やればできる、と言われなくなったのはいつからでしょうか。でも18歳くらいまでは皆に、やれば出来ると言われて育ちました。両親も数年前まではやればできる子、働ける子と思い込むよう努力していた節があります。が、もうそんな祈りはどこへやら、遥か遠く、涙と一緒に…。
「やればできる」、高校中退する時に、教頭先生に言われたセリフもそうでした。今となっては何もできない、無能の人になったのですが、やはり心の奥底ではそれを認めない自分がいます。ボクが宗教やマルチ商法に引っかからないのも、オレはやればできる子なんだという自負心が、虚栄心がいい方向に働いているせいだと思うのです。宗教に頼らなくても、いかがわしい商売に手を出さなくても、自分の力でやっていける、なぜならオレはやればできる子だから、と。
まあ、結局何もやらずできずに36年、鳴かず、飛ばず、働かずです。全国の元やればできる子に幸あれ。
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