なぜフリースクールと夜間中学の合同議連なのか。なぜ、ふたつでひとつの法案でないといけないのか。私なりに考えた結果、これはよく例えで使われる、「腐った肉を売る方法」のやり口なんじゃないかと思えてきた。
腐った肉の売る方法。腐った肉を買うやつなんていないはずだが、実は買わせる方法がある。それは新鮮な肉とまぜて、ハンバーグにして売るのです。そうすれば客は、腐った肉にお金を払う。
不登校対策という腐った肉だけでは法案は通らないので、夜間中学という新鮮な肉をまぜて、不登校対策と夜間中学とのハンバーグ法案をでっちあげ、成立させようという作戦とみた。どうよ。
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ひさしぶりの例の法案に関するご報告。かつて多様な教育機会確保法案とよばれ、現在は不登校対策法案とか、フリースクール法案(条文にフリースクールの文字はないが)とか呼ばれている「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」についてです。
約一ヶ月前に、悲報として、法案は成立してしまうと書きましたが、その後いろいろあって、結局今国会での成立はなくなりました。なぜ、どうしての部分を書くと長くなるので、「不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会 ネットワーク」のブログへのリンクを貼っておきます。それを読めば、この一ヶ月の動きがわかる。
【5/18】まさかの展開。
5月18日の衆議院文部科学委員会での「不登校対策法案」の審議が行われないことになりました
【5/19~】推進派(奥地圭子グループ)による巻き返しが始まる。
不登校対策法案の本国会での短期間審議と採決の可能性があり、予断を許しません
【5/24】でもやっぱり審議されないことに決まる。
「不登校対策法案」は今国会の衆議院文部科学委員会で審議されないことになりました
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そしておまたせ最新報告。5/31におこなわれた合同総会。その動画をアップしましたので、興味ある(けど排除されている)方は是非ご覧ください。関係団体以外、知ることも、見ることもできない、議員会館の、せまい会議室でおこなわれる隠蔽総会です。一般市民は入れませんが、報道関係者にはオープンになっています、フリーランスでも入り口で名刺を渡せば入れます。みんなもフリージャーナリストになって取材しよう。
総会と名はついていますが、内容は今国会で法案が成立しなかったことを業界利益団体にお詫びする会であり、次の臨時国会では必ず成立させますという推進派の出陣式でありました。時間にして18分。「法案がなくてもできることはする」と馳大臣は息巻いおりましたが、なら超党派なんてぬるいことしてないで、とっとと予算つけてやることをやれよ。多数与党なんだから、なんだってできるはずだろ、って元・体罰教師に言ってやりたい。
↑画面がぐらぐら揺れて見にくいです。すみません。m(_ _)m
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