よもやま話

ポスト瀬戸内寂聴

大変な過ちを犯してしまいました。瀬戸内寂聴先生が86歳だというのは間違いでした。実際は87歳です。私が講演会に行った時には確かに86歳だったのですが、その後、5月15日のバースデーを迎えひとつ年をとっていたのです。カウントダウンが始まっている寂聴先生にこの誤差はあまりに大きい。  過ちはこれだけではありません。女性の平均寿命を勘違いしていました。女性は、男子より10年長生きすると間違って記憶していましたが、正しくは約8年長生きのの平均寿命は86.05年です。ああ、なんたることでしょう。寂聴先生が三途の川を渡りかけているのです。サッカーでいうところのロスタイムに入りました。  いい男を見てもどき...
ひきこもり

ねむけ、だるさの除去に

ひきこもりとは、ねむけとだるさの結晶ですよ。  ばーん、エスタロンモカ錠(24錠 420円)です。のりピーがやっていたのには遠く及びませんが、これ1錠をコーヒーで飲みほせば、ちょっぴりだけシャキッとするような…気がする。名著、人格改造マニュアルでも紹介されていた名薬です。エスタロンモカ12(20錠 504円)という姉妹品もありますが、これは全然だめ。オリジナルが1回1錠なのに対して、モカ12というやつは1回2錠、つまり10回分の量しかないのに、値段は高め。買ってはいけない。  秋は涼しく、過ごしやすいので、いくらでも寝ていられる。朝目覚め、ゆっくりしていたら夕方だった。そんなうっかりを防止する...
ひきこもり

母老いる

テレビを見ながら寝る、ママンにとってはなによりのご馳走です。見てないじゃないかと、他のチャンネルに変えたり、テレビの電源を切ると、がばっと起き上がり「見ている」と憤慨するのです。アリ地獄のような視聴スタイルですな。老夫婦のいがみ合いの九割が、見ているテレビを勝手に消したという老婆のいいがかりで始まります。  うっとうしいので、大音量で白痴番組をつけながら、高イビキしていても無視することにしていました。最近、テレビをつけてから寝るまでのスピードが早くなってきたような気がしたので、ひょっとしたらと思い、リモコンをとりテレビを消してみました。起きません。20年以上、がばっと起きては家族を罵り続けたマ...
ひきこもり

発達障害が流行ります 2

発達障害のなかにも共感できる部分がたくさんあります、紹介しましょう。みんなと行動するのが苦手、臨機応変な対応ができない、運動が苦手、興味があることは熱中できる。「あーる、あーる」と声に出したいものが1つはあるのではないでしょうか。いつもの決まったパターン以外の行動の時は不安になる、ルーチン好きというのは共感するな。ちなみに勝山叔父さんは、まったく集団行動のできない、多動ひきこもりですよ。  ただ本を読むに、器がでかいなと感じた。一番当てはまるであろう学習障害も簡単な計算ができない、例えば時計を見て今から25分前が何時何分かというようなことが分からないレベルと言われると当てはまらない。落ちこぼれ...
ひきこもり

発達障害が流行ります 1

不登校→アダルトチルドレン→ひきこもり→ニート→ワーキングプア、の流れで次にきそうなのが発達障害です。まったく流行らないひきこもりに見切りをつけ、どさくさに発達障害のテリトリーに割り込んでやろう、アスペルガー将軍を名のろうと図書館にいって何冊か発達障害の本を借りてきました。  発達障害とはアスペルガー症候群、LD=学習障害、ADHD=注意欠格多動性障害のこと。たぶん、そうです。ざっと本を読んだ感じではアスペルガー症候群が一番流行っているようです。これに当てはまれば発達障害の波に乗れる。  発達障害児という言葉があるくらいですから、基本的に子供向けです。中年ひきこもり男子向けには出来ていません。...
love寂聴

寂ちゃん

瀬戸内寂聴主演、インターネットテレビ「寂ちゃん」。こんなものがあるはずがないとお思いでしょうが、実在します。愛の力で見つけてしまいました。    重いサイトで、途中CMが入ってうっとうしいですが、生臭説法が堪能できます。マイ寺院である寂庵で、信者の相談を受けているのですが、やはり不倫の相談に対する受け答えはさすがです。切れ味が違う。是非一度ライヴで寂ちゃんを味わって欲しい、一生モノの体験ですよ。 【※2019/11/13 追記・修正】   私のお薦めだった「寂ちゃん」ですが、2012年、動画配信サイトgoomo(グーモ)もろとも終了となりました。 でも中古DVDを手に入れることができれば見れま...
ひきこもり

絶望の日

9/1は学校が始まってしまう哀しみの日。もっとインフルエンザが流行れば学校に行かなくてすむのにと心から願っている登校拒否に幸あれ。
ひきこもり

ひきこもり衆議院選挙2009

Fonte(旧不登校新聞)に政党アンケート特集に、しびれるような回答があったのでみなさんにお知らせしたい。ばーん、国民新党です。「ひきこもりについての考えと政策をきかせてください」という質問に対し、「学校や仕事に行けず家庭にひきこもっている状態は、犯罪につながるとともに、本人、その家庭、そして社会にとって大きな損失であり、前記2(※これは不登校のこと)と同様の見地から包括的な法規制を検討すべきものと考えております」と回答。  10年前のひきこもり対する偏見をキープしている。絶滅危惧種として保護したいくらいだ。犯罪、損失、法規制と真正面から差別しているところが清々しい。油狸ポマード綿貫代表がどん...
よもやま話

ポケモン邂逅

遊びに来た甥っ子にニンテドーDSを見せつけてやりました。喜ぶかと思いきや「誕生日に自分も買ってもらうからいいもん」とそっぽを向いてしまいました。あれま。叔父さんのDSが旧型のうえに、日焼けした中古のせいでしょうか……。  誘い水にアドバンス用のポケモンを渡してやると、食いつきました。大慌てで箱からカセットを取り出し、DSに差し込もうとします。が、うまくいきません。武者震いで、手が震えているのです。裏表さかさまに差し込むというあわてんぼう振りで、電源ボタンも押さずにスタートボタンを連打しています。やりたくてたまらないのですな、叔父さんしてやったりです。  子供が欲しがるであろうモノを予測し、先回...
よもやま話

古畳ワーキング

農業に必要なもの、それは藁(わら)です。藁にもすがりたいの藁です。でも意外とないでしょ藁って。藁ってなんだろうという都会人もいると思うので説明すると、稲の茎の部分です。お米をとった、残った部分ですな。近くに田んぼがないと手に入りにくい。  そこで古畳の登場です。畳の真ん中の部分(サンドイッチみたいになっています)が、藁です。畳を解体して、堆肥などに使う藁を確保するのです。でも最近の畳は藁を使わず、防虫建築素材とかいう板切れを使うそうです、情けない。腐り醗酵しかけの畳は大変臭く、夏の暑さとからんで、気を失いそうになります。苦行ですな。古畳解体が、最新のマイブームです。
よもやま話

お台場ガンダム

お台場のガンダムを見てから死ね。そう言い切っていいくらい、1/1実物大ガンダムは秀逸なものでした。お台場の潮風公園で、昔作ったプラモデルの144倍の大きさのガンダムが展示されている。友達と二人で見に行きましたよ。中年男子を中心に、たくさんの人が来ていて、道路は大渋滞。昼間に横浜を出たのに、駐車場に車をとめ、ガンダムを見れたのは夕方でした。でも苦労したかいはありました。スーパースターガンダム。想像していたよりも大きかったです。首しか動きませんが、それでも圧巻のパワー。宇宙ロケットの開発とかやめて、ガンダムを歩かせる開発を日本は進めるべきだ。アシモなんかりガンダムのほうが100倍かわいい。  ガン...
ひきこもり

ひきこもりカブトムシ

甥っ子のカブトムシを預かって気づいたことがあります。カブトムシはひきこもりの兄弟なのですよ。生態をよく観察してください。カブトムシは夜行性で昼間は腐葉土の中にもぐりマイ墓地に眠るミイラのような風体で、じっとして動きません。いじって遊ぼうとすると飼育ケースにある木や、フタにしがみついて外に出ようとしません。ここです。学校に行けと言われても頑として受け付けず、登校拒否をした17歳の自分と瓜二つじゃないですか。こんな小さな虫にと思うほどカブトムシのしがみつく力は強い。無理やり引き離そうとすると首がもげてしまいそうです。  「いやだ、いやだパワー」に勝るものなし。暗黒ハイスクール時代のマイハートを思い...
ひきこもり

魂の休息

両親が旅行に出かけている間だけが、ひきこもりにとっての真の休息です。ビバ・ラ・自由。お盆も終り、みな家に帰ってきました。また心のアウシュビッツに収容です。ひきこもりの支援策として、両親を強制的に旅行に連れて行く、というようなものを切望する。実現可能で即効性ある支援になるはずだ。
ひきこもり

カブトムシ係

働かないで家にいるひきこもりを悪者扱いにする人ばかりですが、やはり6年の積み重ね、甥っ子だけはひきこもり叔父さんの活用法を心得ております。1週間ほど甥っ子が田舎に帰ります。甥っ子のパパ、つまり私の義弟の故郷が北海道なのですよ。だからお盆は、北の大地で涼しい夏休みを過ごすのです。  絶対エサをやり忘れないよう、何度も念を押されカブトムシの餌用のゼリーを渡されました。叔父さんのうっかりぶりを怖れているのです。でも叔父さんに自信あり、いにしえの小学生の頃には山にカブトムシやクワガタを捕りに行ったものです。何も捕れずしかたなくカナブンを持ち帰ったことや、遠くで野犬の咆える声を聞いてちびった昔が懐かしい...
よもやま話

DS

叔父さんが持っているこれのことを、甥っ子の二人が「DS」と呼ぶのです。ポケモンのプラチナがやりたいとねだるのです。いかがなものでしょうか。最近、甥っ子が憐れに思えてきました。本物のDSで思う存分遊ばせてあげたい…、さう思ふのです。  ゲームの楽しさをきっちり伝えたい。そう考えて、テレビゲームはファミコンをしていました。初代マリオブラザースと初代ファミスタで甥っ子をみっちり鍛え上げてきました。アドバンスではGAME&WATCH Gallery4という知る人ぞ知る海外ソフトで、ゲームウォッチの訓練をさせています。カードゲームにトランプ、ボードゲームと振り返れば基礎ばかりです。  ポケモンバトリオと...
よもやま話

富士山パワー

2年連続で富士山に行って来ました。梅雨明けしたのに雨が降り続いている。前回はご来光、頂上到達ときっちり富士山を堪能できましたが、今回は試練の富士山です。車で五合目まで登ると雨。そこでキノコそばを食べながら、富士山サミットです、登るべきか登らぬべきか。3人で行ったのですが、私以外は初めての富士山なので、やはり何が何でも登りたいと言う。雨もいくらか小降りになったので、出発することにしました。  登り始めて1時間ほどでに雨はやみました。ああ、これこそ富士ブッダの慈悲でこざいましょう。レインコートは蒸れるので、体力をがんがん削ります。そのせいでしょう、ペースがスローダウン。とうとう七合目でIさんがギブ...
よもやま話

月刊 瀬戸内寂聴 第5号

the寂聴第5号が発売中です。ただ書店でのこの雑誌に対する扱いが変わりました、平積みになっていないのです。総合誌コーナーにひっそり二冊ほどあるだけ、これでは私のような愛のある読者しか見つけられないのではないでしょうか。まずは表紙を見てください。  ばーん、寂聴先生お遍路の旅に出発です。前回以上にオーソドックスな写真で平凡、突っ込みどころはありません。小さい写真では分かりませんが、実際に本を手にとって見ると寂聴先生の顔が疲れ切っているのが良く分かります。もう86歳です、かりに平均年齢まで生きるとしても、後二年後にⅩデーが訪れる予定です。ああ、なんと悲しいことでしょう。この生臭さともあと二年でお別...
甥っ子

2泊3日甥っ子合宿の2日目、3日目

合宿初日に6年間で甥っ子との間に築きあげてきたものを全部失ってしまった勝山おじさんこと坊さんジジイ。丹沢に行った時に、血と一緒にヒルに人間らしさも吸われてしまったのでしょうか、人間復活をかけて2日目にのぞみます。  もともとマンツーマンでのもてなしを得意とするおじさんも、最近はニイニ(長男)とブッチョ(次男)の2人の甥っ子を同時に相手にしなければいけないのです。サッカーでいうところのゾーンディフェンスですが、それでも1度に2人の相手はできません。でも、相手をしてあげなければ泣くに決まっています。苦行とはこのこと。長男とポケモンカードをしていれば次男がかまってプリーズと邪魔してくるので、兄弟げん...
甥っ子

2泊3日甥っ子合宿

甥っ子2人が、我家に2泊3日のお泊り会です。あんなうるさいのと3日も過ごすとは、いつもよりペースを落とさないと持たないなと気を引き締めて接することにしました。勝山おじさんはポケモン担当です。早速1日目、夏の映画がらみでデビューしたアルセウスの新しいカードセットを持って甥っ子が参上です。カード60枚フルデッキで、おじさんと勝負とは、小学生になる前なのにすごいのでは。これも、ひきこもりゲーム王の英才教育の賜物でしょう。甥っ子の持っているカードのほうが強いですが、子ども相手に手加減なしのひきこもり名人の頭脳も侮りがたい、いいバトルになるはずでしたが…、序盤おじさん有利にゲームが進んだ途端です、甥っ子...
よもやま話

ヒル

ひきこもり界のクレイジークライマー、勝山叔父さんです。今年も富士山に登ることになりましたので、予行練習として丹沢の大山に行ってきました。友達とその友人、そして私の三人です。大山にはヒルが大発生しているという情報が得ていたのですが、農業をやり始めてからというもの、気味の悪い虫とかに抵抗がなく、やっつけてやるくらいの自信があったので、まったく気にも留めませんでした。咬みたければ咬めばよい、血が吸いたければ吸えばよい、そんな風に考えていました。  結果、足首の所を咬まれ、血まみれです。登山用の厚手の靴下のうえから咬みつくとは、イメージとしては蛇だね。でも全然痛くない、そのかわり血が止まらないのです。...
ひきこもり

ひきこもり聖地

廃墟で知られる軍艦島の写真を見ていると、ここはひきこもり聖地にぴったりじゃないかと思う。ひきこもりが年に一度集まりたくなるような、聖地があるといいのに。ひきこもりの悟りを目指し、働くことを諦めた虚弱な中年が巡礼に訪れる。お互いの生存を確認し、来年会えるか分からない不安を共有する。そんな島があったらいい。横須賀にある猿島とかも個人的にはお気に入りなんだけど、ちょっとキャラが弱い。梅雨が明けても、どこに行くでもなく、何をするでもない、せめて聖地があれば巡礼の旅に出かけるのになって、そんなことを考えていました。
よもやま話

木酢液

木酢液(もくさくえき)というのを知っていますか。炭焼きした時に出てくる煙を冷やしてとれる水で、園芸では防虫、病気予防などに効果があり、しかも天然で安全である、とマンガに描いてあった。打倒アブラムシにもってこい、農薬じゃないところもいいと思って買ってしまいました。後悔しています。完全につかまされたな。  とにかく臭い。においで虫の前に、人間がやられてしまう。洗濯物とかある、ベランダではとても使う気になれない。そもそも本当に防虫効果があるのか、いろいろ調べてみると実に胡散臭い…。値段が安かったのが唯一の救い、確か700円くらい。今のご時勢に、悪臭のするこの液体をどこに捨てたらいいのやら。こんなもの...
よもやま話

甥っ子次男坊

甥っ子とポケモンカードしていると、でぶっちょ甥っ子次男坊(もうすぐ3歳)がやって来てカードの上を走り回り、ゲームをめちゃくちゃにしてしまう。かまってプリーズということなんでしょうが、6歳の兄貴にそんなことが分かるはずもなく、激昂し相手の髪の毛をぎゅうっとひっぱったあと、頭をばんばんと叩く。次男坊号泣。そんな兄弟喧嘩が一日三回はおこなわれます。  こんな時に叔父さんはどうすればいいのでしょうか。次男坊の悪ふざけもわからないでもないが、大事なポケモンの勝負を途中で台無しにされた甥っ子長男の激怒も分かる。痛みわけかなと思う。  でもここからの次男坊の泣きが長い。同情プリーズの泣きです。力では兄貴勝て...
よもやま話

モニター募集に当たった

500名限定、モニター募集というのに応募して当選しました。ジュースが2本です。お試し体験ブログモニターということで、ジュースの感想をブログに書くという約束。条件付とはいえ、人生のほとんどに落選したきた自分として、当選はうれしい。  DANONE BODY-ism Calcium Works(ダノン ボディイズム カルシウムワークス)。中身はレモン水、果汁はゼロ。味や風味の感想をブログにアップして欲しいとのことでしたが、気がついたら全部飲んでいました。レモンの味だったはずです。  追伸。Fonte7/1号に安心ひきこもりLIFE第5回が載っています。張り切って書いてますので、誰か不登校の人に頼ん...
ひきこもり

レンタルお姉さん映画化

今回のエントリーは下品な内容になっています。子供、女子の閲覧は禁止です。ひきこもり中年男子だけ見てください。  ニュース←で知って驚きました。レンタルお姉さんが「レンタルお姉さん 欲望家政婦」(姫川りな主演)という形で映画化されていたのです。2006年だから、3年近く前。なんで気づかなかったんだろう、全く話題にならなかった。のになぜ、放っておけば誰も知らずにすんだのに、わざわざ配給差し止めの申請をするんだ、記者会見までひらくなんて。  レンタルお姉さんは死ねばいい、と常々言い続けてきました。ちょっと働いたくらいで何か偉い者のなったかのように勘違いして、余計なお世話をする女便所虫。だからポルノ映...
よもやま話

追悼

人生八十年の予定で生きていますが、私と同い年の友人が亡くなってしまいました。事故死らしい、それしか分かりません。仲の良い友人よりも、遠い親戚のほうが死んだ人に対し権利があると申しましょうか。友達だ、という理由では死亡確認すら出来ないのです。そんな中手がかりになったのが友人の書いていたHPの日記で、そこからわずかな手がかりと、過去のメールを調べたりして、まあ自分は特に何もしなかったのですが、埋葬された墓の場所を知りました。  年寄りが死ぬのと違って自分と同い年、まだ37歳の友人が死ぬのはショックで、死の研究本とか読んで、万全の心の準備をしていたつもりでしたが、かなり打撃を受けました。実感がわかな...
ひきこもり

お土産

甥っ子がお泊りキャンプに行きました。2泊3日。泣き虫坊主なので心配でしたがなんと一回も泣かなかったそうです。お土産がキャンプ場の「石」だったのには度肝抜かれました。想定外でリアクションが取れませんでした。旧石器時代かっ、という突っ込み待ちだったのかもしれないのにね。  夕食の後、甥っ子にせがまれて、肩車して立ち上がると、家の上の柱に甥っ子の顔がゴツンとおもっいっきりぶつかってしまい大泣き。キャンプで泣かず、叔父さんのせいで家の中で泣く。おでこには、でかいたんこぶ。こんな叔父さんを許してくれるかい? 明日は、横浜駅まで出かけるので、ポケモンカードをしこたま買い込んでこようと思います。これでご機嫌...
よもやま話

雑草抜く喜び

畑に生えている雑草を抜くのが心が癒いです。雑草セラピーとでも言いましょうか、ちまちまと雑草を引っこ抜いていると、すっと無の境地になります。雑草取りというと不毛な作業のようにも思えますが、雑草を一箇所に集めておけば堆肥になり、これが畑の栄養になるのです。  畑の農作業はちゃんとしゃがむのが大切です、そうしないと腰を痛めますから。夏は麦わら帽子をかぶり、首にタオルを巻き、汗を流します。近所の子供が私見て、あのカールおじさん痩せてる、とそんなことを申しておりました。
ひきこもり

アブラムシ派遣就労

害虫といえばアブラムシ。養分は吸うし、病気を運んできたりと、お百姓泣かせの虫です。気がつくと葉っぱの裏にアブラムシがいっぱい、ということがよくあります。  蟻の影ににアブラムシあり。よく知られていることですが、アリとアブラムシは仲良しの共生関係にあります。アブラムシの尻の穴から出る甘い汁に、蟻がむしゃぶりつくのです。じゃあ、蟻はアブラムシに何をするのかというと、アブラムシの輸送をします。餌になる葉のところまで連れて行くのです。グッドウィルばりの、違法派遣をしているのです。アリを見つけたら、近くにアブラムシがいないか、よく葉っぱを見て確かめることにしております。
ひきこもり

何度でも言う

何度言っても分からない、何回言ってもいうことを聞かない。6歳と2歳の甥っ子がいるのですが、ぴったり当てはまる。こういう時にどうすればよいか、更に何度も言うが正解です。ここで怒るのは人間として二流です。過去の自分のことを思えば、勉強にしろ仕事にしろ一度で完全に理解できたことがあっただろうか、他人の助言を素直に聞いたことが今までに何度あったであろうか。自分の行いをちょっと振り返ってみれば、何度言っても分からないのは人間として当たり前と気づく。大声出したり、小突いてみても効果はない。同じことを何度も、辛抱強く、魂こめて説法をするのです。ブッダのように精進するのですよ。
ひきこもり

恒例梅雨休み

梅雨に入るくらいが、暑くも寒くもなく、Tシャツ一枚でちょうどいい。雨が降ったらお休み、ハメハメハ大王の生活をしています。子供の頃、この南の島のハメハメハ大王という曲を聞いて、まったく南国の王様は気楽でいい気なもんだと蔑んでいましたが、まさか自分が現代日本でこのような暮らしを実現させるとは思いませんでした。朝日のあとに起きて きて、夕日の前に寝てしまうという歌詞には心打たれますなあ。
よもやま話

1年ぶりに風邪をひく

1年ぶりに風邪をひきました。逆に言えば虚弱人生で初めて、1年間も風邪をひかなかったということです。健康になったか、バカになったかのどちらかだ。  豚インフルエンザが流行っているので発熱したら、発熱相談センターに電話するのがマナーになっています、私も電話しました。熱が何度か、セキや鼻水などの症状、最近海外に行ったか、家族でインフルエンザの人はないかとの質問に答えるという仕組みで、そこから相談員が新型インフルエンザの可能性が高いか低いかを判断する。自分の場合はインフルエンザの可能性は低いから近くの病院で診察してね、と言われてお終いでした。ここで可能性が高いとなると、専門対応の病院を紹介してくるのだ...
ひきこもり

怒らない人

甥っ子に「叔父さんは怒らない人なの?」と聞かれました。意味がよく分からなかったのですが、怒る時もあるぞと言うと、どんなふうに怒るのと聞いてきます。こらぁっ、そんな感じじゃないのと私が述べると、「じゃあ、やってみて」と言われてしまいました。いかがなものでしょうか。  この尋問はいったいなんなんだろう。誰かが何かを甥っ子に吹き込んだに違いない。でも理由もないのに怒ることは出来ないと説明すると、甥っ子は飴の空袋をぽいと畳の上に捨てました。これしきでは…、叔父さんもがっくりです。いいからすぐ拾ってゴミ箱に捨てるよう言うと、甥っ子はひょいと拾いゴミ箱に捨てると見せかけて今度は叔父さんの机の下にぽいと捨て...
よもやま話

テントウムシダマシ

偽者やインチキがまかり通るのはひきこもり支援だけではありません。心の癒し、家庭菜園の世界にも偽者はいます。テントウムシダマシという虫を知っていますか。名前が正体を自白しているところがちょっとかわいいですね。テントウ虫はアブラムシなどを食べてくれる益虫、見た目も愛らしく、農にとってありがたい虫ですが、似て非なるテントウムシダマシは害虫で葉や果実を食べてしまう憎らしい虫です。しかもてんとう虫と違って逃げ足が速いです。騙せないとわかるとサッと逃げさる素早さは敵ながら天晴れ。てんとう虫と違い背中の星が28個もあるので見分けるのは簡単、見つけ次第、手でつぶしてしまいます。植物と虫と人間の駆け引きも楽しめ...
ひきこもり

ひきこもりフラッシュバック

なんだかしょっちゅう甥っ子とポケモンカードゲームをしています。最近はインターネットで体験ゲームが出来るので、甥っ子と協力してコンピューター相手に対戦をしています。  6歳ともなると悪ふざけもピークに達していますから、やっちゃいけないことしかしません。いろんな物を叔父さんに投げつけたりします。こらっと怒ればそれで収まることでしょうが、ひきこもり道に反します。ひょいひょいと避けてかわしてこそ、ひきこもり叔父さんです。でも今日は不覚をとりました、甥っ子の投げた物がアゴに当たったのです。イタタタですむかと思いきや、さわってみたら血が出ていました。鏡を見るとアゴの横あたりが切れていました。ちなみに甥っ子...
よもやま話

親知らず

親知らずという何の役にも立たない歯がありますよね。過去に2本ほど抜きました。もう2本あるはずです。下の歯の一番奥にちょこっと生えている親知らずが一本あり、歯医者さんからも絶対虫歯になるから抜いたほうがいいと言われていたのですが、怖くてずっと先延ばしにしていました。  中途半端なのです。歯の先端部分がちょっと顔を出しているような状態です。こういう場合、そのままでは抜くことが出来ずメスで歯ぐきを切り、親知らずを抜くらしいです。想像しただけでおしっこをちびってしまいます。  そんな私の親知らずもとうとう虫歯になってしまいました。諦めて抜くしかありません。優しくて腕のいい歯医者さんなのでひょっとしたら...
よもやま話

増長する甥っ子

ポケモンカードのルールを教えてあげて以来、甥っ子が3日に1度は家に訪ねてくるようになりました。ポケモン博士である叔父さんと遊びたいのです。でも負けると泣くし、わざと負けると叔父さんはやる気がないと腹を立ててコインを投げつけたりします。6歳ともなると子供だましが簡単には通じなくなります。  昨日、「叔父さんは本当にルール分かっているの?」と詰問されました。友達とポケモンカードをしたところルールが違っていて大恥をかいたと甥っ子が言うのです。お前ウソジジイじゃないか、と責めるのです。働かないことをなじられても気にしませんが、ゲームのルールを知らないと言われて黙っているわけにはいきません。私は甥っ子が...
よもやま話

月刊 瀬戸内寂聴 第4号

今までで一番まともな表紙ではないでしょうか。イケメン男子とのツーショットは瀬戸内寂聴先生の煩悩をストレートに表現していて好感が持てます。寂聴先生が首からかけている輪袈裟とモックンのネクタイがお揃いの色になっているでしょ。これはモックンの演出で、寂聴先生を喜ばそうとこの色のネクタイをわざわざ選んできたのです。さすがイケメン男子、びしっとスーツで決めて、ネクタイは相手の女子にあわすという、まったく隙のないコーディネイト。同性から見ても、文句のつけようのない二枚目ですよね。  ただ、何か不吉なものを感じるのは私だけでしょうか。寂聴先生が豊田商事の社員に騙されかけている孤独なお年寄りに見えるのです。モ...
ひきこもり

ひきこもり苺

苺(イチゴ)の季節です。家庭菜園の世界では苺は虫がつきやすく難しいと言われるのですが、育ててみると結構実がつくものです。  安全でおいしい自家製イチゴ、形にばらつきがありますが、歌は心、苺は甘さ。見た目が悪くても、甘くておいしければ苺として百点満点です。逆に見た目が綺麗でも、すっぱい味の苺は、いけ好かないグラビアアイドルのようなものでしかありません。  果物は腐りかけが一番おいしいとも言われます。熟しすぎた苺も食べてみると、とろけるような甘さと、ほんのりとした生臭さ、イチゴ界の瀬戸内寂聴ともいえる深い味わいです。こういうものはスーパーには並びません。苺に魅力は個性あり。一粒一粒を違いを味わって...
ひきこもり

或ひきこもりのメーデー

メーデーにひきこもりの人も参加している、と雨宮処凛の本に書いてあったのを読んで、まさかそんなはずはないと思いましたが、さりとて彼女がそんな意味のない嘘をつくとも思えない。原典にあたれ、というわけで渋谷でおこなわれる六十億のプレカリアート・サウンドデモを見に行きました。  デモ開始の1時間前くらいにスタート地点の宮下公園に行ったのですが、人はまばらです。渋谷のブックオフで時間をつぶして再び来て見ると、もうデモが始まっていました。ジャーナリストとして全然だめですな。  雨宮処凛の近くにひきこもりいるに違いないと雨宮処凛を歩道橋の上から探しましたが、見当たりません。ブックオフに一杯いた仲間のような人...
ひきこもり

Fonte 5月1日号 安心ひきこもりライフ

Fonte(旧・不登校新聞)の5月1日号に私のコラム、安心ひきこもりライフが載っています。半年ほど前にインタビューが載った、あのFonteです。今回は全12回連載。書店や一般的な図書館には置いてませんが国会図書館には置いてあります。知り合いに不登校の親の人がいたら持っているかもしれません、借りて読んでみてください。  月2回発行で6ヶ月間、テーマはひきこもり一年生に対する名人からのアドバイスです。部屋に寝そべって天井を眺めて空想する純度の高すぎる無駄な時間を少なめにする技術や心得を書いていきたい。ひきこもり初心者向けです。  ひきこもりピラミッドだとか、ひきこもり風林火山とか言ってみたところで...
ひきこもり

ひきこもりスリル

ひきこもりのブログの更新が途絶えると、悪い意味でどきどきする。ひきこもりのブログは読んでくれる人との共感以上に、生存確認の意味が大きい。
よもやま話

ポケモンカード

甥っ子がポケモンのカードを持っていたのですが、私はマリオ世代だからピカチュウが狸なのか狐なのかすら分からない。でも叔父さんはゲームに詳しいと信じている甥っ子を裏切るわけにはいかないので、ポケモンを一から勉強してみました。  と言ってもニンテンドーDSでやるポケモンではなく、カードゲームのほうです。知ってますか、ポケモンカードって。トレーディングカードと呼ばれるジャンルの対人用カードゲーム。まずは、ポケモンカードGBという、旧ゲームボーイのソフトを買って勉強。これはためになる。トレーディングカードがどういうものか理解できた。中古ゲーム屋に売っている変なカードは、全部この仲間だったんだな。ただルー...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(6)

勢いに乗った寂聴ダディーは、今の時代はこれだと、小鳥問屋を始めます。たちまち狭い家の中が仕入れた小鳥で一杯になり、大変に困ったと寂聴先生はおっしゃいました。指物職人が小鳥屋なんかを始めてうまくいくのだろうかと思うでしょうが、これがうまくいったそうです。小鳥ブームに乗り、毎朝家の前でおこなわれるセリはたいそう盛り上がった。  たくさん人が集まれば、セリの値段が上がりもっと儲かる。そう考えて寂聴ダディーが購入したのが、当時は珍しかった九官鳥、物まね鳥として有名ですね、言葉だけでなく声の音色までも真似します。この九官鳥に言葉を覚えさせた。「おはよー」「いらっしゃいませ」と話すようにすると、たちまち世...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(5)

「今は史上最大の不景気らしいですが、今から80年位前にも同じような不景気がありました」寂聴先生はおっしゃいました。世界恐慌です。株価暴落、企業倒産と本当に酷かった。当時、ぱーぷる寂聴は小学校に行く前の子供でしたが、この大不況のことをはっきり覚えているというのです。  寂聴ダディーは腕のいい指物職人でした。指物とは釘を使わないで作る箪笥やイスなどの木製家具のことです。当時は大きな家に住み、弟子が5人ほど住み込みで働いていました。その生活を襲った大恐慌。人のいい寂聴ダディーは友人の連帯保証人になっていて、多額の借金を背負うことになります。弟子を全員解雇、家を売り払い、家族は小さい家に引っ越すことに...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(4)

「でもね…、これは一銭も入ってこないのよ!」寂聴先生は2回ほど連呼なされました。煩悩万歳、京都から参上した我利我利亡者が姿をあらわしました。  今まで自分が書いた小説のようにはいかない、そう言って演台の下から書籍化されたぱーぷる著あしたの虹をすっと取り出し、表紙をぽこんと叩きました。本は印税がたくさん入ってくるが、ケータイ小説はダウンロード数が567万もあるのに一銭も入ってこない。自信作であり、ケータイサイトで人気なのに、肝心の本は売れず、期待していた映画化のお誘いもちっともこない。寂聴先生はかなりご不満のようです。  ぱーぷるのスタンダップコメディーは、舌好調という表現がぴたりとあてはまる面...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(3)

寂聴先生は老いについての一番の問題は感動が鈍くなることだと言いました。例えば桜が咲くと、前は綺麗だな、美しいなと感じたものですが、86歳になると「ちっ、また咲いたか」と思うようになる。いい男が寂庵に訪ねてきてもちっとも感動しない、元シブがき隊のモックンが来てくれた時も感動しなかった。「情けないことですよ、自分が許せない。私は半分死んだ!」、寂聴先生はおっしゃいました。  感動を取り戻そう。わくわくどきどきの元はどこにあるのか、それは“秘密”にあります。「私は何でも書いちゃうでしょ、小説ストリップをずっとやってきました、スッパンパンで大股ひらいてもね、人は感動してくれませんよ、見せてくれないと、...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(2)

時間が押した都合で、寂聴先生の講演が10分ほど短縮されることになりました。そのせいでしょうか、失った時間を取り戻すかのように、大変に早口です。ラップMC寂聴。出家して30年、生臭いとはいえ信者相手に場数を踏んできた、その力をいかんなく発揮し、ユーモアをまじえよどみなく一気に語っていきます。  どうして、ぱーぷること瀬戸内寂聴がケータイ小説に手を出したか、それは老いが原因だといいます。前の年、つまり85歳までは寂聴先生は「元気ぴんぴん」していたのですが、86歳になったとたんひざが痛くなり、酔っ払っては前後不覚になって階段から落ちたりするようになったそうです。「心は成熟しても肉体は衰えていくもので...
よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(1)

瀬戸内寂聴先生の講演会に行ってきました。愛されることより、愛することのほうが大事と、寂聴先生も申しております、私もとうとう行くところまでいってしまいました。4月3日金曜日、平日の昼間におこなわれた「ケータイの世界に入って見えたこと」と題する講演会、抽選で1千名入場無料という、ぱーぷるが見れる上にただというひきこもりのための講演会、ネットで応募して待つこと2週間、ついに当選のはがきが届きました。  東京・浜松町でおこなわれた講演会、会場はすいていて、千人は入れるところに半分より少し多いくらい、600人くらいでしょうか、前半分がだいたい埋まっていて後ろ半分は好きな席に座り放題という感じです。前のほ...
よもやま話

国宝 阿修羅展

阿修羅を見に上野の東京国立博物館まで行って来ました。やあ、かつちゃんと阿修羅も快く僕を向かい入れてくれました。釈迦十大弟子も六人、上野に来ていました。舎利弗、目連、羅ご羅、富楼那、迦旃延、須菩提がいた。イケメン仏弟子、阿難がいないのがちょっと残念ですね。弟子は見た目、ほとんどキャラがかぶっており、ブッタ好きの僕が見てすら、全員同じ人のように見えます。  ひきこもって暇なのですから平日の昼間を狙って見に行くべきです。どうせ辞めるんでしょその仕事、働いている場合じゃない。阿修羅はやっぱりスーパースターです、入場待ち30分でした。阿修羅を生で、しかもガラスの仕切りなしで見られるのです。ブッダパワーが...