2008-09

ひきこもり

ひきこもり大恐慌

恐怖とは何か。誰からも必要とされていないという思い込みではないでしょうか。いざという時に誰も助けてくれないということに怯えている。仮に無用の木偶の坊だとして、脱・木偶するにはどうすればいいでしょうか。必要とされる人間になる、信頼の置ける仲間や親友をたくさん作る、というふうにはなるはず…。でも実際はどうでしょう。  誰からも必要とされる「お金」に執着するようになる。そのお金を得るために、就労にしがみつくようになります。価値のない人間が、価値のあるお金を持つことで、困った時に助けてもらおうと考えるのです。だからお金が稼げない状態に恐怖するのです。いかがなものでしょうか。  人生たった80年、長くて...
ひきこもり

ヒキコモリ越後

セルジオ越後がサッカー日本代表の悪口を言うたびに、「ブラジルに帰れ!」とテレビに向かって毒づいております。  ボクは職業訓練という言葉を聞くたびにセルジオ越後を思い出します。セルジオ越後は昔、サッカー普及のため、子供たち相手のサッカー教室を開いていたのですが、サッカー人口は増えず、サッカーの人気は落ちていくばかりです。ところが、ひとたびJリーグ誕生し、プロチームが出来るや否や、あっという間にサッカーは人気スポーツになり、今では野球を脅かすほどです。  Jリーグは、プロチームをどんどん増やしています。これに対しセルジオ越後は「チームを水増ししても、リーグのレベルが下がるだけ」と批判していました。...
ひきこもり

Fonte

たぶん9月15日号Fonte(旧名・不登校新聞)のどこかにボクのインタビューが載っているはずです。雑誌ではなく新聞です、小さいタブロイド紙の大きさで、8ページのもの。原稿は確認しているので、内容は分かっているのですが、実際どんな感じで仕上がっているのか見てみたい。 ネットで検索したところ、横浜の中央図書館においてあることが分かりました。ひきこもりの巡礼地として知る人ぞ知る図書館です。日本一ホームレスの多い図書館ではないでしょうか。本だけでなく、CDやDVDもあり、視聴することができます。自習室もあり、浪人生も多い。平日の昼間は、俺に任せろと言わんばかりの、頼りになる図書館です。不登校記事満載の...
ひきこもり

悪徳ひきこもり支援マニュアル

餓死する、ホームレスになる、大変なことになると、根拠のない恐怖でひきこもりを不安にさせてから、実体のない安心を売る。会社で働いて給料を貰うことでしか、恐怖は取り除けないと嘘をつく。高額な料金を取って、就労支援とは名ばかりの商売をする。恐怖とは自分の中から生まれたものではない。他人の頭の中にある想像上のものを、押しつけられたに過ぎない。  マッチで火をつけて、自分で消す。ひきこもっている本人や家族に、恐怖を押しつける人間を取り締まったほうがいいのではないか。いい学校に行かないと将来貧乏になるという恐怖を押しつける学習塾。死んでお金がないと葬式も出来ない、遺族が餓死すると脅す、保険会社。泥棒があな...
ひきこもり

ひきこもり資産

ひきこもり中年男子のほとんどは、裸一貫でひきこもってきた叩き上げです。良くも悪くも、無一文から今の地位を築いた。資産というと、お金のことばかりに目が行くが、そうではない。ひきこもり場合、資産といえば、「ひきこもり経験」のことです。  ひきこもりから抜け出そう、ひきこもりをやめよう、とか考えているだろう。それはお金持ちが仕事だけの人生をやめて、田舎でゆっくり暮らそうと考えるのと仕組みは一緒。もてもて男子が、もうナンパ遊びは卒業だと言い出すのと同じです。社長にはお金という資産があり、もてもて男子には女という資産がある。ひきこもりには、ひきこもり経験という資産があります。もう飽き飽きだ、満腹だ、違う...
ひきこもり

仕事 そのニ

しめしめ45。地球にも自分にも優しいひきこもりなら、ゴミの分別はきちんとやっているはず。新聞、雑誌、ダンボール、その他の紙を、各品目ごとにまとめ、「ひも」でしばって捨てている。  なぜ、ひきこもりのしばったひもは、だらーんとするのか。そしてひもの隙間からてろーんと新聞紙が出てくるのか。古紙置き場にもって行く途中に、ばらばらになって泣きべそをかくのか。  しめしめ45してないからだ。きりっと締まり、きりっと止まる。しめしめ45の世界に、ゆるむと言葉はない。伸びない、たるまない、てろーんとしない、ばらばらにならないから泣きべそもかかない。得意満面。古紙をひもではしばるのが楽しくなる。  でも欠点も...
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エッセンス・オブ・鳴かず飛ばず働かず

もうエントリーを300くらい書いてきた。同じようなテーマというか、ほとんど同じ内容のものもある。記憶力の低下による、文章の輪廻転生があちらこちら見える。まとめと反省の意味をこめて、ダブりの多い話題の代表的なものを抽出してみました。生放送なのにやってるコントの内容は再放送という、8時だよ全員集合のドリフターズ状態にならぬよう、これからは気をつけます。 ●ひきこもりとは何かずっと、ひきこもっているとどうなるのか?ひきこもりピラミッドひきこもり後編 ●ひきこもりは、どうやって生きていくか半人前理想主義格差社会とひきこもりひきこもり作業所  こんな感じでどうでしょうか。
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丹波ナチュラルスクール

丹波ナチュラルスクール web魚拓というのを取ってみました。西岸寺、焼き討ちでございます。
ひきこもり

みんなの半人前理想主義

半人前、数字に直せば0.5人前です。半人前を目指して日々精進していますが、今は0.2人前くらいです。そのことに気づきました。あと0.3人前分だけの努力をしようと思います。多くても少なくてもいけない。正しい精進が、正しい半人前を作り出します。  半人前こそが、ひきこもりが目指すべき理想の姿です。ひきこもりブッダの境地も、この完全なる半人前にあります。が、半人前を受け入れてくれる会社が見当たりません。会社が採用するのは、数字にすると、1.0人前の立派な人ばかりです。その立派な人は、いつも忙しく、疲れていて、怒ってばかりです。なぜでしょうか。  半人前を正しく受けいれないからです。半人前に0.5人前...
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半人前理想主義者宣言

「6ヵ月以上自宅にひきこもって社会参加していない状態が持続している」というのが、社会的ひきこもりの定義だと聞いております。ただ、ひきこもり後編ともなると、虚ろな社会参加をしてしまいがちです。例えば、ひきこもり作業所に出かけて、畑に大根の種を蒔く。いかがなものでしょうか。こんなサナトリウムのような場所での畑仕事が社会参加なのでしょうか。  半人前理想主義者として定義しておきます。何もかもが、社会参加であると。生涯家事手伝いでいい。生涯ボランティア活動でいい。生涯カルチャースクールで問題はない。一生、通信教育でかまわない。人生80年を資格試験に費やしてよし。パートで合格。アルバイトで成功。フリース...
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若者はなぜ3年も続くのか?

若者はなぜ3年で辞めるのか?そして、ひきこもりはなぜ3日で辞めるのか。例えばコンビニエンスストアで働き始めたとする。  アルバイト1日目、何をしていいか分からず店内にずっと棒立ち。2日目、勇気を出すも、蚊の鳴くような声で「いらっしゃいませ」が精一杯。店内のBGMに負けていると、店長に客の前で叱られる。この時、すでに黒い決心をしている。3日目、お約束の無断欠勤からのフェィドアウトを実行。  全てのひきこもりがこうだと思ってもらいたい。辞める理由よりも、若者はなぜ3年も仕事が続くのかが、知りたいですね。
ひきこもり

働かないと大変なことになる

就労すること、そこから逃避すること。悪いひきこもりは、これらを交互に繰り返す。就労に対する腰の引けた、ハエ一匹殺せないような、ジャブを繰り出す。もしくは、TVゲームに熱中し、頭の中を真っ白にして、無の境地へと逃げ込む。  働かないと大変なことになる。この漠然とした恐怖が人生の全てになっている。働かないと、餓死する、ホームレスになる。でも、なってないでしょ。そもそも、一流の学校や、一流の会社に入れないことが「大変なこと」だったはずです。若かりし日の、優等生だった頃の、まだ可能性があった頃の自分を思い出してみてください。  日々、大変のレベルが下がっていることに、気づいたでしょうか。中年にもなって...