2009-04-22

よもやま話

瀬戸内寂聴講演会 ケータイ小説を大いに語る(4)

「でもね…、これは一銭も入ってこないのよ!」寂聴先生は2回ほど連呼なされました。煩悩万歳、京都から参上した我利我利亡者が姿をあらわしました。  今まで自分が書いた小説のようにはいかない、そう言って演台の下から書籍化されたぱーぷる著あしたの虹をすっと取り出し、表紙をぽこんと叩きました。本は印税がたくさん入ってくるが、ケータイ小説はダウンロード数が567万もあるのに一銭も入ってこない。自信作であり、ケータイサイトで人気なのに、肝心の本は売れず、期待していた映画化のお誘いもちっともこない。寂聴先生はかなりご不満のようです。  ぱーぷるのスタンダップコメディーは、舌好調という表現がぴたりとあてはまる面...