あかねに行ってきた

※2024/01/23 注釈 この記事は2012年に書いたものです。ペペさんは2023年2月にお亡くなりになりました。合掌。現在は運営している人も変わり、「いまの〈あかね〉はだめ連とは関係のない別のスペースになっている」そうです。ぺぺさんがいた頃の旧あかねの思い出としてお読みください。



 だめ連と大変かかわりの深いお店、「あかね」に行ってきました。地下鉄早稲田駅下車。早稲田大学方面改札、3b出口から外に。地図を頼りに3分ほど、歩けばあかねに着きます。

 ここまでは誰でもできるのですが、この怪しい店に入るには勇気がいるでしょう。ネット上に店の情報はほとんどない。木曜日はだめ連のぺぺ長谷川さんが店番をやっているという口コミだけを頼りに、行ってみたいけど怖くていけない人を募って、あかねツアーを企画し、6人のひきこもりを集めての入店。

 私があかねに来たのは3回目で、前に来たのは10年前です。その時、前著ひきこもりカレンダーをお店に置いてきたのですが、残念ながらもう無くなっていました。そのかわり新刊安心ひきこもりライフを、爪痕を残すという意味も兼ねて寄贈してきましたので、あかねに行った人は手にとって読んでみてください。

 あかねは、「なんとかバー」よりも怪しげで、こじんまりとした飲み屋さんです。チャージ料が200円かかります。ようは入場料。大きい瓶ビールが500円、柿の種150円、とそんな感じです、安め。1000円あれば1時間はのんびり出来るでしょう。

 あかねは現在、経営的に大ピンチなのです。というか毎年、13年間ずっとピンチなのですが、今回は「去年の暮れにお金が1円もなくなった」といったビッグなピンチなのだとか、閉店してしまうまでに一度は行っておきたい。

 13年も続いている、そのことがすごい。だめ連は消えたのか、そんなことはない。月見草のように、ひっそりと存続しているのです。社会企業家とかオルタナティブスペースだとか言い出す前に、まずあかねに来て、「土着」の居場所というものの、すごみを味わって欲しい。だめ連とはなにか、だめ連は今どうなっているか、それも分かる。社会学の必修科目ですよ。

 木曜日がぺぺさんがやっているので、初めての人にはお薦めです。あと昼間は水タバコ屋をやっているそうです。タバコ吸う人が多いので煙い。治安の関係上貴重品は身から離さないこと。脂っこい喰い込むトークをする常連と距離感をとりつつ交流すること。とにかく自分のいろいろな能力が試されますぞ。

コメント

  1. はじめまして。私はペペさんが早大生の頃に知り合いになった者です。この記事の「今」はいつなのでしょうか?
    2012年?2018年?
    先日あかねにいきました(2022年11月11日)。
    住所が近ければ毎日でも行きたいですが実際は久しぶりでした。
    ペペさんの体調も気になります。
    かなり危ない状態らしいです。

    • この記事は2012年に書いたものです。
      大昔になりますね。

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