教育

不登校

子ども手当2015

ちょっと前まで、年齢制限はあったものの、ベーシックインカムはあった。子ども手当ですよ。民主党政権下の2010年、2011年に、子ども手当として実施。中学卒業まで1万円から1万5千円が支給された。  人間誰でも最初は子供だから、国民全員平等に与えられる。もちろん、この制度が出来た時にすでに大人であれば、もらえない。だからと言って「ずるい」などといっていたら、すべての制度が導入できない。年金だって導入した時点ですでに老人の人がいるわけで、払ってないのに、ずるいといってみたところで仕方がない。自分一人が得することを考えていると、確かに損なのだが、子供でなかった人間が一人もいないのですから、制度として...
ひきこもり

ひきこもり進路相談(3) サイバー学習国

不登校・ひきこもり収容所として頭角をあらわしてきた通信制高校。そのなかで怪しげな光をはなつのが、サイバー学習国です。新聞にも紹介されていたので知っているかたもいるのではないでしょうか。私もひきこもり中卒男子としてさっそく資料を取り寄せました。自分に似ても似つかないアバターで、ネット上でクラスメイトと交流。動画授業で勉強できるというのが、このサイバー学習国の特徴です。  しかし、そんなことはどうでもいいのです、ようは何日学校行けばいいのか? いくら金がかかるのか? この二点です。ずばりサイバー学習国こと、明聖高等学校通信コースはどうでしょうか。  スクーリング(面接授業は)は、年にたった4日間で...
ひきこもり

ひきこもり進路相談(1)

15歳になり、中学卒業後の進路をどうしようか考えている、ひきこもり男子よ。将来に怯え、生まれたての子馬のようにぷるぷると部屋の中で震えている、ひきこもり男子よ。中学までは、学校なんて1日もいかなくなって、進学できるし、卒業もできる。しかし高校となると、入学するにも試験、合格すれば通学して単位を貰わないと進級できないときております。学校はつらい、勉強はつらい、そんなひきこもり男子に、もし俺が今15歳の高校受験をひかえているキッズだったならば、というく空想のもと、出した結論がこれです。  上策 自由人になる。  (40歳くらいまでぶらぶらして、何かを目指す)  中策 通信制単位制高校に入学する。 ...
不登校

「計算が苦手な子ども」は、計算を必要としない職業につく

Fonte(不登校新聞)に石川“スヌーピー”憲彦さんの連載があって、これは講演会で話したことをまとめたものですが、ここに面白いことが書いてあったので、でもおそらくほとんどの人が不登校新聞を購読してないと思うので、ここに引用という形でパクらせていただきます。ありがとう、不登校新聞。  スウェーデンの教育に、1970年代に大反省をもたらした調査報告があります。学習困難児(当時、「ADHD」と「LD(学習障害)」は、多動の有無というちがいはあっても、いずれも学習困難児としてひとくくりにされていました)の長期予後調査で、「計算が苦手な子ども」について次のような結果が得られたというのです。彼らは、大人に...
不登校

五月雨登校

不登校用語に、五月雨登校というのがある。5月の雨のように、降ったりやんだり、行ったり行かなかったりという表現なのですが、実際は違うでしょ。  かつちゃんの豆知識。五月雨(さみだれ)とは梅雨の雨のことなんです。昔の暦、陰暦の五月のことで、今とは2ヶ月くらいずれている。だから五月雨といえば、梅雨のど真ん中に降り続く長雨のことを指します。五月雨登校という言葉の通りに解釈するなら、やまずに降り続ける雨のように、ずっと通い続けるという意味になる。  五月雨をあつれて早し最上川、とは有名な芭蕉の句です。梅雨の大雨で最上川が増水して、すごい勢いで水が流れているぜ、怖いのう、という気持ちを詠ったものなのです。...
不登校

不登校訪問専門員?

んっ、不登校訪問専門員ですと。随分カバーする範囲がせまい専門家ですなあ。不登校児を訪問だけの専門員なんて、おかしいと思って調べてみると、こんなものは正式には存在しない。  全国引きこもりKHJ親の会がかってに作り出した、手作りの資格です。前に、ひきこもり支援相談士という就職になんの効果もない資格を手作りしましたが、今回はレンタルお姉さんの不登校版ともいうべき、カメムシ専門員の資格を作ってしまいました。  DVD見て、レポートを提出すれば合格できるシステム。3万5千円+年会費が毎年5千円かかります。毎年、5千円払わないと、合格してもこの資格は使えなくなります。ひきこもり支援相談士と同じシステム、...
不登校

登校は悲しく、下校はうれしい

暗澹たる気持ちで登校し、晴々と解放の歓喜に包まれて下校する。有名なグリコのマークは、授業が終わって家に帰る中学生をもとにデザインされたものだと聞いております。  下校よりも、登校のほうが楽しいというやつだけ、学校に行けばいい。