メーデーにひきこもりの人も参加している、と雨宮処凛の本に書いてあったのを読んで、まさかそんなはずはないと思いましたが、さりとて彼女がそんな意味のない嘘をつくとも思えない。原典にあたれ、というわけで渋谷でおこなわれる六十億のプレカリアート・サウンドデモを見に行きました。
デモ開始の1時間前くらいにスタート地点の宮下公園に行ったのですが、人はまばらです。渋谷のブックオフで時間をつぶして再び来て見ると、もうデモが始まっていました。ジャーナリストとして全然だめですな。
雨宮処凛の近くにひきこもりいるに違いないと雨宮処凛を歩道橋の上から探しましたが、見当たりません。ブックオフに一杯いた仲間のような人たちはこのデモの中にはいない。そんな時茶髪の女の人デモの中央にいるのを見つけました。多分これだなと、歩道橋を降りてデモ行進に近づきます。やじ馬です。
ひきこもりはいるのか? ざっと見たところいないし、やや近寄りがたい雰囲気。アルバイトの面接ですら怖気づいて行けないひきこもりが、こんな荒々しいデモに参加できるであろうか。そんな時、偶然に自分同様、歩道でデモを見物するひきこもりの知り合いに出会いました。私を含め2名のひきこもりが隠れるようデモに参加していた、これは確定。
雨宮処凛はカリスマ性がある、薄汚いねずみ色の男集団の中で茶髪の女子は華があると感心していたのですが、ニュース写真で当日の雨宮処凛は黒い帽子をかぶっていたということを後で知りました。あっ、偽者というか、人違いだったんだ。じゃあ、雨宮処凛のいうひきこもりデモ集団も別のところに居たのかもしれない。メーデーに参加するひきこもりを見つけるというミッション失敗、また来年です。
でも今回はデモの人が配っているチラシを受け取るという、ひきこもり最大級の政治活動をしたので良しとしましょう。
コメント
思想と行動が完全に一致しているところが
ひきこもりのすごみです。
ひきこもりは見れば分かります。
ブックオフでも図書館でも100%見抜けます。
まさに影武者。雨宮処凛に憧れる、
雨宮処凛じゃない人でした。
雨宮処凛の影武者に一杯食わされましたか。
反貧困軍団もなかなか手ごわいですな。
ある意味ものすごい行動力だと思います。
僕なんか一人で電車乗ったことないですからね。
ところでひきこもりって見てわかるものなんでしょうか。いや、勝山さんくらいになるとオーラで感じ取れるのかもしれないですね。愚問でした。
ひきこもり=思想だと思うんで
影から活動応援してます。