ひきこもり中年男子に就労支援だなんて、いかがなものか。焼け石に水という言葉がこれほどぴったりくる組み合わもない。イマジンしてごらん、真っ赤に燃え上がるひきこもり石に、小さなひしゃくで就労支援という水をかけている様を。
こんな根本的な間違いを誰も疑おうともせず、ひきこもりの高齢化が進んでいると嘆くばかりなのだ。ただでさえ就労という細く狭い非常口に、ひきこもりが殺到しているのだ。ひきこもりは火事のようなもの。大学進学という裏口から脱出した人もいる。
ひきこもり中年男子とは、誰もが我先に駆け込む非常口の前で、どうぞお先にお逃げくださいと、他人に道を譲る優しい人達である。この心意気が就労支援に熱中している連中にはわからんのですよ。心頭滅却すれば火もまた涼しと言って織田軍に焼き討ちされた寺の中で死んでいった快川和尚の求道の精神などこいつらにはわからんのですよ。
ひきこもりという、道を行く人。それがひきこもり中年男子なんだ。今日はこれくらいにしておいてやる。
コメント
共に憤慨し、そしてお互い途方に暮れましょう。
今日は、非常に熱くなりそうな夜ですね。
全くその通りです。
僕も、結構脱出を試みましたが、やっぱり後から来た人にお先にどうぞ・・・という感じで非難させてあげた一人です。
ひきこもりの人に就職支援って、具体的に何をしているのでしょうか。
今まで、この様な支援を受けてまともに働けたためしがありません。
就職支援=履歴書の書き方、職務経歴書の書き方、面接の受け方!?
この中で全て問題になる事は、明らかですが、何で引きこもり中年男子に、職務経歴書を書かせるのでしょう。
職安などのパンフレットには、こうあります。
すぐ書ける!元気が出る!・・・へっ!?まぁ確かにすぐ書けるけど・・・職歴の問題で・・・。
でも、元気が出るとは!?
意味が良くわかりません。
また、この職務経歴書は曲者で、今までどんな会社でどんな事をしましたという内容を書くようですが、私はこんな事ができます。すばらしい人間なんです。
に、限りなく近いようなウソを書けというのですね。
僕はウソなんか書きたくないですし、大体こんなものを書かせる勉強までさせて何になるんでしょうか。
作家?表現者?編集者?ならばいいのですが、全く違う畑違いの職業でも、採用担当の目にとまらなくてはならないそうです。
そんなことできます?
じゃあ職安にいる人、職務経歴書提出を推奨している人の完全なる職務経歴書を見てみたいものです。
はっきりいって、こんなの弱いものいじめの何者でもありません。
まぁ、こんな事を考えて、毎日普通に生活してお給料を決まった日に貰って、ボーナスも当たり前に貰って、終身雇用で・・・。
こんな人に勝手に就職支援なんてして欲しくないですね。
ろくな事にならないので、もしどうしてもやりたいっていうのであれば、最低でもひきこもり、就職や通常の生活を困難にさせるほどの、状況を十分に体験してからにして欲しいですね。
このまんまでいくと、日本はどうなるかしっていますよね。国を動かしていると自負している人たち・・・。