小学校の授業でやったことを、家に帰ってきておじさんにぶつける。それが甥っ子長男坊の行動パターンです。質問、「おじさんは将来なにになりたい?」。んんっ、前にも似たようなことを聞かれたことがあるぞ。その時は、おじさんは横浜ベイスターズの選手と答えたはずだ。
でも今回はそういう軽いノリとは違う、夢を語るというのとは少し違うようです。おじさんは思いつかず、うーん、うーーん、と腕組みをして悶えています。ふと甥っ子が誰に聞かせるでもなく、それでいて独り言でもなく、静かに心のツイッターで囁きました。
「あっ。おじさんは、もう将来か…」
そうだった、おじさんはもう将来になっていた。甥っ子からの質問は、二人の間を流れるそよ風に乗ってどこかに飛んでいきました。心の木枯らしに、うろたえたおじさんは、甥っ子の持っていたDSのカービィをおもむろに始め、長男坊が手こずる中ボスを速攻で倒しました。えっへん。
秋が冬になるように、勝山おじさんも、一緒に遊んでくれる楽しいおじさんから、自慢できない親戚へと変わっていきます。そう、ひきこもり男子なら誰でも。
コメント
勝山さん。そうでしたか。
勝山さんが言った、自慢できない親戚とは「甥・姪から見たおじさん」だったのですね。
理解不足で面目ありませんでした。
なお、自分は
祖父母や叔父・叔母・いとこなどの親戚にバカにされてるという意味で「はじめから自慢できない親戚です」と前コメントに書きました。
なるほど…
寅さんとひきこもりの違いは毎日家にいるかどうか…そうですね。
「外こもり」という言葉をご存知でしょうか?日本でお金をかせいで東南アジアなどの物価の安い地域で生活する・・・という若者もいるそうですね。
まぁ、それに近いような友達もいるのですが…。
まったく関係ないですが、おい、めいなどが生まれたら 私はどうなってしまうんだろう…と一瞬不安になりました。
寅さんが毎日家にいる…。それはけっこうきついことですね。さすが、名人。納得しました。
いえいえ私など、全く自慢できない
脳みそド腐れゲロ豚ビッチでございます。
千葉にはあと二回行く予定ですから、
お暇な時があったらぜひいらしてください。
甥や姪が誕生して、自慢できない息子にプラスして
自慢できない親戚という肩書きを手に出来るのです。
映画と違って寅さんが毎日家にいる、というのが
ひきこもりが尊敬を得られない原因ではないでしょうか。
はじめまして。
「安心ひきこもりライフ」で勝山さんのことを知りました。
あまりの斬新な価値観に抱腹絶倒でとても参考になる本でした。
いまどきの教育は、子供の全能感だけを誇大化させているので、いざ、壁にぶつかると挫折してひきこもってしまうみたいですな。
そんな子供を無理やり(ねっとりとした脅迫的な方法で)学校に行かせようというのがまだまだ根強いです。
これからの大阪は、子供にとって、とても辛い状況になると思いますが、維新の会に投票したやつに文句を言いたいです。
映画「男はつらいよ」において寅さんがみんなに愛されているのは、寅さんが自由に生きているからです。名人もこの世界に自由な生き方があることを示すことで、甥っ子さんの尊敬を得るでしょう。
自慢できない親戚へと変わっていきます…と勝山さんは言いましたが、
私には甥も姪もいないので、
はじめから自慢できない親戚です。
それどころか、いないも同然かつサンドバッグのような輩に転落中です。
千葉おさらいツアーですが、地元にもかかわらず、仕事が忙しくていけませ~ん(-.-)
ごめんね、名人!!
学校教育では今だに子供には何者にもなれる選択肢があると教えているのですね。多くの人々はきっと何者にもなれないのに、名人はピングドラムを手に入れ運命を乗り換えひきこもり名人になった。自慢できる親戚じゃありませんか。