勤勉なひきこもり

 ひきこもりはひょっとすると怠けていないんじゃないか。世界の中心でないところで、局地的に勤勉である気がするのです。私自身毎日ではないにしろブログを書き続けています。面倒くさいでしょ、こんなこと。

 甥っ子に頼まれて、ポケモンのゲームを進めてレベルをあげる、気づけば勝山おじさんはゲームをクリアしてしまいました。甥っ子が手にしたのは、ポケモン四天王のいないポケモントレーナーの跡地で、遊ぶ余地がほとんどない状態です。ゲームに対して勤勉すぎたのです。子どもには難しい謎解きだけをちょっとやってあげればよかったのに、最強の敵を根こそぎ倒してクリアしてしまったのです。

 ブックオフで靴が擦り減るほど、店内を歩き回り、掘り出し物の本を探すのもひきこもりならではの勤勉さだと思います。怠け者なのか勤勉なのか。ある条件を満たすと、人並み以上に勤勉になる。インターネットの掲示板や動画サイトなどは、ひきこもりの勤勉さで成り立っているコミュニティも多々あるでしょう。いかがなものでしょう。

 気まぐれで怠けたり、勤勉になっているのではありません、必ず法則がある。ひきこもりの考え方や生き方、ひきこもりの信念に反するものに対しては徹底的に怠けているのです。時間の切り売りに対し徹底的に怠け、それ以外の部分には張り切り、過労状態なっている。ひきこもりは働いている、ただし世界の中心ではない、どこか遠くのところで。

※2020/04/15 修正

 


この記事へのコメント

  1. 社会復帰もどきを経て、また戻ってまいりました。前回、勝山さんに「ブラック企業に就労するのが本当の苦労だ」とか書いた記憶がありましたが、大間違いでした。
    本当の苦労や苦痛といったものは、われわれの身の回りにあるものですね。大半の苦痛は、日常生活にあるという大前提をひっくり返しての冒険でしたが、失敗でした。

  2. やらきゃいけないことが、いいスパイスとなって
    してもしなくていいことを、御馳走にするのです。
    なぜあんなにも勉強に対して
    忠実になってしまうのかが、ひきこもりの謎ですね。

  3. 毎日便秘になりながら朝から晩まで勉強してた中学生時代がなつかしいです。
    勉強や趣味を勤勉にやったとしても、いつも人間関係で全部ちゃらになってしまいます。切ないです。
    ネットやブログはありがたい。
    一人で黙々とやって、はいアップロード、で終わりですから。
    どう転んでもちゃらになりやせん。

  4. してもしなくてもいいことは不思議なくらいサクサクできちゃいますね。
    肝心なことができないもやもやを埋め合わせるかのように一日中碁を打ったり目的もなく散歩をしたり。
    だけどじゃあそれを頑張ろうと思った瞬間、それができなくなる。
    ひきこもリ心理学ですね。

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