不登校運動の敗北 2

 教育機会確保法案が、24日の参議院で成立するだろうと書いたけど、29日の参議院に延びた。でも延びたからといって、廃案の可能性が高まったというわけではない(残念だ! 無念だ)。

 私からのおすそ分け。たぶんほとんどの人が見なかったであろう、ネット生放送番組、abemaプライムというのが録画できたので、ここに貼り付けておく。俺たちの池田賢市先生が出ているよ。孤軍奮闘する、ひとり赤穂浪士、池田先生の死に様をとくとご覧あれ。

 ただネチッと一言いわせてもらえるのならば、尾木ママこと、尾木直樹さん、嘘をつくのはやめてくれませんか。この法案に、経済支援するなんて書いてない。お金は出ないよ。学校に行っていないというだけで、不登校児と定義され、学校から排除される法案。差別された子どもをつくりだし、受け入れ施設に通わせるだけ。しかも受け入れ施設の、目的は学校復帰なんだぞ。

 これを見ていると、法案の内容を知って話をしているのは池田先生だけというの、なんとも悲しい。


 
 人間観察的な視点からの感想。こうなったらいいな、という人間の欲望は、正しくものごとを見る目を失わせるんだなというのを、さくらんぼ学園の人を見ていて思った。私もお金がなくて困りきっていた時は、道に落ちている、ガムか飴かわからない、それをつつむ銀紙が500円玉に見えた、喜んでしゃがんで拾おうとして、銀紙を手に取り、我に返り、自分の心の貧しさに絶望したものです。

 賛成派(?)イベントについての感想。「不登校は問題行動ではない」なんて、当たり前だ。学校にいくも、いかないも自由なのです。教育を受ける権利を行使する、しないという自由があるだけ。そこに賛成派も反対派もない。

 彼らは何に賛成しているのか。彼ら賛成派と呼ばれる人たちは、自民&文科省の、つまり国の教育方針、不登校対策に賛成しているのです。教育確保法案を成立させて何をしようとしているのか、

  今の学校の現状の是認、
   不登校児(!)の定義、
    定義された特殊な子どもを受け入れ先へ分離、
     営利目的の業者の参入を認める、
      適切な学習かどうかは国が決める、自由な教育はない、
       教育を受ける権利を、教育を受ける条件に変える。

 それはいかん、と私は思うのですが、また同じようなことを書いてしまいましたね。失礼しました。

 法案は成立しそうだ、だけど私は諦めてないぞ。まだ3日くらいある、FAXくらいおくれる、楽しくやろう、絶望するな、どーんといこう、では失敬。
\( ‘ jjj ’ )/

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