ひきこもる子は47歳。このままでは共倒れ

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 ばーん。朝日新聞の1面を見ましたか。どーんと「ひきこもる子は47歳。このままでは共倒れ」とある。こんな陰気な1面の新聞が、勝山ファミリーの家に届いたのです。

 おい、朝日新聞よ、家の中が気まずい雰囲気になっちゃったじゃないか。お正月気分でのほほんとしていたのに、心が冷え冷えとしてきちゃったじゃないか。ひきこもりの記事っていうのはな、真ん中の方にこっそりと載せるのが最低限のマナーだろ。こういう記事を読む立場の人間のことを考えればそれくらい気づくはずだ。

 最近、新聞の読者が減っているそうですが、これでは当然ですな。こんな暗い、未来もない、絶望新聞に誰がお金を払うんだ。こんな紙面づくりはないだろう。

 いつもはテーブルの上に置きっぱなしにしてある新聞が、ダディーによって古紙として早々と捨てられていた。私は紙ゴミ箱から拾い出して読んだのです。もうすぐ正月だぞ、このタイミングで勝山家に揺さぶりをかけるのはやめていただきたい。冬休みで甥っ子だって遊びに来るんだぞ。

 朝日新聞を読んでない人のために、この記事をすこし紹介すると、https://www.asahi.com/articles/DA3S13296226.html 「8050危機」と書いてある。80代の親と、50代のひきこもり息子のコンビで「8050問題と呼ばれる」と書いてあるが、誰もそんなふうに呼んでいない。裁判所でも証言する、誰もそんなふうに呼んでない。ちなみに読み方は、はちまるごーまる問題と読む。この言葉は捏造です。

 さらにこの記事の出てくる親の男性は86歳、息子は47歳。男性の平均寿命が80歳であることを考えれば、この老父は長寿であります。しかもインタビューに「あと3~4年の命でしょうが」とまだまだ元気に生きるぞ発言をしている。となると、長生きの秘訣はひきこもり息子だ、とも言える。ボケずに介護の世話にもならない、8050問題、悪くないじゃないか。

 朝から新聞を見て卒倒、憤慨しつつも、結局全部読んでしまったよ。他にもツッコミどころは多々あるのだけれど、長くなるのでここでやめておく。

 最後に8050問題の解決方法をお教えしましょう。おい、爺さん、もう親やめろ。ピースボートに乗って、世界中を旅してくれい。まず自分が人生を楽しむこと、それでまわりの人が幸せになる。この手の爺さん婆さんたちはずっと同じことを言い続けている。10年前は、7040問題だったのです。20年前は6030問題だったのです。親が死んだらどうするかーーーって、お前がうざいんだよ。この人達は10年後もまったく同じことを言い続け、9060危機だとして、陰気に暮らしているはずです。

コメント

  1. 新聞の1面に、共倒れとは
    悪意を感じますよね。
    購読者からすると、朝日の紙面は
    ネトウヨが批判するような、
    リベラルな紙面じゃないんですよね。

  2. >おい、朝日新聞よ、家の中が気まずい雰囲気になっちゃったじゃないか。(中略)こういう記事を読む立場の人間のことを考えればそれくらい気づくはずだ。
    全くその通りです。アサヒは本当に腐った報道機関ですよ。
    アベを倒閣することにばかり腐心し(これも確かに大事ですが)、困難を抱えた人たちが辛くなるような記事を平気で掲載するとは。
    こういう記事を読んで間違った行動に走る親・親類だっているし、当人が余計に追い詰められて無謀にも家を飛び出してしまうことだって予想できます。
    人の気持ちも汲み取れないブンヤのくせに、『弱者の味方ヅラするんじゃない、似非リベラルが!』と言いたいですね。
    で、中高年引きこもり者の行き着く先はどこかとなったら、あの悪名高い秋田県藤里町や大阪府豊中市の名前が出てくるんですよね。
    このアサヒの記事は奴らの手口そのもので、『親子共々高年齢になり、このままでは共倒れだ!』などと不安を煽り立てて家から引き出させ、時給わずか100円~500円程度、もしくはタダ働きの“ブラック自立訓練”へと導こうとする。
    そしてそのことに何の疑問も抱かずに、まるで素晴らしい取り組みであるかのように報道する。
    ゴミ売・惨傾と同レベルですよ。

  3. ひどい記事ですね。人を傷つけるのが好きな人って「共倒れ」って言葉使うのが好きですよね…。
    本当は共倒れなんて無いと思うんですけどね…。

  4. 歯医者がやっている8020運動の
    パクリだったのですね。気づきませんでした。

  5. 「誰もそんなふうに呼んでない。」にめっちゃ笑いました。
    登録が面倒なので記事全体は読まなかったのですが、「8020運動」(ハチマルニイマルと読みます。80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動)に便乗してますね。
    確かに「86歳の男性はピースボートの説明会で熱心にメモをとっていた。」の方が楽しそうです!

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