ほろ苦いメモリー3

 小学校5年生くらいの時には、勉強のできるおとなしくて真面目な子どもロボットとして完成していました。それで問題なしと私は思っていましたが、当時担任だったK先生の考えは逆だったようです。勉強だけできておとないしい子どもは実は問題があると考え(見抜いて?)、私はK先生から「勝山君、生きろ!」とよく声をかけられました。

 「生きろ!」とはただ生きるという意味ではなく、生き生きと活力に満ちた、充実感が内面から湧き出る、そんな風に生きろという教えです。私は毎日死んだ魚を目をして勉強ばかりしている要注意の生徒でしたから、強制的に私の席は教室の一番前の真ん中、教壇のすぐ前。授業中でもたえずK先生のチェックをはいり、「生きろ!」の特訓を受けておりました。