洋式トイレにはフタがついている。便座の上にフタが。あれを閉める人はいないと思うが、甥っ子はいつも閉める。えらいねえ、マナーがいいねと、皆ほめていました。これだけでも、充分親孝行です。
でもね、本当の親孝行というのはそんなもんじゃないのですよ。ある日、トイレのフタを開けたときに、流れてないウンチが鎮座していた。家族全員が卒倒、ここに真の親孝行が完成する。流し忘れただろと問い詰めても、甥っ子は知らないと言い張る。当然である、親孝行を自慢するようなことはしないのさ。もう、その日一日流れていないうんちのことで持ちきり。結局さ、思い出に勝る親孝行なんてないんだよ。
母の日にカーネンションを贈ったところで、それがなんになるというのだ。ボケても忘れられないような思い出、これを与えることが親孝行なのだと、甥っ子から学びました。
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