た。気がする。
    魚捕まえるのは熟練の技かもね。
    じっとしているとき
    ハシビロコウはかまってほしいなんて微塵も思っていないのかもね。

  2. ハシビロコウ人気ですね。ハシビロコウのような
    賢さこそ人間に必要なものでしょう。
    かまって欲しいと、じっと動かなくなるのが生き物の習性なのですな。
    欠点を見つけるのは誰にでもできますが、
    長所を見つけてあげられるのは優しい大人だけです。
    じっとしていれば、いつか誰がが来る。
    ハシビロコウのすごいところは何時間も身動きせずに待ち続けるところです
    まさに師匠と呼ぶべき鳥ではないですか。
    余分には捕らず、という考えがこの鳥の
    賢いところなのでしょう。
    必要なだけならじっとしているだけでも大丈夫なのかもしれません。
    一瞬のスピード、取りこぼしの少ない大きなくちばし、何時間も待ち続ける精神力と
    いくつもの才能を持った鳥ですなあ。
    ハシビロコウ先生の授業は長そうですね、
    そのかわり人生の極意を伝授してくれそうです。
    あわせて読みたいにブログが、いつも表示されているので
    ボクも読んでますよ。
    ハシビロコウはテレビ番組で知りました、BS放送だったような気がする。

  3. 勝山さんはじめまして。ちょっと前から、ブログの最初のエントリーから少しずつ読ませてもらってます。
    僕もひきこもりですが、数年前からやはりハシビロコウが好きです。
    硬派なかんじで、さらに顔つきというか目つきがまたよくて。
    また読みにきます。

  4. 小学校の先生がこの鳥だったらいいなと思いました。
    イカス鳥ですね。

  5. ハシビロコウが持っていて、僕が持っていないもの、それは魚を捕らえる一瞬のスピードです。
    僕は今までの人生で、このスピードを持っていないばかりに、何べんチャンスを逃してきたのだろう。

  6. 人生の大半は瑣末事で心を乱したり、疲弊したり・・大抵の人は人生の本分ってもの(もしあるなら)を忘れてヘロヘロになって朽ちていくのでしょうか。この鳥は知っているんでしょうね、注意深く魚を待ち、そのチャンスを逃さず、余分には捕らず。
    本当に見習いたいもんです。

  7. 僕の人生とこの鳥と同じかもしれません。
    僕の場合は、幼少の頃から明朗活発(あの頃は明朗活発天下でした)とは縁遠い生活でした。
    いつも、鳥と同じようにジッとしていました。
    よく人に言われます。
    なぜ、人の中に入っていかないのか。
    なぜ、もっと積極的にならないのか。
    なぜ、外に向かって進んでいかないのか。
    なぜ、前向きな考えをもたないのか。
    なぜ、もっと大きな声ではっきりと者をいわないのか。
    なぜ、笑わないのか。
    なぜ、なぜ、なぜ・・・
    こんなの説明なんてできません。
    というよりも、これを言った人は、僕の存在を理解できないと思う(理解できたら、この様な言葉を言わない・・・)ので、言っても仕方がないと思うところもあります。
    だから、僕もこの鳥と同じようにジッとしている。
    僕の存在に気付く人が来るまで・・・。

  8. 自分、ハシビロコウみたいな奴です。
    でも、他人で人見知りは、時として、考えてることがわからず、いらいらすることもあります。なんで、こんなときに、こんなリアクション?みたいな。
    自分を棚にあげて、人間って勝手ですよね。
    長所を見つけるって、案外できそうで、難しいところがありますね。

  9. 「本当に生きる」ということに関しては、人間よりも断然他の動物たちの方が技術も智恵も卓越していると思います。道具を「使わずに」生きられるのが、寧ろ優秀なのかもしれません。
    写真のハシビロコウさん、可愛いですね。鳥好きの自分はかなり癒やされます(笑)。

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