2008-02-18

ひきこもり

朝は夜中

遊びに来た甥っ子がボクの部屋のドアをどんどん叩いて「もう朝ですよー、いつまで寝てるのー」と起こすのです。でも、叔父さんにとって朝は夜中なんだよ。それにひきこもり部屋のドアにはとても甥っ子には話せないような、勝山家の呪いともいうべき忌まわしい歴史があるのだよ。甥っ子が生まれる前、そのドアをはさんでね、世間体だけが大事な親と、精神が完全に病んだ息子とが、戦争をしたんだ。そこは古戦場なのですよ。今も聞こえる琵琶法師の唄、今も見えるよ平家の落人たちが。