2009-04-20

よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(3)

寂聴先生は老いについての一番の問題は感動が鈍くなることだと言いました。例えば桜が咲くと、前は綺麗だな、美しいなと感じたものですが、86歳になると「ちっ、また咲いたか」と思うようになる。いい男が寂庵に訪ねてきてもちっとも感動しない、元シブがき隊のモックンが来てくれた時も感動しなかった。「情けないことですよ、自分が許せない。私は半分死んだ!」、寂聴先生はおっしゃいました。  感動を取り戻そう。わくわくどきどきの元はどこにあるのか、それは“秘密”にあります。「私は何でも書いちゃうでしょ、小説ストリップをずっとやってきました、スッパンパンで大股ひらいてもね、人は感動してくれませんよ、見せてくれないと、...