2015年9月15日におこなわれた「超党派フリースクール等議員連盟・夜間中学義務教育拡充議員連盟合同総会」音声ファィルほぼノーカット版 「多様な教育!?法案」提出断念の様子

 かつて多様な教育確保法案と呼ばれていた 「義務教育の段階に相当する普通教育の多様な機会の確保に関する法律案」ですが、まさかの自民党反対により、今国会での提出を断念することとなりました。しかし馳浩座長(自民党)は諦めたわけではなく、条文手直しも含めて、自民党を説得し、臨時国会での成立を目指す。理想は全会一致だが、それにこだわらず賛成会派だけでも提出し、国会審議で質疑をしたうえで成立させるという。

 自民党を説得するために、妥協と迎合を重ねてちっとも多様ではない法案にしたにもかかわらず、自民党から出た懸念は「学校に行かないことを助長する、そういう法案になってしまうのではないか」「フリースクールにも玉石混交があるのではないか、どのように認定すぺきか」「学校制度をそもそも否定している保護者がいる」「就学義務を外すことはダメだ」「学校制度は根幹であるので、その学校制度のなかで不登校児対策を充実推進していくべき」といったもの。

 ならば自民党以外の党が賛成しているのかというと、そうではない。他の党も、懸念あり、引き続き議論をいう意見、ようはこの条文のままではダメって言っている。維新の会は分裂騒ぎもあり、党内での話し合いもしていない。すべての党が賛成しかねる法案を、政権維持のために必要な法案を通す場である、臨時国会で成立させると、馳浩はいう。普通に考えればできない。しかし尋常ではない何かかおこる可能性はある。安保法案だって通るんだ、自民党が通そうと思えば何でも通る。

 30分ほどの総会の様子と、その後のマスコミ取材の音声ファイルを、この法案に関心のあるけれども、情報はもらえない野良犬たちへプレゼント。ごちそうだよ。


2015.9.15 合同総会の様子


合同総会後のマスコミ取材

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